私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

オク氏夫人伝 第7,8話

2025-01-24 21:23:29 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

7年間も音信不通だった夫ユンギョムが自分を見かけてもそのまま立ち去った事にショックを受けながらも、捕まったスンフィを助ける為に彼の元に向かうテヨン。

両班の息子の地位を捨て、彼女との思い出を朗読劇にして各地を回る芸人となったスンフィにとって、テヨンことクドクとの思い出ではなにものにも代えがたい。その大事は小説を盗まれ、更に下世話に改編された事で激怒したスンフィは盗んだ男の舞台に乗り込み逮捕されていたのだ。

盗まれた本が手元になくとも、その本を一言一句替える事なく書き進めた事で、小説を盗まれた事を証明するスンフィ。そして父とは縁を切ったと実父の口添えを拒むスンフィを思い、こっそりと彼の父親に連絡していたテヨン。苦労人のテヨンのこんな気遣いが心にしみるからこそスンフィも彼女を忘れられないのだろう。しかし「何もかも捨てられる」というスンフィの元を黙って立ち去るテヨン。(ここはあっさり立ち去るのか・・展開が早い。決断が速いといっても、ここがドラマの肝。ここの部分はなかなか決断がつかないのは当然か・・・)

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夫のユンギョムが戻ってこない事を確信しながらも、ユンギョムの弟デギョムの結婚を無事に執り行うテヨンだが、デギョムの妻になったミリョンは、テヨンを逆恨みする母の為、周到に用意してデギョムに近づていたのだ。ペギを殺害する指示を出した事でお家取り潰しになった事でテヨンを逆恨み、娘の将来を棒に振ってまで復讐しようとしていたのだ。テヨンがキチンと弁護すればするほど、彼女の周りに必要以上の波風が吹き荒れ、一つ解決すれば又一つ降って湧いて来るのだ。

改心するものもいれば、益々テヨンを逆恨みする者もおり。寡婦は3年の喪に服さねばならない事から、彼女の活躍を快く思わない輩が似ても似つかないテヨンの夫の死体を準備し、彼女を社会的に亡き者にしようとたくらむのだ。

自分を育ててくれた姉テヨンの為に、清にまで出向き、兄ユギョムを探し出すデギョムだが。。。

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テヨンの足を引っ張ろうとする輩が、次から次へと登場しすぎだ。彼女が封印した名前であるウジ虫(クドク)のように次々と降りかかる困難。


ルビーショコラシンフォニーフラペチーノ

2025-01-23 21:05:10 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

ストローで飲み進めると、口の中はあっという間にクランチチョコレートクッキーのザクザク感で一杯になる。

一番上にはチョコレートホイップクリームにショコラソース、真ん中には爽やかな酸味ながらもかなり主張がはっきりしているルビーチョコレートの香り、そして底にはコクが感じられるショコラソースがたっぷりだ。

それぞれがかなり強めに主張しており、美味しい味がかなり大混雑な感じだ。

今日は朝バタバタしてしまい食事をする時間がなかったので、これとコーヒーが朝食替わりだったのだが、昼まで少しも物足りないという思いは感じられなかった。

改めてチョコレートのパワーを感じるフラペチーノ。

 

 


オク氏夫人伝 第5,6話

2025-01-22 20:34:25 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

チョン・スンフィの機転のおかげで夫のユンギョムを逃がす事が出来るものの、義父であるユンギョムの父親は怪しい動きを止める事が出来なかった事からその地位を追われてしまう事に・・・家も財産も没収され、義父は突然の病で亡くなり、ユンギョムの弟デギョムとユンギョムの帰りを待ちながら嫁ぎ先のソン家を守っていく事になるテヨン。

ユンギョムが居ない中、そこまでやらずともと思うのだが、なんと彼女は、義父が嵌められた事に気づき、義父を嵌めたメンバーがユンギョムが保護していた子ども達を拉致して鉱山で金を盗掘している事を知るのだ。子ども達を助け、更には義父の名誉回復の為、奴婢たちのネットワークを駆使して情報を集め、鉱山に潜入するテヨンを助けるのは、公演をキャンセルして彼女と一緒に行動することを選ぶチョン・スンフィ。

