何とも優柔不断で党員すら守る決断ができない泉健太が、今度はすんなりと連合の芳野友子の軍門に下った。芳野友子は筋金入りの勝共連合軍団、統一教会の支持のもとにある民社党直系である。西尾末広や春日一幸などの言動は、社会体制や政策など度外視して、反共を掲げてきた。
芳野友子は今年のメーデー中央集会で、泉も玉木も壇上にも上げてもらわなかったが、岸田文雄はちゃんと壇上で挨拶させている。芳野はロードー組合である連合を、懸命に自民党に摺り寄せている人物である。
芳野友子が教育された、富士政治大学校は60年代の東西冷戦下の構造をいまだに堅持したままの、反共政治大学校である。彼らが統一教会とともに攻撃した、共産国家は既に存在しないし、日本でも大転換した共産党しか存在しない。彼らは国際協調とは無縁の、崩壊した国家に未だに脅威を幻想する、対立構図を掲げた世界観しかない。
そんな芳野友子に懐柔されたか、優柔不断の泉健太は、日本共産党との選挙協力の放棄を条件に支持団体となった。今回山口県補選で公認候補が世襲地盤を脅かし健闘したのは、共産党の選挙協力のたまものである。芳野はそれを放棄させようというのである。
泉健太は、高市早苗から捏造発言を引き出すなど手柄の小西洋之を全く擁護することなく、維新などの言いなりに憲法検討委員を辞めさすなど、筋が通ったことができない。乃木希典に手を合わせるなど、反戦思想にも欠如する。
かつて枝野が立党したころには、支持率が26%あったが、その財産を泉は食い潰して、今や自民党の補完勢力にし堕した。
次回総選挙で150議席を下回れば辞任すると言ったが、それは不可能な数字であり、今すぐ辞任する方が賢明である。結局数字ではなく意気込みであって、辞任する気がないと言い変えている。芳野に指摘されてのことで、優柔不断そのものである。
芳野友子の反共思想で連をの支持をもらっても、政治信条すら放棄した軽佻浮薄な政党に存続意義があるとは思えない。
泉健太は野党第一党の立憲民主党代表に相応しくない。