娘から「100日のお食い初め用に、尾頭付きの鯛を注文した」とメールが来た。
よかった~、です。
すっかり春になった日差しの日、展望のよいレストランで娘と昼食をとっていました。
そのレストランは初めて。
そこは、こども対象の国立の専門病院ですから、当然赤ちゃん連れも多いのです。
「あの赤ちゃん、何ヶ月ぐらいだろうかね~」と会話しながら、「抱っこした赤ちゃんを連れてレストランに行ける」とことが「あこがれ」ですらありました。頭に2箇所の手術した翌々日の昼下がりでした。
手術当日、当然人工呼吸器を付けて手術室からNICUに戻ってくるものと思っていたのに、何本かの管はついているものの、呼吸器を付けていませんでした。
もう自発呼吸で大丈夫なんだ。ほっ。そんなことがガッツポーズをしたくなるほどうれしかったのです。
頭蓋内出血はできる限り洗浄したし、手術内容は予定通り済みました。今後の回復状態はなんともいえません。と主治医の説明を聞いて帰る。
患者側としては、後遺症は問題ないですよ、といって貰うことを切に切に願っているのだけれど、それは無理。現実はそんなものです。
翌朝、「今日は私も疲れたし(赤ちゃんはいないけれど、3時間おきに搾乳してた)、見舞いに行かない」と娘。
それじゃー私が栄養満点のご飯作ろうね、と、ママのダラダラの日を過ごしていると。
娘の携帯に電話。
病院からだ、と娘携帯をとる。
この一瞬がヒヤヒヤ胆の冷える思いをしたと思う。
○ちゃんが母乳をグングン飲んでいるので(搾乳後、冷凍して預けていた)、足りなくなるので持ってきてください、との話らしい。
「ハイ、明日は必ずもって行きます」と返事と共に、娘の表情の明るくなったこと!
3時間ごと、夜中も搾乳をしてがんばっていたので、自宅にドンドン貯まっていたのです。
「患者の側としては、心配で、お医者さんに聞きたいことがいっぱいあるのだけれど、でも、聞きたいのは『よい話』であって、『よくない話はイヤだ、できたら聞きたくない』ってところがあるんだよね~。だから、手術翌日は止めておきたい、そんな気持ちだった」というようなことをボソッと口にしたことがある。
「1分たりとも、○のことを考えないことはないんだよ」とも。
親になったんだね~。
次の日、重たく感じるほどの冷凍母乳を持って訪れたNICU。
主人公はぐっすり眠っていました。
手術跡を保護するためのキャップを被って。
キャップには看護婦さん手書きのムーミンのイラストが書かれていました。
そんな寝顔を眺めた後の、文頭の病院レストランだったのです。
抱っこしているママさんの姿が娘には輝いて見えたことでしょう。
それが、「100日祝いのお食い初め」を迎えているという。
よかったね~。
「今後何が起こるか判らない。でもそれは、今健康だと思っている人にも、何があるかわからないのと同じ、そう思っています」と新米パパ、ママ。
そんな状況までこぎつけました。
本人、なーんにも理解してない(笑)。
よかった~、です。
すっかり春になった日差しの日、展望のよいレストランで娘と昼食をとっていました。
そのレストランは初めて。
そこは、こども対象の国立の専門病院ですから、当然赤ちゃん連れも多いのです。
「あの赤ちゃん、何ヶ月ぐらいだろうかね~」と会話しながら、「抱っこした赤ちゃんを連れてレストランに行ける」とことが「あこがれ」ですらありました。頭に2箇所の手術した翌々日の昼下がりでした。
手術当日、当然人工呼吸器を付けて手術室からNICUに戻ってくるものと思っていたのに、何本かの管はついているものの、呼吸器を付けていませんでした。
もう自発呼吸で大丈夫なんだ。ほっ。そんなことがガッツポーズをしたくなるほどうれしかったのです。
頭蓋内出血はできる限り洗浄したし、手術内容は予定通り済みました。今後の回復状態はなんともいえません。と主治医の説明を聞いて帰る。
患者側としては、後遺症は問題ないですよ、といって貰うことを切に切に願っているのだけれど、それは無理。現実はそんなものです。
翌朝、「今日は私も疲れたし(赤ちゃんはいないけれど、3時間おきに搾乳してた)、見舞いに行かない」と娘。
それじゃー私が栄養満点のご飯作ろうね、と、ママのダラダラの日を過ごしていると。
娘の携帯に電話。
病院からだ、と娘携帯をとる。
この一瞬がヒヤヒヤ胆の冷える思いをしたと思う。
○ちゃんが母乳をグングン飲んでいるので(搾乳後、冷凍して預けていた)、足りなくなるので持ってきてください、との話らしい。
「ハイ、明日は必ずもって行きます」と返事と共に、娘の表情の明るくなったこと!
3時間ごと、夜中も搾乳をしてがんばっていたので、自宅にドンドン貯まっていたのです。
「患者の側としては、心配で、お医者さんに聞きたいことがいっぱいあるのだけれど、でも、聞きたいのは『よい話』であって、『よくない話はイヤだ、できたら聞きたくない』ってところがあるんだよね~。だから、手術翌日は止めておきたい、そんな気持ちだった」というようなことをボソッと口にしたことがある。
「1分たりとも、○のことを考えないことはないんだよ」とも。
親になったんだね~。
次の日、重たく感じるほどの冷凍母乳を持って訪れたNICU。
主人公はぐっすり眠っていました。
手術跡を保護するためのキャップを被って。
キャップには看護婦さん手書きのムーミンのイラストが書かれていました。
そんな寝顔を眺めた後の、文頭の病院レストランだったのです。
抱っこしているママさんの姿が娘には輝いて見えたことでしょう。
それが、「100日祝いのお食い初め」を迎えているという。
よかったね~。
「今後何が起こるか判らない。でもそれは、今健康だと思っている人にも、何があるかわからないのと同じ、そう思っています」と新米パパ、ママ。
そんな状況までこぎつけました。
本人、なーんにも理解してない(笑)。