スンフィは楽しそうだが、金の盗掘は大犯罪。そんな現場に潜入するのに、楽しいなどと言っている場合ではないのだ。楽しそうな山登りもあっという間に見つかり、追いつめられ、谷底に落ちる事になってしまうのだ。

危険な中でも山に住む者達に助けられ、スンフィと共に再び子ども達を助けに向かうテヨン達。無事子ども達を助ける事が出来るものの、義父の名誉を回復したいテヨンにとっては解決はまだ先だ。悩むテヨンの行く道を示すのは、亡くなった義父の「法律は弱い者だけを守るのではない」という言葉。何かあれば、加害者も被害者もともに弁護してくれる者が居なければならないという法の教えと彼女に示してくれたのが義父なのだ。

弁護の仕方が近代的過ぎはしないかと思うが、義父を陥れた者を弁護する事で、義父の言葉を体現するテヨン。

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テヨンが幸せに暮らせる事になる事を確かめて彼女に別れを告げるスンフィだが、ユンギョムは弟デギョムが科挙試験に合格してからもなぜか故郷に戻ってこず。

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とにかくドラマティックな展開が次々と起こるこのドラマ。スンフィが捕まったという知らせを受けれ彼を助けに行く途中で7年間音信不通だった夫のユンギョムを見かけるもそのまま立ち去る夫。秘密を抱えた者同士で運命共同体じゃななかったのか。。人の心は揺れ動くのか、それとも激動の人生は変化があるものなのか。

 


オク氏夫人伝 第3,4話

2025-01-21 21:26:32 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

両班と身分を偽って生きる中で唯一の友と呼べるペギを失ったテヨンは、何としても彼女の疑惑の死の真相を解明したいと顔を隠す事もせず役所にも出向き、自殺が偽装と突き止める。とにかくテヨンのスピード感のある行動力故、話の展開が早いのだ。身分違いの恋の諍いから彼女が殺されたと思われるのだが、殺されたペギが奴婢ということで相手の両班の親が全てをもみ消そうとしている為、解決の糸口を探す事は難航。母親がペギ殺害に関与している事を知りショックを受ける息子の心情を思いつつも、彼の口から事件に関する話をさせる事で事件を解決するテヨン。(こんな事件があった後では両班の家は取り潰しだ。。。取り潰しを恐れるが故、両班は常に自分たちの悪事を握りつぶそうと躍起になるのだろう・・・)

この時代、権力争いに影響を与える事の一つが姻族関係を結ぶ事。両班同士どこと姻族関係になるかが大事になっている中で、テヨンにもペギの事件の際尽力してくれた県監の息子であるユンギョムとの話が出るも、このユンギョムの容貌がチョン・スンフィと名前を変えて芸人となったソインに瓜二つ。それだけでも動揺するに十分な理由なのに、更に逃亡した自分を探す両班のお嬢様を見かけた事で、テヨンはあっさりと自分の出自をユンギョムに告白するのだ。

秘密が多いはずなのに、心を許した人には割とあっさり秘密を告白するのが、このドラマのスピード感の源。ユンギョムも女性を愛せない自分の秘密を明かし「結婚すればあなたの秘密を守れます」と二人の結婚が決まるのだ。選択肢が多くないとなると、決断も早くなるようだが、このユンギョムにはまだ秘密があった。

自分と同じような悩みを持つ子ども達を保護し、彼らが生きていく助けになればと、子ども達に秘密裡に武術を教えていたのだ。この時代、謀反と直結する行動はご法度なのだが、ユンギョムは結社の証である刺青も彫り、信念をもって行動している様子。

しかし、子ども達が両班の裏金作りの温床になっている鉱山発掘に駆り出されていた事から、ユンギョムの結社の存在もばれ、謀反の疑いをかけられ、新婚の二人にはまた厳しい試練が訪れる。

