私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

タイムスリップDr. JIN 第13話

2012-07-08 18:59:35 | 韓国ドラマ た行
王の医師となることとなり(もちろん単独ではなく、医師団体制らしい)ハウンと一緒に王の前であいさつまですることになるジニョク。
これ以上歴史を変えることも出来ないが、自分だけでは後戻りが出来ない程にこの時代で生きることになってしまっているのだ。
しかし流されるだけで出来ないことも多し。ヨンレの、兄を亡くしたショックは大きく、涙なくしてジニョクの顔を見ることなどできないのだ。
しかしヨンレの悩みは何年経っても決して変わることのない、そして解決できない悩みだと思われる。プロらしく生きる人々にとっては拠り所となる考え方はあっても、遺族にとってはその拠り所は歯がゆいものでしかないはずなのだから。

王に仕えても従来通りの生活も続けていくジニョクだが、兄をあのように失くしたヨンレにとってはこれ以上医師に成れるはずもない中で、ジニョクと一緒に医術の道を進むのは不可能なこと。
「夢を諦めるのですか?」というジニョクの正論にも「この時代には女医がいなかったと教えてくれたのは先生では?」とさびしく答え、ギョンタクの父親に家族を助けてくれるように頼み込むしかヨンレの生きる道はなし。家族を守ることを選んだヨンレは、あの時代に考えられる一番いい選択をしたに過ぎないのだ。

しかしジニョクにはヨンレとのこと以外にも悩みあり。
まるで自分がどこから来たのか、全部御見通しのような妓生のチュノンの元を訪れ、詰問の末に得た答えがルービックキューブだとは。
彼女はジニョクと反対に過去から未来に行き、ジニョクから治療を受け、そしてまたこの朝鮮の時代に戻ってきていたのだった。

真逆ではあっても、体験者の「歴史を変えてはならない」という忠告は重みあり。
余計なお世話とも思えるヨンレへのアドバイスも、未来へ帰る道を探るジニョクのことを思えば、嫉妬心があったとしてもある意味当然ともいえる。

そんな中、王の虫垂炎の手術を行おうとするジニョクに対し、「手術しないでくれ」というハウンの言葉。権力を狙う者の思惑に、ジニョク絶句・・・・

*****

ヨンレの気持ちを思い、苦悩するジニョクのバックに流れるのは、本人が歌う最後の愛。
結末が日本版と同じなら、本当にそのまんまの切ない最後の愛だ。