日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

北海道、登別温泉、支笏湖の旅

2011-08-23 06:54:59 | 旅行・休養
息子からのプレゼントで2泊3日の旅行でした。
7月に急に決めたスケジュールで、飛行機の予約もホテルもすべてお任せでした。
飛行機の確認番号をメールで連絡した来た紙片を手に、空港に着き、機械で操作するとチケットが出てくる…、初体験でした。
便利なものです…ちゃんと代金は息子のカードから引き落としになっているのでしょうけどね。
登別では、川を温泉が流れていて、そこで足湯!川底の石が海辺の石とは違ってとがっているので、痛いのですが、ワイルドでした。登別って、アイヌ語から来ているのですが、ベツは川の意味で、ノボリは濁った、の意味だとか。濁った温泉が流れる川の地名そのものを体験しました。
温泉の王様のような、沢山の湯船があるところを経験し、昔風のホテルに息子夫婦と一緒に一泊。久しぶりに寛いでおしゃべり。
翌朝は熊牧場。
コレも良かった。
北海道だから、ヒグマです。
実は、かつてこちらの大学に入学して早々に、札幌を訪ねました。
その時にも、クマ牧場まで行ったのですが、一人2,500円×2をケチって入場しなかった経緯ありの場所でした。

クマだけの動物園でしょ、というたかをくくった気持はありました。
10分ほどゴンドラに乗って、いざクマ牧場へ。
メインでしょうか、10匹ほどのヒグマの檻に人だかりが…。
大きな図体のヒグマが、寝そべって、中にはこちらに手をあげたりしながら、ほぼ全員が、こちら側を見ているではありませんか。
オッサンたちが、なにかを観戦している図、に見えるのです。
その原因は、すぐに判りました。
こちら側(ヒト側)が、クマ用の餌を投げるので、それをキャッチしようと、それで一斉に同じ方面を見ているのです。何百キロもあるとてつもない毛皮のオッサンが。
手のひら、足の裏があり、立って両目でこちらを見つめると、意思が通じそう…、イヤイヤ錯覚です。
資料館には、歴代のボスの人柄(クマ柄?)の紹介があったりして、人格者のボスは長期政権を維持したとか、結構納得させられる説明でした。
登別のクマだけの動物園ではありましたが、迫力があって楽しめました。
そして、それなりの人出があったので、よかったな、とも。だって、昨今閑古鳥が鳴いている観光地ってよくありますから。

海鮮たっぷりの昼食をお腹につめて、

次は、アイヌの資料館「ポロトコタン」を案内してくれました。
ウチの親は、こんなのに興味があるでしょ、と息子。
「ハイ、そうです」(だから、実は、あなたが在学中に北海道を尋ねたときに、一人で、この白老のアイヌ資料館を尋ねているのです。こんな遠くまで乗り継いで着ていたのかと、驚いていました)
夫が「ボクは見ていないから」とスケジュールどおり進めて、私は再訪です。
前回は韓国からの団体客もいて賑やかでしたが、今回は三々五々。
シャケの皮を剥いで、ベスト様の衣類にしたものがあって、さすが寒冷地の知恵、と感心した記憶があったのですが、今回は見られませんでした。どの建物にも同じ方向に窓があって、神が入ってくる窓、と説明を受けたのですが、そんな説明もなく、アルミサッシのガラス窓になっていました。神様も入ろうとしたら、透き通った硬いものにぶつかって驚かれるでしょうねー(笑)。
世代が変わって、神様よりも防寒優先なのでしょう。

その後、
2泊目の支笏湖畔のホテルに到着。
3階建てのシックモダンのホテルでした。
ちょっと張り込んだ、と聞いていたのですが、室内に案内されてビックリ!
眺望が2面、ほぼ全面ガラス張り。広いベランダ風スペースに、ジャグジー風呂としゃれたデッキチェア。
コレは、ちょっと張り込みすぎでは!と親心。
夕食にも期待して、と息子は帰宅して言ったけれど、
案の定、和食モダンのコース料理で、食事時間は2時間だったと、後で夫が。
途中お絞りの交換が何度もあって、ひとり4枚のお絞りを使ったのだから!
私が中座しているときに、料理長のサービスの1品はいかが、と提案があったけれど,
お昼の海鮮で満腹だったこともあり、食べられるどころではなく、断ったとか。
このタイプのホテル宿泊は、私たち夫婦の体験の1ページに加わりました。

前面ガラス構造の室内は、芝生の緑と樹木を見渡せて、贅沢三昧。樹木の梢の先に支笏湖というロケーションなのです。
夫は、わが家の二階もこんな風に開放的にリフォームが出来ないだろうか、なんて考え出す始末。…部屋を改造してもロケーションが違いますから、眺望はムリです。

至れり尽くせり、でした。きっとコレがロイヤルスイートってものなのかも知れません。

帰途に着くため空港に着いたら、携帯にメールが来ていました。
ちょっと遅れたけれど、還暦祝い楽しめましたか、と。
大学を卒業して、その地を職場にしたものだから、なかなか機会をもてませんでした。
充分思い出に残る還暦招待旅行でした。




コメント (4)
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