私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

デュエリスト

2006-04-23 15:44:06 | 映画鑑賞
偽金を追う刑事@ナムスンとアンの前に突然現れた悲しい目を持つ若い男(演 カン・ドンウォン)。
鬼の面をつけ、夜の市場で舞う若い男と出会ってしまった女刑事ナムスン(演 ハ・ジウォン)。
唐突に始まった二人の出会いは、彼が偽金事件の黒幕に近い人物かもしれないと分かり、突然の急展開。
女刑事ナムスンは、割れた仮面から覗いた悲しい目にいつのまに打ち抜かれてしまったのか?
長い髪の中からほんの一瞬だけ見える悲しい目に、いつ運命を感じたのか?
闇の中で出会っても剣をあわせるだけで、殆ど言葉を交わすこともない。
夜の街中、幾重にも重なる布がひらめくなかで行われる乱闘のせいで、二人はお互いの姿を確認することさえ間々ならないのだ。

そんな中、一体いつ二人は運命を感じたのだ?闇の中で運命を感じたなら、画面にもっと悲壮感があってもいいのではないか?
決闘の場面で流れる音楽も、悲壮感をあおるというよりは、逆に軽妙な感じだ。
雪の降りしきる中行われる決闘も、寒さ一つ感じることなく、雪はただの紙吹雪のようだ。

後半、悲しい目をした男と女刑事ナムスンは、出会ってからの時間を懐かしく思い出す場面があるが、いつのまにそんな思い出を作っていたのだ。私にはただただ前半部分の場面紹介のようにしか思えず。

もう総てが唐突の一言に尽きる。

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同行した友人は「面白く見た」との事。
映画でなくお芝居だと思えばいいのだと言っていたが、普段お芝居は殆ど観ないので、そのあたりは残念ながら良く分からなかった。
更に唐突な筋運びに腹が立ったせいか、カン・ドンウォンの@悲しい目(スルプン ヌン)の確認が疎かになってしまった。非常に残念なことをしてしまった。

ディバージェンス(運命の交差点)

2006-04-23 15:15:42 | 映画鑑賞

以前、英語字幕でDVDを見た時にこんな感想はこんな感想だった。
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刑事(アーロン・クォック)、弁護士(イーキン・チェン)、殺し屋(ダニエル・ウー)という三人の男。

いなくなった恋人の写真をいつまでも車の中に飾って置く刑事。彼女に似た人を見つけ、こっそりと跡をつけ、彼女の家の前で張り込みの真似事までするのだ。張り込みをする車の中でハンバーガーを口にしつつ、ちょっと涙をにじませたりする。普通だったら情けないよなと思う。でもそれがちっとも情けなくなく、かえって哀しく見えるのだ。
刑事だけでなく、弁護士も殺し屋も皆どこか哀しい。哀しい男三重唱だ。
落ち着いた緑色を基調にした画面も哀しい男達にぴったりだ。

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字幕付きで鑑賞した今回も基本的には同じような感想を持つ。
この映画の偉いところは、三人ともキチンと格好良く撮られているところなのだが、DVDで見た時はちょっと弱かった、イーキン・チェン演じる弁護士もきっちり印象に残った。
間違った正義感を持ってしまった男の心は、DVDという小さい枠より、スクリーンサイズの大きさで理解したほうがよかったのか。それとも屈折した心理ゆえ、2度は見ないと理解することが難しかったのかは、ちょっと分からない。


王力宏 蓋世英雄日本演唱会

2006-04-23 14:34:17 | 香港(香港映画&中華明星)
金曜日の夜、NHKホールで行われた 王力宏(ワン・リーホン)のコンサートに友人と足を運ぶ。
1999年のヒットアルバム@公轉自轉を聴いていた頃は、力宏の宏から「ヒロシ」などと気軽に呼べる青年の雰囲気も若干あったのだが、バイオリン、ピアノ、ギター、ドラムなど、歌以外にも楽器を自在に操り、来月の誕生日で30歳を迎えるという今の彼は風格さえ感じさせる。
一緒に行った友人が紅潮した面持ちで「力宏!」と舞台に向かって叫んでいる姿を横目で見つつ、「ヒロシ~」などと気軽に呼んでいた頃をちょっとだけ懐かしく思い出し、Forever Love  零れ落ちた言葉  あなたが望むなら愛にゆこう~という言葉に耳を傾けた2時間半だった。

中華明星のコンサートには付き物のペンライトを持参したのだが、途中で電池切れ。が手になにも持っていないと調子が出ないので、電池の切れたペンライトを1時間くらい振ることという情けないことになる。
事前の準備は入念にということか・・・・