そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ネタニアフの政治的延命のためのヒズボラへの非人道的攻撃は許されるものではない

2024-09-25 | 中東

レバノン保健省によると、レバノン全土にのスラエルの激しい爆撃が1500カ所も行われ、少なくとも569人が死亡し、そのうち50人が子供と94人の女性が死亡したと発表した。何万人もの人々が南レバノンから逃げ出しているという。
エジプト、イラク、ヨルダンの外務大臣は、イスラエルのレバノンに対する「侵略」を強く非難し、「地域を全面戦争に向かわせている」と警告した。
イスラエル軍は、イスラエルと北に国境を接するレバノンで進行中の紛争に言及して、「北部戦線での作戦活動のために多数の予備旅団を召集している」という声明を発表した。地上戦までやる気かも知れない。ネタニアフは狂っているといえる。軍事的威圧で彼らを制圧したところで、レバノンがイスラエルに服従すると信じているのだろうか。
むしろ、ヒズボラにはイスラエルに対する戦闘の理由、反撃への大きな理由を残すことになる。戦闘の拡大理由を、イスラエルはレバノンやイラクやヨルダン与えることになる。
イスラエルによる用意周到に準備されていた、携帯電話(ポケベル)の無差別非人道的攻撃に続く、ネタニアフの暴挙といえる。
ネタニアフがガザでの戦闘成果がこれ以上得られなくなったというのがヒズボラ攻撃であるなら、ネタニアフ政権延命の政治的理由であるなら、イスラエルは政治的な自浄作用すら失ったといえる。
イスラエルはヒズボラ兵士を殺害すればレバノンは服従すると思っているのかも知れないが、新たな憎しみを産むだけである。


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