育児のために総務課に勤務する刑事が事件に駆り出されるシリーズの第二弾。
「私が真犯人です。」と名乗り出てきたのが若い女弁護士だったという現場に駆り出される刑事。
なぜ、わざわざ自首してきたのか。自首してきたのに、なぜ証拠を小出しにするのか。そのあたりは結構面白いし、興味を引く展開だ。
若手のやり手女弁護士の雰囲気が想像しやすく、振り回されつつも、単純に犯人と思えない雰囲気が伝わってくる。
ただ、最後まで読むと、物語を動かす理由に非常に幼いものが感じられ、いい印象が残らず。
敗者だけでなく、敗者の嘘に騙される者も非常に未熟な感じがして、なんとなくすっきりしないのだ。
****
私の勤務先は神保町で自宅は多摩地区なのだが、この事件は神保町が舞台になっており、後半ある重要な事件が起こる場所が自宅近所なので、ロケーションと距離感が非常によくわかった。これは私個人的な事由なのだが、そんなところからも割とサクサクと読み進めることができた。
「私が真犯人です。」と名乗り出てきたのが若い女弁護士だったという現場に駆り出される刑事。
なぜ、わざわざ自首してきたのか。自首してきたのに、なぜ証拠を小出しにするのか。そのあたりは結構面白いし、興味を引く展開だ。
若手のやり手女弁護士の雰囲気が想像しやすく、振り回されつつも、単純に犯人と思えない雰囲気が伝わってくる。
ただ、最後まで読むと、物語を動かす理由に非常に幼いものが感じられ、いい印象が残らず。
敗者だけでなく、敗者の嘘に騙される者も非常に未熟な感じがして、なんとなくすっきりしないのだ。
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私の勤務先は神保町で自宅は多摩地区なのだが、この事件は神保町が舞台になっており、後半ある重要な事件が起こる場所が自宅近所なので、ロケーションと距離感が非常によくわかった。これは私個人的な事由なのだが、そんなところからも割とサクサクと読み進めることができた。
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