NHKで取り上げていた「女性の貧困」。ネットカフェ暮らしを続けている母娘3人の話題があった。
どう見ても、ネットカフェに支払う費用(住居、光熱費にあたる)がバカにならない。食事は自炊することゼロだから、買い食い。当然食費も膨らむ。
支払うために、母娘は一生懸命掛け持ちで働いているのです。
賃貸住宅への入居を諦めて、こんなその日暮らしに追われている人を、なんとかヘルプできないものだろうか、と思った。
滞納が重なって、信用を失い、入居先探しが困難な状況なのだろうか。
たまたま解雇による失職とか、病気による収入減、などが理由かもしれない。
それぞれに個別の理由があるだろうが、ネットカフェ暮らしから抜け出せる手立てが、すべてにゼロではないはずだ。
そう思った。
で、まず、さしあたって、ワタシ(民生委員)の担当地域のネットカフェをあたってみました。
ワタシの「初」ネットカフエでしたので、ちょっと緊張。
最初の店舗は入り口からすぐ階段で地下に降ります。その通路の両脇にいかにもオタクっぽい漫画のポスターが並んでいて、イマドキのハヤリも知らないので、異世界でした。
ドキドキしながらカウンターの男性に、こちらの趣旨を伝えると、7割方理解したのかどうか、といった反応でした。壁には「営業時間AM3時まで」とあったので、24時間営業じゃないのですね、3時には一旦お客はゼロになるのですね、
と念を押し、そうです、という答えでした。
彼の答えが事実なら、ワタシの思惑のパターンはありえません。
挨拶をして、地上に出てきました。ほっ。
つぎは2件目。平屋造りだから地下はありません(苦笑)。
入口に入ってすぐ受付。カウンターの女の子に来意を告げると、店長に替わります、と告げ、店長と話すことが出来ました。
40歳過ぎの男性店長は、ワタシの来意を聞いて、こんな話をしてくれました。
2件目ですから、ワタシの質問も上手くなっていました。
だって、「個室はあるのですか」と念も押したのですから。…最初のお店では、怪しげなポスターに気おされてしまって、言葉も浮いていたようにおもいます。トホホ
店長の話では、
珍しく、ここのお店は、長期利用者はいません。
○○あたりの店舗では、おっしゃるような利用者は必ずといっていいほどいます。
そして、そこを住所にして、住民登録しているのですよ。
仕事に就くためなど、住民票って要るじゃないですか。
お店も解かって、対応しているようです。
1ヶ月の利用料を考えると家賃よりずっと高額なるのに、ネットカフェを利用し続けるって、仕事により数日分の利用料は払えても、まとまった額の権利金が支払えないから、賃貸契約が出来ないのですかね、と聞くと、
イヤ、お金は、彼ら持っています。
お金よりも、契約時に必要な連帯保証人になってくれる人がいないというのが支障になっているのです。
あー、そうなんだ。
より具体的な、生の情報に接することができました。
店長さんから名刺をもらい、私の名刺と民生委員の役割の守備範囲を広報したチラシを置いてきました。
今は、該当者ゼロだけれど、数ヵ月置きにまた訪ねたいという言葉を告げると、さらりと了解して下さいました。
ワタシの地域は大都市郊外です。
店長の言った○○は都心。多分仕事も多く、時給の高い深夜仕事も獲得しやすいのでしょう。
つぎの例会で、このことを報告したいと考えています。
ワタシの地域を越えて広範囲の集まりに出席なさる会長さんを通じて、都心部の民生委員さんに伝わる、そして、その地域の民生委員さんが対応して下さる、という流れになればいいな、とひとり思っています。…ワタシが気遣いしなくても、もうその流れはあるのかも知れませんが。
テレビ番組は全国に、貧困の実態として流したけれど、あの番組を流したことで、どう作用するのだろう。
ワタシみたいのが、もっと全国アチコチにいて、社会の隙間に落ち込んでしまっているひとを、少しでも救い上げる、そんなシステムとして民生委員に動いて欲しいものです。
ちなみに、少し調べてみましたら、連帯保証人がいなくても、連帯保証人の替わりに保証してくれるシステムもあって(保証料などは発生しますが)、対策がないわけではないようです。
目いっぱい働き、その日の暮らしに追われているときは、仕組みがどうとか考える余裕もないでしょう。
