日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

バラのエピソード、もうひとつ。

2019-06-02 09:15:45 | 私の雑感あれこれ
私の育った家は、街道筋の町屋風。建物は南向きだけれど、全面道路に接しているので、当然庭は北側になる。だから、小学生時代、自分の家で育てたお花を教室に飾るために持ってくる人がうらやましかった。
中学生になったバラの季節。誰かが持ってきた臙脂の小輪のバラが飾られていた。多すぎたからか、花の盛りを過ぎたからか、そこのところの記憶は定かではないけれど、そのバラをもらって帰ったことがあります。
ちょうどそのころ、自宅の裏の田んぼ(水害の被害にあい易い、不良田圃だったらしいです)を購入して、母は家庭菜園と花壇にと思っているところだったのでしょう。
その不良田圃の土手を高くして、そこに、バラが数株植わっていた光景を覚えています。私の記憶に持ち帰った以降の顛末はないので、挿し木したのは母です。日当たりが悪くて、うちの裏庭では花が咲かない、そう思い込んでいたのに、土手に臙脂の花が咲き誇っている光景を思い出すことができます。

母の耳が聞こえていれば、こんな些細なことも、思い出話としてできるのに、それはかなわず、です。

挿し木で育つ、そこのところは、思えば経験者から、暗黙の伝授があったということになりますね。

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バラ仕事、庭仕事。

2019-06-02 08:24:02 | 庭 6月
来週の日曜は地域の側溝掃除の日ということもあり、1週間前の今朝、道路側のサザンガとツルバラ(ジャスミーナ)を剪定してきた。
ジャスミーナは去年植え替えて、今年は初デビューのようなもので、房咲きでたくさんの花をつけてくれたのですが、花首が細くて垂れて咲くので誘引の仕方がイマイチでした。より見栄えがするように、これは来年への課題です。

大鉢に移動したつるピースは、葉が茂ったものの花はゼロ。2~3mになっている株の移動だったから、新しい環境になじむので精一杯だったのでしょう。大輪のクリーム色系の花、戻り咲きの花を、今年の秋までの季節に1輪でも見たいものです。

バラが好きだったのね~。お花が好きな人なんだね~、とか頻繁に言われる。
7、8年前から、にわかにバラ花壇に勢を出しているものですから。
聴き流しながら、こころの中では、別に特段の思い入れがあるわけじゃないんだけれど、、、と、思っていたりする。苦笑

初めてバラ庭を目にした娘の一人だけが、ポツンと言ったものです。
「お母さん、こんな人(花育てをする人)だったっけ?」と。
彼女のほうが、正鵠を得ているかも。ふっふふ

そんな私にも、バラにまつわる思い出のひとつ二つはある。

母は、家庭菜園と花壇を、片手間ではなく、勢力こめてやっていた。花菖蒲を何百株も育てたり、とか。藤の木にたくさんの房が付いたと写真を送ってくれたりもしていました。
そんな実家の花壇に、素敵な色合いの大ぶりのバラを見つけたことがある。私は18歳で実家を出ているから、たまたまその時期に帰省したのでしょう。
黄色というかピンクも混じっている、、、こんな花色もあるんだ、と印象に残りました。
母は、このバラは財布に入ってきたんだよ、と言っていたのも覚えています。
知り合い宅で、素敵に咲いていたので、挿し木用に短い小枝をもらって、傷まないように財布にいれて(!)、貰ってきたらしいです。
その挿し木が無事育ったのが、私が目にしたバラでした。
バラ庭を作ろうと思いだって、たくさんの苗を買いこみました。そんなとき、あの花(名前はしらない)も植えたい、という思いは抱えていました。確定ではないですが、きっと、ピースという名前のバラじゃなかったかと推察しています。もう50年ほど前にすでに開発されていたバラですから。
そんなこともあって ↑ の、つるピースには期待しているんです。
2年ほど前に購入したのですが、すでに植えるスペースが限られていて、日照の好くないところで2シーズン過ごしました。これじゃいつまでたっても、華やかなあの花は期待できないと、この春先に移動したという顛末です。

つぼみはゼロですが、葉っぱはつやつや、元気です。
花よりも葉っぱや根っこに勢いがあることが大事です。
そういう思いがあるので、この5月は過ぎてしまいましたが、葉っぱを見やりながら、毎日水やりしています。




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