そこで二人の危機を救うのは、テヨンの夫が自分と瓜二つだと知って驚いていたチョン・スンフィ。

ユンギョムのフリをして彼の刺青がばれないようにし、更に自分の衣服をユンギョムに与えて彼を逃がすのだ。

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どの登場人物も選択肢が多くない中で、サクッと決断しあっという間に行動に移す。このスピード感と決断の速さが癖になるドラマだ。


室町無頼

2025-01-20 21:21:11 | 映画鑑賞

応仁の乱の少し前。大飢饉と疫病、そして膨大な年貢に苦しむ民衆が溢れる京の街。そんな様子を知りながらも無策な幕府。

大泉洋演じる蓮田兵衛は、かつての友で今は悪党一味を率いて市中の警護を担っている骨皮道賢と袂を分かち、無策な幕府に反旗を翻す事を決め一揆の準備を進める。

風来坊のようにも思えながらも、大泉洋演じる蓮田兵衛の絶対的なリーダーであるという存在感が凄い。兵衛が反旗を翻すと言っても、闘う相手は幕府そのものではなく、悪党一味を率いて仕事を請け負っている骨皮だ。袂を分かちながらも、徹底的に反目するということでもなく、お互いに自分のいる場所で自分のやるべき事をやるというどこか潔い感じだ。

食べる物もなく、明日のわが身がどうなるか分からない中であっても、極端な悲壮感はそこにはない。それぞれ剣の達人であっても、兵衛、骨皮ともに、どこかアウトローの雰囲気が漂う。二人の立ち回りは素晴らしいが、いわゆる武士らしい雰囲気ではない二人の佇まいはどこか飄々としている。

風が吹きすさぶ中、繰り広げられる戦い。BGMの雰囲気も相まって、時代劇というより、いい加減だった保安官が町の人々を助ける為に立ち上がり、金持ちにやとわれたかつての旧友と刀を合わせるというような、どこか西部劇の雰囲気のようなものまで感じられる。西部劇が言い過ぎなら、無国籍な雰囲気が漂うといったらいいのか。立ち回りも素晴らしく確かに時代劇なのに、そんな自由な雰囲気が感じられる。

それだけスケールが大きいということだろう。


スンホン ネイバー記事検索 (スンホン オム・ジョンファと再会なるか?)

2025-01-19 17:55:46 | ソン・スンホン(宋承憲)

スンホンとオム・ジョンファが新しいドラマ(オム・ジョンファはスター役、スンホンは刑事役)のオファーを受け、脚本を検討中という5日程前の記事

スンホンがオム・ジョンファと共演した映画「ミス・ワイフ」から10年故、記事のタイトルも「再会なるか?」となっているが、よく見られる「脚本を検討中」という記事故、今後どうなるかはまだまだ未定だろう。

 

 

 


オク氏夫人伝 第1,2話

2025-01-18 20:49:22 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

奴婢として父親と一緒に両班の家で働くクドクは、逃亡資金をこっそり稼ぎながらその機会をうかがっていたものの、自分が仕える両班の娘との婚姻が決まっているソインと偶然出会った事から運命が急に動き出す事になる。

横暴な両班の娘が、未来の夫とクドクの間柄を疑った事で逃亡を決行する決心をした彼女。雪深い中、父と一緒に海辺の街を目指すものの、娘の足手まといになる事を恐れた父は姿を消し、一人働く山中の宿で、偶然立ち寄った両班親子に気に入られるクドク。聡明で決断力のあるクドクを助けたいというその親子の家族として暮らしていくことになるものの、暴漢に襲われ、彼女以外は全員命を落としてしまうのだ。

両班の娘オク・テヨンと勘違いされ、オク・テヨンの祖母の元に送り届けられた彼女だが、ここで嘘をつく事なく早々に、自分の出自を祖母に告白。しかし、奴婢の証言では暴漢は見つけられないという祖母の判断で、クドクはしばらくオク・テヨンとしての人生を生きる事になるのだ。横暴な両班の娘の替わりに全ての事をしてきた彼女は、自分を受け入れてくれた祖母の元、両班の娘としても通用する振舞とその聡明さで図らずも自分の居場所が出来るのだ。

