私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

愛していると、もう一度

2005-10-30 19:09:22 | 映画鑑賞
秋のこの時期は毎年東京国際映画祭に足を運ぶのを楽しみにしていたのだが、今年はチケットを購入するために行列するのをサボってしまったので、2本観ただけで終了となってしまった。

昨日友人のおかげで、アンディ・ラウ主演の@愛していると、もう一度を観てきた。
観る前にアンディファンの友人に「どんな映画?」と尋ねると「なんだか夏の香りみたいなストーリーで・・・」という返事が返ってきた。
夏の香りを観ていないという友人だが、恋人の心臓が別の女性に移植されというストーリーを知っているので、「この映画も、交通事故で死んだアンディの奥さんの心臓が別の女性に移植され、何年後かにその女性にめぐり合うとう話で・・夏の香りに似てますよね?」というではないか。
確かに導入部のストーリーは良く似ている。心臓の鼓動が聞こえてくる様子もかなり似ている。しかし1時間30分程の映画は、全く違う解釈で話が進んでいくのだ。

妻の心臓を移植された女性は、拒否反応で死を迎えようとしている。妻を亡くした男は、亡くなる前、妻に優しく出来なかったことを悔やみ、今死に向かっている女性のそばに寄り添おうとする。
夏の香りのように心臓が移植されたことによって、自分の気持ちが心臓に左右されるのではという葛藤はなく、男はただただ彼女が残していった心臓の最後を静かに見届けようとしているのだ。見届けることによって、6年経っても受け入れることが出来なかった妻の死を受け入れようとする。

20話続くドラマとは違い、90分程の映画はテンポよく進んでいくから比較することに意味はないかもしれないが、心臓の鼓動が聞こえるスクリーンを見ながら少しだけ夏の香りのことを思い出した。

映画祭も今日が最終日、11月ももう直ぐだ。秋というより初冬という言葉がぴったりの時期になってしまった。

勝負師 1話

2005-10-30 17:58:49 | 韓国ドラマ さ行
山本という妖しい日本人のふりをして詐欺を働いている二人組みを追い駆けている、若い刑事チョン・ミンス(ソン・スンホン(宋承憲))。証拠を探し、道端でいかさまカードゲームをやっているチンピラを取り締まったりしている。
妖しい二人組みは、整形詐欺等をやって小銭を稼いでいるようだが、最後の大勝負とういことで、ソウル黒社会の大立者を相手にすることに決めたらしい。小指まで本当に詰めかなり本気な様子の偽山本。そして偽山本のヒットマンとしてやはり怪しい日本語で詐欺を働こうとしているソンシク(ク・ボムスン)。ミンスの幼馴染でやはり詐欺を働いているソジュ(キム・ソヨン)を騙そうとしているが、これはソジュの方が何枚も上手のようだ。(ソンシクは独学で日本語を勉強したという設定だ。ソジュに偉いわなどと誉められている。交通事故のふりをして騙そうとするソジュの方が肝が据わっていると観た。)

偽山本と日本人ヒットマンに扮したソンシクが乗り込むホテルへ駆けつける刑事ミンス。ソジュの手引きでトイレで女装し脱出を試みる偽山本だが・・・日本語もお粗末なら女装もお粗末だ。あんな偽山本が逃げられるはずはない。

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若い刑事のミンスは、仕事に燃える若手刑事らしく、言葉遣いも荒く、手が先に出るタイプのようだ。手入れ先でもチンピラの頭をバンバンとはたいている。高校時代、お金がなくて万引きしたソジュにこっそりと食べ物を差し入れ、自分のしていた指輪を差し出すはにかんだミンスの姿はそこにない。

キム・ソヨンの濃い化粧が非常に気になるが、ミンスとのやり取りの場面ではなかなか初々しい。ミンス演じるソン・スンホン(宋承憲)もかなり若く、チェックのブルーのシャツ、ジーパン姿は刑事というにはかなり無理がある。
これからの活躍に期待。

注)字幕なしの鑑賞に付き、かなりな部分想像で書いているので、是非話半分で楽しんで欲しい。

勝負師