私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

私がミサ廃人になれなかった訳・・・

2005-10-27 21:21:26 | なんということはない日常
特定のドラマのどっぷりはまってしまうことを韓国で@廃人というらしい。今度NHKBSで放送されるチュオクの剣(原題茶母)は茶母廃人という流行語を生み出したらしいし、ソ・ジソプ主演の「ミアナダ サラハンダ(ごめん 愛してる)」は略してミサ廃人と呼ばれるほどの盛り上がりだったらしい。

乳飲み子の頃にオーストラリアへ海外養子に出された主人公(演じるジソプ)が事件に巻き込まれ頭に弾丸が残ったまま、母親を探しに祖国韓国に戻ってくる物語の出しも突飛だし、同じように捨てられた双子の姉は交通事故の後遺症で日常生活をおくるのもやっとだし、そして貧しいと思っていた母親が成功した女優だったこと、そして母親の元には溺愛されている弟がいたこと、そして彼が最後に愛した女性はその弟を愛していた。と簡単に書いても人間関係の濃さと有り得ない状況のてんこ盛りだ。
しかしそんなそんなことよりも、頭に弾丸が残ったまま、残された時間も数ヶ月というムヒョクを演じるソ・ジソプの存在そのものに皆釘付けになってしまうはずだ。ムヒョクは時々涙を流しながらも、それ以外は殆ど無表情のまま母親である女優の元に近づこうとする。しかしその復讐のスピードは遅くいつの間にか、彼を愛するウンチェとの愛の物語になっていくのだ。
ウンチェを演じるイム・スジョンは幼児体型でとても幼く、ムヒョクが自分の愛を受け入れてはくれないと分かると、寒風吹きすさぶソウルの街角で、彼の家の前で、道端に膝をかかえた体育座りのままただただどこででもひたすら待ち続ける。
その姿が余りにも幼いので、私はびっくりしたのだが、恐らく10代、20代の女性はそのまっすぐな愛情の示し方に自分を当てはめたのだろう。
自分がウンチェになり、そして自分はなにも悪い事をしていないのに、弾丸を頭に受け、残り僅かな人生を復讐にかける無表情なムヒョクに大人の男性の魅力を感じたのだろうか?

ジソプの魅力満載のドラマではあるが、イム・スジョンの幼さが気になってしまい、廃人とまでは行かなかったのだが残念だ。
更にジソプ演じるムヒョクはウンチェから「ピョンテアジョッシ(変態おじさん)」と呼ばれるのだが、私にとってムヒョク演じるソ・ジソプはちょっと照れ屋で無愛想な青年でしかなく、とても変態おじさんには見えなかったのだ。
そんな個人的なちょっとした理由で、このドラマの廃人になりそこなってしまった。もっと若かったら@ミサ廃人になっていたかもしれないが・・・

ごめんね、愛してる (ミアナダ サランハダ) OST2 - Never Ending Story / I am sorry but I love you OST 2 (KBS TV Series) - Never Ending Story (韓国盤)
Korean TV Series Soundtrack
BMG (KR)

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