安倍坊ちゃまが、小泉前首相から「鈍感力」を伝授されてから、次第に、そして確実に本 領を発揮しつつある。閣僚の不祥事にもたもたしていた時期に比べると、すっかり居直ってやりたい放題である。
教育基本法の改悪、教育関連3法案の提出、国民投票法案の衆院可決、イラク派兵の延長、集団的自衛権の検討、見直しなどなどです。
これらどの一つも、現在日本国民が直面している、格差問題や年金の問題それに地方が抱える高負担や高齢化の問題や環境問題とは全く無縁ものばかりです。彼には、現実に国民が悩んでいることは見えてはいない。裕福な家計に支えられ育ってきた環境からは、一般国民の苦悩などとは彼は無縁なのである。
彼の主張には、一定の道筋がある。先代と先々代がなしえなかった思いである。彼はそれを両肩に背負って彼なりにその使命を果たそうとしているのである。
金正日の先軍体制は、復古的国粋主義思想の安倍ボンにとっては格好の追い風になっている。この国が危険だから、防衛しなければならない、北朝鮮がミサイルを発射したら 困るから、憲法を変えなければならないと、金正日体制は好都合な存在である。
世界の最貧国が、一発や二発発射することがあっても、この国には戦争などする技術力も経済力もない。彼らの、先軍政治は国内団結に向けた体制維持ものであり、対外的には対外交渉に利用する道具なのである。
野党のだらしなさ、緊張感がピントはずれです。
憲法判断をしない裁判官たち、黒を白といいたて、居直る政治屋たち、それらをしっかりと見ていない日本の大人たち
落ちる所まで落ち、再度痛い思いをしないとならないのでしょう。