そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

新体制の立憲民主党は厳しい局面に立たされる

2022-01-09 | 立憲民主党

連合は通称であって、正式名称は「日本労働組合総連合会」 で、総評と同盟が1989年に合流してできた、日本国内最大の労働者組織である。あるいは労働組合組織である。結成時に共産党系の全労連を排除した経緯をいまだに引きずっている。共産党とは遺恨関係にあるといって良い。芳野友子新会長は大人の対応ができず、遺恨を掘り起こした。
近親憎悪を絵にかいたような昨年後半からの、連合芳野友子会長の言動は、少なくとも全国の労働者をまとめる立場にあるとは言えないものがある。
最も強い関係にあるべき立憲民主党に対して、共産党と共闘を強い言葉で否定したかと思うと、経済界三団体の新年交礼会に出席している。
連合の新年交歓会には、岸田自民党総裁を招いて挨拶させている。立憲と国民民主党にはいい面汚しだが黙したままである。
立憲の泉健太代表も連合の芳野友子会長も、昨年末に就任したばかりである。芳野会長は明らかに共産党を嫌うあまりか、与党に与する姿勢すら見せている。これに比べて、泉代表はいまだ模索の状態ながら共産党とは距離をとり、芳野にひかれ右傾化しているかに見える。このままであれば、立憲民主党は再び分裂が予測されようというものである。
泉健太代表は執行部発足後初めて3日に、最大の支援組織の連合芳野会長と会談し、夏の参院選で「共に戦っていきたい」と連携を呼び掛けた。芳野会長は「頑張ってください」とそっけない言葉を返した。
泉代表は、立民と国民民主党との関係について「やりとりをしていきたい」として意思疎通を図る意向を示した。立民と国民との合流を促す連合側は「連合の地方組織からはいろいろな声が出ている」と伝えたが、共産党との関係について議論はなかったと報道されている。
泉代表は右傾化を画策しているかに見え、党内事情で留まっているに過ぎないかに見える。
野党は共闘しなければ政権は暴走する。野党は批判ばかりと、与党論理を報道から突き付けられ、振り回されるようでは立憲民主党も心もとない。立憲民主党は新体制になって極めて厳しい局面に立たされている。

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