更に、逃げたクドクが追手に追われないように裏から手を回してくれたソインとの偶然の再会。両班の息子の地位を捨て、彼女との思い出を朗読劇にして各地を回る芸人になり、手配書がある事が彼女が生きている証拠と、彼女との再会を求めていた彼と案外あっさりと再会するのだ。見ていてハラハラするすれ違い・・・等は全くなく「どうしよう・・・」などと逡巡することもない。とにかくスピード感が凄い。

ばれたら困ると言いながら思い出話に興じるものの、彼女を探し続けたソインとはやや温度差のあるクドク。ソインの華麗なる転身にも驚くが、それの上をいくドラマティックな人生を生きるクドク。初めての海辺でやや心が揺れるクドクだが、自分の世話をしてくれていた女性が、自殺に見せかけて殺された事で、その夢もまた遠くに行ってしまうのだ。

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戦の場面などはないのに、クドクがオク・テヨンとして生きるしかないような、一瞬で人生が変わるドラマティックな展開が次々と押し寄せている。


トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

2025-01-17 20:57:25 | 映画鑑賞

ダンシング・ヒーローが世界的に流行していた1980年代。香港に密入国し、なんとしても身分証を手に入れたかった青年洛軍がトラブルの果てに行きついたのが無法地帯の九龍城砦。黒社会のボスに巻き上げられたお金を取り返そうとして、自分からトラブルの中に飛び込んでいくのだ。

結局、魔窟と呼ばれる九龍城砦を取り仕切るルイス・クー演じる捲風の元で働き始める洛軍。迷路のような九龍城砦は、魔窟という姿だけでなく、その中で全ての物が揃う巨大なコミュニティだ。そんな共同体の中で友人も出来る洛軍だが、彼の出自が捲風が九龍城砦を取り仕切るきっかけとなった出来事と関係している事から復讐の嵐が吹き荒れる。

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捲風、リッチー・レン演じる彼の友人である秋兄貴、そしてアーロン・クォック演じる殺し屋の陳占。彼らの抗争と捲風が九龍城砦が取り仕切るようになった経緯などは、活劇のあらすじ風にあっさり紹介され、サモ・ハン演じる更に黒社会を牛耳るボスのしたたかさ等も洛軍が行うストリートファイトでサクッと描かれる。

彼らのバックグラウンドの説明に激しいアクションは欠かせない。まるで身体の痛みを伴う激しいアクションの中に彼らの人生の本髄があるかのようだ。

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九龍城砦そのものが生きているようにも感じられ、アクションを基本に全てが語られる映画だが、洛軍の出自が明かされてからのスピード感も半端ない。

走り回り、飛び越し、突き落とし突き落とされ・・・階段、壁、通路に置かれた箱、そして部屋の中の家具一式。狭い九龍城砦の中にあるもので、武器にならないものはない。生活に密着したアクションから目が離せない。アクション監督は谷垣健治。次々と破壊される壁や家具を見ながら、そのアクションシーンの段取りの細かさを想像せずにはいられない。

更に自分の存在意義、自分たちの友情、守りたい者と戦うべき相手・・・これらの為にも、最初から最後まで痛いアクションが続き、その熱量が半端ない。

冒頭、あらすじ風にあっさりと紹介された捲風、秋兄貴そして殺し屋の陳占の関係性も、痛いアクションが続く中で次第に分かってくるようになっているし、九龍城砦の成り立ちから香港の中国返還に伴う立ち退きの利権関係。これらの歴史も全て痛いアクションとともに語られる。そしてフィリップ・ン演じる場の空気を読まない癖強めの男の人格まで、とにかく全てが痛いアクションではっきり分かるようになっている。

 


私の親愛なるフーバオ

2025-01-16 21:07:26 | 韓国語レッスン(面白い話)