おーい、おい、民生委員のみなさん、手を差し伸べようではないですか。
どう見ても、ネットカフェに支払う費用(住居、光熱費にあたる)がバカにならない。食事は自炊することゼロだから、買い食い。当然食費も膨らむ。
支払うために、母娘は一生懸命掛け持ちで働いているのです。
賃貸住宅への入居を諦めて、こんなその日暮らしに追われている人を、なんとかヘルプできないものだろうか、と思った。
滞納が重なって、信用を失い、入居先探しが困難な状況なのだろうか。
たまたま解雇による失職とか、病気による収入減、などが理由かもしれない。
それぞれに個別の理由があるだろうが、ネットカフェ暮らしから抜け出せる手立てが、すべてにゼロではないはずだ。
そう思った。
で、まず、さしあたって、ワタシ(民生委員)の担当地域のネットカフェをあたってみました。
ワタシの「初」ネットカフエでしたので、ちょっと緊張。
最初の店舗は入り口からすぐ階段で地下に降ります。その通路の両脇にいかにもオタクっぽい漫画のポスターが並んでいて、イマドキのハヤリも知らないので、異世界でした。
ドキドキしながらカウンターの男性に、こちらの趣旨を伝えると、7割方理解したのかどうか、といった反応でした。壁には「営業時間AM3時まで」とあったので、24時間営業じゃないのですね、3時には一旦お客はゼロになるのですね、
と念を押し、そうです、という答えでした。
彼の答えが事実なら、ワタシの思惑のパターンはありえません。
挨拶をして、地上に出てきました。ほっ。
つぎは2件目。平屋造りだから地下はありません(苦笑)。
入口に入ってすぐ受付。カウンターの女の子に来意を告げると、店長に替わります、と告げ、店長と話すことが出来ました。
40歳過ぎの男性店長は、ワタシの来意を聞いて、こんな話をしてくれました。
2件目ですから、ワタシの質問も上手くなっていました。
だって、「個室はあるのですか」と念も押したのですから。…最初のお店では、怪しげなポスターに気おされてしまって、言葉も浮いていたようにおもいます。トホホ
店長の話では、
珍しく、ここのお店は、長期利用者はいません。
○○あたりの店舗では、おっしゃるような利用者は必ずといっていいほどいます。
そして、そこを住所にして、住民登録しているのですよ。
仕事に就くためなど、住民票って要るじゃないですか。
お店も解かって、対応しているようです。
1ヶ月の利用料を考えると家賃よりずっと高額なるのに、ネットカフェを利用し続けるって、仕事により数日分の利用料は払えても、まとまった額の権利金が支払えないから、賃貸契約が出来ないのですかね、と聞くと、
イヤ、お金は、彼ら持っています。
お金よりも、契約時に必要な連帯保証人になってくれる人がいないというのが支障になっているのです。
あー、そうなんだ。
より具体的な、生の情報に接することができました。
店長さんから名刺をもらい、私の名刺と民生委員の役割の守備範囲を広報したチラシを置いてきました。
今は、該当者ゼロだけれど、数ヵ月置きにまた訪ねたいという言葉を告げると、さらりと了解して下さいました。
ワタシの地域は大都市郊外です。
店長の言った○○は都心。多分仕事も多く、時給の高い深夜仕事も獲得しやすいのでしょう。
つぎの例会で、このことを報告したいと考えています。
ワタシの地域を越えて広範囲の集まりに出席なさる会長さんを通じて、都心部の民生委員さんに伝わる、そして、その地域の民生委員さんが対応して下さる、という流れになればいいな、とひとり思っています。…ワタシが気遣いしなくても、もうその流れはあるのかも知れませんが。
テレビ番組は全国に、貧困の実態として流したけれど、あの番組を流したことで、どう作用するのだろう。
ワタシみたいのが、もっと全国アチコチにいて、社会の隙間に落ち込んでしまっているひとを、少しでも救い上げる、そんなシステムとして民生委員に動いて欲しいものです。
ちなみに、少し調べてみましたら、連帯保証人がいなくても、連帯保証人の替わりに保証してくれるシステムもあって(保証料などは発生しますが)、対策がないわけではないようです。
目いっぱい働き、その日の暮らしに追われているときは、仕組みがどうとか考える余裕もないでしょう。
おーい、おい、民生委員のみなさん、手を差し伸べようではないですか。