国会が始まって、時たま横目でみるテレビ中継も、なんか興が失せて聞く気にもなれない。
解散総選挙を見込んで、少しでも高得票を得ようと、人気の麻生氏をトップにした自民党。で、世論調査をするたびに評価が下がるので、解散が次第に遠のき、最初の思惑どおりというわけには行かなくなった。
麻生氏そのものは、「総理大臣」になりたかったわけだから、なってしまったら、解散権は自分にある。だったら、周りからとやかく言われる必要はない。やりたいと思う自分が、一生懸命にやろうとしていることに、水を差される必要はない。だから、解散という言葉を自分からは口にしないし、解散する必要も感じない。
だって、一生懸命やっているのだから、これ以上はできないし、責められる必要もない。
麻生氏が「高額所得者は、給付金を辞退したほうがいい、そうすべきだ。それは矜持の問題だ」と発言し、自分は受取らない、そう考えられたのだと思う。
その自分の善意を同様の高所得者に共感してもらいたくて、「もらうことは、さもしい」「もらわないのが矜持」という、駄目押しのフレーズで説得なさろうとしたのでしょう。
一国の総理大臣の言葉は「綸言汗の如し」。
そのフレーズが新聞やテレビ画面を通して市中に出回ったから、叶わない。
ところが、今の麻生氏は「みなさんもらって、大いに使ってもらいたい。自分がもらうかどうか、そのときになって決める」との論調。
マスコミはそれは矛盾しているのではないかと詰め寄る。
そして、自分の考えは初めから変わっていない、とのいい振り。
どう考えても、不自然です。
おこがましいことかもしれないけれど、「当初、早急に本当に困った人に給付したい」という気持ちが強かったことから、「咄嗟に出た言葉だった」と訂正もなさってもいいのではないかと、考える。
麻生氏としては、まったくの善意で発したつもりの言葉が、論理矛盾ばかり突かれる、良かれと思った政策にケチが付いてしまっている。
一般的に見て、
間違ったことを、間違ったと認められることも、その人の力量だと思うのだけれど、間違ったことを指摘されることを、一番嫌がるのは、○○不足の人ではないだろうか。自分の場合に当てはめてみても。
それでも解散しないで、現政権を維持し続ける政党、そちらのほうが「さもしい」のではないだろうか。
私は、あのとき初めて、郵政民営化、行政改革推進を訴えた自民党に一票を入れたひとりだけれど、それがこんな結果になったと、つくづく学習させてもらっています。
あの時郵政民営化に反対して、自民党を去った議員も、数欲しさに、今はしっかり復活して、大臣にも任命されています。
なーんだろ。
やっぱり、民意を問うべきだと思います。
解散総選挙を見込んで、少しでも高得票を得ようと、人気の麻生氏をトップにした自民党。で、世論調査をするたびに評価が下がるので、解散が次第に遠のき、最初の思惑どおりというわけには行かなくなった。
麻生氏そのものは、「総理大臣」になりたかったわけだから、なってしまったら、解散権は自分にある。だったら、周りからとやかく言われる必要はない。やりたいと思う自分が、一生懸命にやろうとしていることに、水を差される必要はない。だから、解散という言葉を自分からは口にしないし、解散する必要も感じない。
だって、一生懸命やっているのだから、これ以上はできないし、責められる必要もない。
麻生氏が「高額所得者は、給付金を辞退したほうがいい、そうすべきだ。それは矜持の問題だ」と発言し、自分は受取らない、そう考えられたのだと思う。
その自分の善意を同様の高所得者に共感してもらいたくて、「もらうことは、さもしい」「もらわないのが矜持」という、駄目押しのフレーズで説得なさろうとしたのでしょう。
一国の総理大臣の言葉は「綸言汗の如し」。
そのフレーズが新聞やテレビ画面を通して市中に出回ったから、叶わない。
ところが、今の麻生氏は「みなさんもらって、大いに使ってもらいたい。自分がもらうかどうか、そのときになって決める」との論調。
マスコミはそれは矛盾しているのではないかと詰め寄る。
そして、自分の考えは初めから変わっていない、とのいい振り。
どう考えても、不自然です。
おこがましいことかもしれないけれど、「当初、早急に本当に困った人に給付したい」という気持ちが強かったことから、「咄嗟に出た言葉だった」と訂正もなさってもいいのではないかと、考える。
麻生氏としては、まったくの善意で発したつもりの言葉が、論理矛盾ばかり突かれる、良かれと思った政策にケチが付いてしまっている。
一般的に見て、
間違ったことを、間違ったと認められることも、その人の力量だと思うのだけれど、間違ったことを指摘されることを、一番嫌がるのは、○○不足の人ではないだろうか。自分の場合に当てはめてみても。
それでも解散しないで、現政権を維持し続ける政党、そちらのほうが「さもしい」のではないだろうか。
私は、あのとき初めて、郵政民営化、行政改革推進を訴えた自民党に一票を入れたひとりだけれど、それがこんな結果になったと、つくづく学習させてもらっています。
あの時郵政民営化に反対して、自民党を去った議員も、数欲しさに、今はしっかり復活して、大臣にも任命されています。
なーんだろ。
やっぱり、民意を問うべきだと思います。