去年の11月16日 自分のHPにこんなことを書いていた。
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兵役逃れで再検査を受け、現役3級判定を受けたソン・スンホン(宋承憲)(28)は
16日午後、江原(カンウォン)道・春川(チュンチョン)市の102補充隊に入隊した。
5週間ほどの基礎訓練を受けた後、正式な配属先で約2年間の服務に付くという。
今日は一日仕事で忙しく過ごす。仕事が忙しくてよかったかもしれない。いつもあっという間に過ぎ去る時間じ腹立たしく思うことも多かったが、今日ば余計なことを考えずに済んだことに感謝するばかりだ。
仕事も私生活も充実した若い男性にとって2年間は決して短い時間ではないだろう。辛いことも多いだろう。
でも待っている家族や友人を心の支えにして無事に2年間頑張って欲しい。
やってしまったことは消えないだろう。決して忘れようとしない人、許そうとしない人が沢山いることも現実だ。
帰ってきてからも、決して歩きやすい道が待っているわけでもない。
でもそれでも歩いていくしかないのだ。現実と向かい合う勇気、そして自分の人生をしっかり歩いていく自信を持って、帰ってきて欲しいと思っている。
入隊翌日のワイドショー、週末のワイドショー番組で何度もソン・スンホン(宋承憲)入隊の場面を目にする。
入隊する際に私物として持ち込むことが唯一許されているのは、腕時計だという。
これからの2年間、唯一身につけた私物の腕時計と一緒に、彼が人の何倍も充実した時間を過ごせるように祈るばかりだ。
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職場から6時過ぎに外を見ると、黄色の大きなプルプルした月が空に見えた。
星が瞬く夜空を見上げながら「同じ星を眺めているのだろうか?」などと想像するのはロマンティックだが月ではどうだろう。ちょっと風流過ぎる気もするが、星の僅かな光は、街の光に負けてしまって見ることが出来ないのだから仕方ない。
1年経った今でも、思うことは殆ど同じだ。
これからの1年がソン・スンホン(宋承憲)にとって更に優しい時間になるように祈るばかりだ。
11月16日の満月の夜に、こんなことをつらつらと考えてみる。