中国へ帰ってしまった福宝(フーバオ)への愛が止まる事のない同僚から、去年の9月に韓国で公開されたフーバオの映画が、4月に日本でも公開される事を教えて貰う。

韓国では「アンニョン ハルブジ(ハルブジは慶尚南道の方言でおじいさんという意味のハラボジの事)」というタイトルだったのが、邦題は『私の親愛なるフーバオ』となったらしい。韓国人の同僚は「日本語的なタイトルが付けられている」と言っていたが、私はそのあたりのニュアンスはよくわからず。

同僚は今から「早く見たい」と楽しみにしている。

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去年の暮に体調不良のニュースが出ていたフーバオだが、同僚曰く「今は非公開になってしまったようで、フーバオの体調がどうなのかは分からない」との事。

 

할부지와 바오패밀리의 환상케미🐼 《안녕, 할부지》 메인 예고편 CGV #최초공개


クラシック ショコラ シンフォニー フラペチーノ

2025-01-15 20:58:52 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

お正月が終わるとスターバックスの中もバレンタイン一色になっていく。

クラシック ショコラ シンフォニー フラペチーノは、そんなバレンタインシーズン突入の第一弾だろう。

一口目からクランチチョコレートクッキーのザクザク感が口いっぱい広がり、底にはコクが感じられるショコラソースがたっぷり入っている。

トッピングのチョコレートホイップクリームにもショコラソースがかかり、その上には華やかな金粉までかかっている。(この金粉が去年のオペラフラペチーノを思い出させてくれる。確かにショコラソースも艶々とした感じだ・・・)

トッピングと底にたっぷり入っているショコラソースの香りが芳醇で食べ終わった際の満足感が半端ない。

ちょっとしたランチ価格の750円だが、それ位の満足感あり。

 


Mr.プランクトン

2025-01-14 20:47:27 | 韓国ドラマ・映画

成功したかしないかは他人が評価することだけれど、幸せか幸せでないかは自分が決めるもの。それを分かってはいるものの、どう考えてもあまり幸せとは思えない日々を過ごしていた一人の男性。そしてそんな彼と一時は幸せな時間を過ごしたものの、結局は別の男性と結婚することになったやはり幸薄い女性。

別の道を歩くはずだった二人なのに、男性が最後の旅の相手に選んだのは、昔幸せな時間を過ごした事にあるその彼女だったのだ。

子どもが出来たと嘘をつき、名家の御曹司の嫁として大家族に嫁ぐはずだった彼女を、半ば強引に自分の実の父親捜しの旅に同行させる男性と、そんな二人の旅を追いかける御曹司。

開放感のある景色の中で続くリズムの違う3人の旅。3人とも自分の小さな幸せを探し求めているはずなのに、少しずつ歯車が狂い、幸せは指の間からスルスルと逃げてしまう。3人とも見えない幸せを追いかけ、近づいたり離れたりする。3人とも旅をしたくてしているのではないのだが、各地を転々とするうちに不思議な絆が出来ていくのだ。その先に幸せが見つかればいいのだが、簡単には幸せは見つからない。

行く先々の風景。暖かい場所もあれば、寒い海辺も雪の降る山間の街もある。3人が景色を見ながらどんな事を考えているのか、考えるだけでちょっと涙が出てくる。

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元恋人の間に割って入る形の御曹司を演じているオ・ジョンセ。押しが強いわけでもなく、誰にでも優しい。でも自分と結婚することを選んでくれた彼女を手放したくはない。不思議な事に彼がいることで元恋人同士の旅がより温かいものになっていく。彼の感じさせる距離感がなんとも絶妙だ。

 


トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

2025-01-13 19:10:33 | 香港(香港映画&中華明星)

今週末に公開される『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』

香港ノワール映画が好きで、香港黒社会映画を数えきれない程見てきたが、今、こんな風に新作を見られる事が本当に嬉しい。

2025年1月17日(金)公開『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』|本予告

アクション監督の谷垣健治が俳優の魅力を最大限に引き出す!『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』Q&A|Twilight of the Warriors Walled In


FPU~若き勇者たち~

2025-01-12 19:02:12 | 映画鑑賞

内戦が激化するアフリカの国に平和維持活動の為、組織警察隊「FPU」を派遣する事になる中国。

国連から要請された部隊ではあるものの、政府軍とは反政府組織の対立が激化している中でアフリカから遠く離れた中国からの派遣ということで現地での活動の壁は思いのほか高い。

