安倍晋三はプーチンとの首脳会談を27回を重ねて、何も日本は得るものもなく一方的な譲歩を重ねている。2年前の山口の会談では、マスコミを煽って今にでも北方領土が帰ってくるような大騒ぎであった。会談にプーチンは遅れてくるし安倍晋三が用意した風呂にも入らない。クリミヤ侵攻決断の時であったからであったことなど安倍は知る由もない。
今回プーチンは二国間で領土問題は語れないといいって来た。日本はアメリカのミサイル基地化すると、ミサイル迎撃基地イージスショア設置を念頭に発言した。
安倍晋三は、「あれは北朝鮮用で・・・」と言い出した。兵器にそんな区別などあるはずもない。馬鹿げた回答であるが、プーチンが領土問題に触れようとしない理由は十分である。しかも同じ日にプーチンは、歯舞島での新たな水産加工場の解説を祝う式典に、ライブでテレビ出演している。8月にはメドベージェフ首相が択捉の基地を訪問し、ロシア領土を強調している。
安倍はバカの一つ覚えのように、官僚作成のペパーを読み上げし、「平和条約の締結を我々でしましょう」というばかりである。ロシア側にとって、領土問題は解決済みになった。今更平和条約締結などどうでもいいことである。
日本からは3000万円もの援助を頂いている。プーチンが公衆の面前で唐突に安倍にカマかけた、「無条件で平和条約結ぼう」と言った言葉に、安倍は捕らわれたままである。
その一方で日本の主張する領土では、着々と実績を積み重ねていて、政権もこれを支持している。支持率が凋落傾向にあるプーチンが、対外的に弱腰し姿勢を見せるわけなどない。プーチンは安倍に付き合っているだけである。もっと援助の金を安倍が持ってくる可能性が残っている限り、プーチンは付き合うであろう。
どこからどう見ても、北方領土問題はすでに終決している。安倍晋三が放棄したのである。