日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

歳月。

2015-02-03 07:29:31 | 私の雑感あれこれ
昨日、
帰りの地下鉄プラットホーム
少し離れたところを、久しぶりの顔に気づいた。
あっ、彼女。
連れと一緒だったから、私は声もかけずに、彼女は気づかずに、すれ違った。

彼女とすれ違う機会は20年以上前から。
ただし、数年に一度。
10回にも満たず、お茶をしたのは一度だけ。

知り合ったのは、30年も前の以前の住居暮らしの時。
彼女は「学研のおばさん」をやっていて、ふたりの幼児を連れながら、我が家に雑誌を届けてくれた人。
お互い30代。
末っ子は公園で一緒に遊んだりもしました。

あとから聞けば、その後ウチの末っ子と同じ幼稚園だったとか。
その幼稚園は、私立大学系列で、ナイスな教育方針なのですが、その時の我が家には高費用が負担で、残り2年は公立に転園させました。
彼女のご主人の勤務先がその大学、大学の先生宅だったのです。

そんな浅~い知り合いです。

その後、夫が独立して私も事務所通いを始めて数年あとでしょうか。
事務所の界隈で彼女とばったり。

彼女の夫も大学を辞めて起業したとのこと。
ばったり会ったのは、その事務所の前でした。
理系の大学の先生でしたから、お得意のIT関連の仕事だそうです。会社の手伝いにでている、とのことでした。
20年以上も前のことです。

それから、上述したように、数年に一度、顔を合わせることがある人なのです。
あるとき立ち話をしていたら、お互いの末っ子どうしが遠方の同じ大学に籍を置いているってことがわかって、奇遇を感じました。
途上国の僻地へドンドン行ってしまう末っ子に母としては不安であったワタシと、これからアジアの某国に留学するという娘を心配する母というところに、幾分のシンパシーもあったりして、このときに一度だけ、喫茶店でお茶、語り合いました。苦笑

それからもう、5年以上、いや10年近く過ぎています。
子供たちは、すっかり巣立っていきました。
きっと、彼女宅も同様でしょう。

事務所(会社)のある場所の最寄駅で顔を見かけた、ということは、彼女も尽力しているのだな、と思いました。

生涯おデブの心配をしたことがない、スレンダーなのっぽさん。
転勤族経験者で地元言葉とは縁のないワタシと違って、100%地元言葉のアクセントの彼女。
給料を運んできてくれる人の奥さんじゃない者どおし、という意味で、がーんばれ!がんばろう!という思いがあります。

昨日の彼女、知らない人がみるとすっかり高齢者。
ちっとも飾らない人だから。
ワタシもはたから見ると同類かしら?苦笑
ワタシは幼児を連れていたころの彼女の若さをしっかり覚えている。
がんばろうよ、お互いに。
また、いつか、時間があるときに、語る機会があれば、彼女の地元密着型の生き方、世界に羽ばたこうとする子供を思いやる母心を聞かせてもらえるでしょう。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする