安倍晋三が直接関与した疑いが濃厚になっている、今治市の加計学園の獣医学部新設問題を追及してきた市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表が、衆院選で安倍晋三の選挙区山口4区から無所属で出馬すると昨日(6日)発表した。
黒川氏は、「森友・加計問題は、税金を使って一部の人だけが恩恵を受けているアベノミクスを象徴しています。私は、もっと庶民が恩恵を受けるような税金の取り方と使い方をして、大企業だけではなく、中小企業の活動や庶民の消費を活性化させたい」と述べている。選挙では、森友・加計問題だけではなく、アベノミクスの対抗策として「消費税ゼロ」も訴える。出馬の準備は1カ月ほど前から進めていたが、民進党の解党問題で森友・加計問題の追及が消えてしまったことで、選挙の争点にするべく出馬を決意したという。
ここ山口4区は安倍晋三が圧勝を続ける“無風区”で、2014年の衆院選では民主党は候補者を立てることもできなかった。今回は、希望の党の藤田時雄氏や共産の西岡広伸氏らも出馬する予定である。選挙戦に限るとかなり無謀な立候補である。安倍が圧勝が予測される中、野党がぞろぞろ立っている。
しかし黒川氏は「勝てない戦いだとは思っていない」と述べている。「これまで山口4区ではリベラル陣営が声をあげづらい状況にあり、潜在的なニーズはあると思う。なので、森友・加計学園問題を追及するほかに、消費税ゼロに向けての具体的な方法を前向きなビジョンとして示すことで、市民の力を結集していきたい。」と述べている。
今回の総選挙は明かに、安倍晋三が自身のスキャンダル隠蔽に打って出た、冒頭解散という禁じ手に打って出たものである。民進党が党首選挙をやったばかりでもたついた状態で、大勝して国政に標準を合わせた小池百合子は準備不足であることぉ見込んだ解散である。
ところが小池は浸透を立ち上げ、民進党がこれに乗ったのである。更には小池の踏み絵の醜さと露わになった右翼についてこなかった民進党員が、立憲民主党を立ち上げた。さすがに誰も予想だにしなかった展開である。それでも安倍が最も恐れた、野党共闘は潰せたことにはなる。
しかし、森友・加計学園問題はすでに疑獄の感すらある。ひと昔前なら、安倍晋三も安倍昭恵も司直の手が入っていた問題である。安倍一強と内閣人事局の支配が、権力者の不正を隠蔽する制度になっている。
解散の原点が、ドタバタ劇の中で消えそうにある。その中で、特に加計問題を忘れるなと立ち上がった、黒川敦彦氏に敬意を表したい。野党は候補を下げるべきである。
阪大出身だそうですね、阪大で大阪の彩都計画にも関わったとか。彩都は平易に見てコケたと思われます(武田製薬に振られたのも大きかったのか?)が、あの、加計学園のワーキンググループ委員は、八田さんはじめ、彩都に関わった人が複数いたのではないか?と疑っています。みんな畑違いなのに、妙に製薬会社にこだわっていたり。武田製薬に振られた失恋のキズを、加計にぶつけたのではないかしらん?
彩都のカタキを加計で討つ、みたいな。
若い学生だった黒川さんは、失敗から学んで、今治市では繰り返さない、となったのに対し、
年配の先生方は、どこかに彩都のリベンジ、の意識が、なかったか・・?と思っています。もしそういう私怨?の要素があれば、今治市にとって迷惑ですよね。
安倍サンのお膝元で立候補、というのも、考えたことでしょうね、少なくとも選挙期間中、黒川さんが得た事実を、公に発表できますね。
何としてでも彼らを止めねばならぬ。が、何を言おうとも、同じことが続くだけかもしれない。何しろ、かつて原爆を2発も落とされ数十万人が虫けら如く虐殺され、さらに、原発がメルトダウンして故郷山河を崩壊させられたのに、それでもなお、正当な怒りも論理も誇りも持たず、真っ当に抵抗しようとしないニホン人が多くいる国ニホンなのだから。