選ばれた隊員たちの志は高いものの、若さゆえの経験不足から、命の危険と向き合う現場ではやや空回りすることもあり、他国の派遣兵士達とも衝突が絶えず。

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オープニングから「国連常任理事国として「FPU」を派遣し、アフリカの国の安全を守る為尽力する中国」というアピール感の圧が凄い。

ただ、実際に派遣される「FPU」のメンバー達からは、内戦に巻き込まれた一般の人々の安全を守る為に尽力するという心意気、更になんとかして頑張りたいという若者らしい根拠なき自信の為に危ない橋を渡る事になる様子が感じられるだけで、彼ら自身の行動からはそんな圧は感じられず。

映画のサブタイトルにもあるように、若き勇者たちになる様子が、大量の火力、大量の弾薬、更には甚大な被害を引き起こす巨大台風等を背景に熱く熱く描かれる。安全を守る為に派遣された警察隊でありながら、更に「指示があるまでは発砲するな」という台詞が何度も繰り返されながらも、爆発の規模も飛び交う銃弾の量も半端ない。平和維持の為とは言葉ばかりでどう考えても戦闘としか思えない場面が続くが、若手メンバー中心の「FPU」はひるむ事がない。そしてホアン・ジンユー演じる分隊長とワン・イーボー演じる狙撃手の葛藤もアクションも、大量の火薬と弾薬の中でキチンと描かれる。

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与えられたミッションをクリアしようとする若者達の葛藤と迫力あるアクションシーンがキチンと描かれれば、映画としてのミッションも成功かと思うのだが、そこはもう一押ししたいという気持ちがあるようで、現実でも「国連常任理事国として「FPU」を派遣し、紛争地域の安全に尽力している」というアピールのあるエンディング。

 


スンホン ネイバー記事検索 (「ヒドゥンフェイス」VODでも1位)

2025-01-11 20:23:51 | ソン・スンホン(宋承憲)

11月20日に公開された「ヒドゥンフェイス」が現在でも劇場公開が続く中、先日6日から配信サービスも始まり、その配信サービスでも底力を示したという記事

配信は1社だけでなく数社で行われているようだが、配信回数でも1位にランキングされているとの事。

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記事にはサービス内の占有率が分かるようなスクリーンショットまで紹介されており、「ヒドゥンフェイス」と同日に劇場公開されたウィキッドが占有率9.9%で「ヒドゥンフェイス」は他の作品と比べても占有率が29.6%とぶっちぎりの数字だ。

配信市場がどの位の規模なのかは分からないが、「ヒドゥンフェイス」は映画の内容もVODとの相性ものなのだろう。自宅でじっくり見たいという人も多いのかもしれない。

 


はたらく細胞

2025-01-10 20:41:50 | 映画鑑賞

体内で働く37兆個もの細胞が擬人化されて、隙間なく体内ではたらく様子がずっと映し出されるのだ。とにかくその目まぐるしさで、身体の中が大きな宇宙であることが視覚情報としてビシビシ伝わってくる。

永野芽郁演じる酸素を運ぶ赤血球はその生真面目な勤勉さで身体のリズムとエネルギーを整え、佐藤健演じる白血球は、体内に入った細菌やウイルスを追い出す為に常にフットワーク軽くファイティングポーズで動き回る。

擬人化されたからこそはっきりと分かる各細胞の働き方とその目的。

可愛らしい見た目と、各細胞の活躍の意味を覚えられるからと親子連れで楽しめる映画かと思いきや、小学校低学年では見る前にちょっとした予習が必要にも思えるし、生活習慣でボロボロになった体内環境の切なさなど小学生には分かるはずもない。可愛さよりも怖さ倍増だ。

『健康に留意しないと・・・』と心の片隅でちょっと不安な大人に響く内容だと思う。抗がん剤の投与場面等、口頭で説明を受けるよりも視覚に訴えるものがあり、その厳しさが良くわかる。