私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

敗者の嘘

2011-03-27 19:44:11 | たまに読んだ本
育児のために総務課に勤務する刑事が事件に駆り出されるシリーズの第二弾。

「私が真犯人です。」と名乗り出てきたのが若い女弁護士だったという現場に駆り出される刑事。
なぜ、わざわざ自首してきたのか。自首してきたのに、なぜ証拠を小出しにするのか。そのあたりは結構面白いし、興味を引く展開だ。

若手のやり手女弁護士の雰囲気が想像しやすく、振り回されつつも、単純に犯人と思えない雰囲気が伝わってくる。
ただ、最後まで読むと、物語を動かす理由に非常に幼いものが感じられ、いい印象が残らず。
敗者だけでなく、敗者の嘘に騙される者も非常に未熟な感じがして、なんとなくすっきりしないのだ。

****
私の勤務先は神保町で自宅は多摩地区なのだが、この事件は神保町が舞台になっており、後半ある重要な事件が起こる場所が自宅近所なので、ロケーションと距離感が非常によくわかった。これは私個人的な事由なのだが、そんなところからも割とサクサクと読み進めることができた。




敗者の嘘―アナザーフェイス〈2〉 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

sukiyaki 上を向いて歩こう・・・・

2011-03-27 19:29:23 | なんということはない日常
上を向いて歩こう・・・・




****
韓国語を教えてくれているSさんは韓国のインチョン出身だ。
「プサンとかでは地震があるんですが、ソウルとかはほとんど地震がありません。あっても震度1とか2で・・・韓国にいるときは地震で揺れるという体験をしたことがありませんでした。
だから両親も地震ということがわからなくて、すごく心配したようです。一番心配だったのは、電話がつながらなかったことのようです。それに外国のメディアの方が被災地の悲惨な場面を直接的に見せていたみたいなので・・・・」

当日、スーパーで買い物中に地震にあったSさんは隣で買い物していた人と一緒に店の外に出たのだが、店の外の道は狭く電線が非常に大きく揺れ、電信柱も揺れていたので逆に危ないと、店の後ろの路上駐車場に避難したそうだ。

「家の中だと、どこが安全なんでしょう?」というSさんの問いに、子供の頃「地震の時はトイレに逃げるように」と母から教えられたことを思い出した。
木造の家は壊れやすいが、狭い場所に一番柱が集まっているトイレなら少しは安全だからと母が話していたのだ。