日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

2000万円の準備?

2019-06-15 08:29:28 | 社会問題
しっかりと情報収集しているわけではないけれど、国会中継やニュースで、65歳から年金生活に入るとしたら、老後資金として年金だけでは2000万円の不足と政府系列のどこかが発表したらしい。

統計の数字って、あんまりあてにしていない。
子どもが小学生になるとき、○万円必要。結婚式には○万円かかる。なんて、民間情報かもしれないけれど、いつも小耳に入れておく程度で、マイペースでやってきた。

政府は100年安心、とか言ったとか、言わないとか。

事実だとすると、なんてペテンっぽい、と思ってしまう。

年金加入者を増やそう、国民年金未納者を無くしたい、そんな思いからだったかもしれないけれど、発言の責任者は?
選挙がらみのキャッチフレーズだったのかしら。

無精して調べていないから、知らないだけかもしれないけれど、
その2000万円不足と言われている基準の65歳前後の夫婦で、月額23万円の年金受給者って、どれくらいの割合なのかしら。
どんな偏差値曲線になるのだろう。
当然、その曲線の大きな塊になっている層(多分)と、右側に伸びている層、左側に尾を伸ばしている層がある。
国民年金の人は40年かけつづけても、6万余りだから、夫婦で12、3万円にし必ず、左側。
左側も、その先っぽになってしまった場合でかつ貯えがない場合、政府は生活保護でフォローします(やがてはベーシックインカムで支える、というシステムもアリかもしれない)。
右側で、余力がある人は消費のけん引役になってください。
そういうことになるのだろうか。

研究チームはどれほどのデータを把握して、このような発表に至ったのかはわからないけれど、コンピューターに入力されている公的年金の数字の把握は容易なハズ。

月額23万円の年金で5.5万円不足します、なんて画一的数字はどこから出るのかしら。
住居費の多寡も大いに違うだろうし、不足しそうなら節約して暮らして、不足しない生活も工夫できるだろうし。

担当者は公務員で盤石の年金受給者であり、財務省のトップである麻生大臣も自分の年金のことは関知していない、とのこと。
多分仕組みもご存じないのでしょう。うっふふ
いつの世も、大きい組織はこんなものなんですね。

年金額が話題になるとき、私が確かめたいなと思っているのは、額面であり、手取り額ではないのですね。
所得税や住民税、介護保険料などが控除されているので、実際はググッと少ないのが実情。
介護保険料って、しっかりとそれなりの金額です。
きっと、これらについても、担当大臣はご存じないのでしょうね。

そういえば「西部戦線異状なし」という映画がありました。
戦争の最前線で若者の命が危険にさらされている真っ最中に『西部戦線異状なし』と打電。なんと痛烈な皮肉! 20年以上前に映画を見た時に思った感想が心の裡に沈殿しています。
今、硫黄島の戦闘の指揮官だった栗林中将を書いた本(『散るぞ悲しき』ー硫黄島総指揮官・栗林忠道ー 梯久美子著)を読んでいますが、最前線にいるものの意図は到底伝わらず、の最たるものです。

大きな組織になるとどうしても、末端の実情把握が難しいものだと思いますが、今回の公表はあまりにも粗忽でしたね。


さて、梅雨の最中のバラ、です。
雨上がりの葉っぱのグリーンが美しい。そんなグリーンの中に毅然と自分の色を主張している花の見事さ、素敵です。

くっきりとみずみずしく、アンネのバラ。


ミステリューズも自分の色で存在感を主張。


芳純。5月は間に合わず、ようやく咲きました。


クイーンエリザベス。


モナリザ。まだ幼木なので、咲かせるのはどうかと思いながら、、、でも、初めての群れ咲きに、うっとり。


イザベラルネッサンス。いつもカメラ写りがイマイチのタイプなのですが、曇天の空ではどうかしら。


ブラックティー。クリーム色はマリリンモンロー。













コメント (2)
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