「彼が私でない人の胸で泣いている・・・」
父親が亡くなったシニを教授が慰めている姿を見て、ショックを受けるギュウォン。
(彼女ではないんだし、シニが教授の事を好きなのだから、仕方ない。シニにしたら、教授に慰めてもらえたことはとてもありがたいことなのだから。。。しかし恋する女子大学生にはやっぱりショックな出来事だ)
「ギュウォンは今日学校を休んだんです。昨日、雨に打たれて風邪をひいたみたいで・・・あの首飾りもどうしたんだろう?」
ギュウォンの友人の言葉から彼女がペンダントを探してくれたことを知り、彼女のことを気づかおうとするシニ。
教授のことをあきらめ、教授のことを監督に任せようとするシニにしてみれば、彼女を気遣うのは自然の流れだろうし、当然のことなんだろうが、ギュウォンにしてみれば、やや気まずいのだ。
ちょっと自意識過剰なところはあっても、もうシニとギュウォンの間には特に障害もないのだ。
一緒に舞台の練習をし、「どうせ落ちるだろうけれど、一度受けてみろ!」という監督の言葉に後押しされ、記念舞台の女性主人公オーディションを受けることを決めるギュウォン。
そんな彼女を友達らしく、しかしこっそり応援するつもりらしいシニだが、パンソリ名手の祖父に言わずにミュージカルの稽古をしていたことがばれ、外出禁止を言い渡された彼女。
そんな彼女をを家から連れ出すのに成功したのは、監督でなく、シニ。
こっそり応援などということはできずに、なんとなく監督と張り合わねばならないようになっているのだ。
「歌がうまいだけでなく、演技力も必要です。」という監督の言葉で始まったオーディションだが、記念舞台を成功させるには資金も必要。
一生懸命やったギュウォンに涙はないのだが、主役の座は、資金力に勝るライバルのところに転がり込むように話がまとまっていたのだ。
これが監督にばれたら・・・・という風に話が進んでいくんだろうと思うが、ギュウォンを演じるパク・シネちゃんが交通事故に遭い、撮影が中断してしまったらしく、8話の放送はなく、変わりに1話から7話までのダイジェスト版が放送されていた。
何かポイントをもってまとめられたものでもなく、1話あたり10分程度の話にまとめた本当のダイジェスト版。
撮ったらすぐ放送するというスタイルで、本当に余裕がないというのがよくわかる出来事だった。