本の感想というより、いろいろ思い出した事がある。
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韓国人の同僚に『「美容院でどこかお痒いところがありますか?」と言われても、ほとんどの日本人は「大丈夫です。」と言うと思うよ。』と話すと、「お客さんとしてのマナーを守った上での不平不満であれば、悪いことでないのだから、キチンと言うべきだ。誰も文句を言わないのだから、このサービスでいいと思ったら、サービスの向上はない。」という言葉が返ってきた。
正直、「痒い所がない」と返事をすることサービスの向上について関連付けて考える彼女の思考にびっくりしてしまったのだが、彼女は冗談でなく至極まじめにこの話をしていた。
こういう所に異文化交流の醍醐味があるんだろう。
「お痒いところがありますか?」は暗にシャンプー終了のお知らせだし、「ないです」というのは暗に「大丈夫です。ありがとうございます」という風に自然に解釈している人が大多数だと思うのだが、それを説明しようとしてもなかなかうまくいかない。
私の韓国語が拙いせいもあるが、「終わりますけれど、何か問題がありますか?」と直接聞いた方が誤解がないという回答が返ってくるだけだと思い、
このようなサイトを探して、彼女に送ってみたのだが、どうも私の意図するようには話は伝わらなかったようである。
押しが足りなかったらしい・・・・
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仕事の際、会社から支給されたノートパソコンやタブレットを使うのが一般的だと思う。私の勤務先もそうなのだが、ある同僚のノートパソコンのアダプターが見当たらないことがあったらしい。
勤務形態が不規則な同僚は、自分の不在中に使って返すのを忘れただけだろう・・・と大事にしたくなかったらしいのだが、それでもないと仕事にならない。結局周りの人みんなで探すことになりそれなりに大騒ぎになってしまった。
結局同僚の中国人女性が、自分のノートパソコンのアダプターが見当たらないので、彼のアダプターを無断拝借したことが分かった。
「黙って持っていくのは良くない。本人に了解を求めるなり、隣席の人に伝言するなり、メモを残すなり方法はいくらでもあったはず。何故黙って勝手に持って行ったのか?」と注意された彼女は「●●さん しばらく出勤しないと思ったので、借りてもいいと思いました。」と言っていたらしい。
(しばらく出勤しないというのは、彼女の独自の判断らしい。その独自の判断が外れたので、思いのほか大騒ぎになったのだ・・・)
「居ない間に使っても特に問題ないだろう。ずっと使うわけじゃないし、使い終わったらそっと返しておけばいい」ということらしい。
更に彼女はやっぱり自分のノートパソコンのアダプターが見つからないらしく、非常に困っているようだった。
その後も、まわりに使っていないアダプターがあったりするとも、黙って借りようとしたりして、同僚の無言の攻防が繰り広げられたりしたらしい。
*****
勤務先は、帰宅時に机上を空にするシステムではないので、どうしても電卓やパソコンを置いて帰ることになる。
中国勤務が長かった先輩同僚は「同じことを3回やったらペナルティだ。」とすれば、そんなことはなくなる。とアドバイスしてくれたようだが、「この間の件は、そんな注意を受けるまえのことだったから、ノーカウントだ。とか、昨日の事は、緊急事態だったら、ノーカウントだとか、きっといろいろびっくりするような言い訳が出てくるだろう・・・」と私たちはあまり効果があるとは思っていない。
押しが弱いながらもクールに対応しようとしているのだが、まだまだ押しが足りないようで、なかなか厳しい毎日だ。
押しが弱くても国際社会で生き抜いていけるんだろうか・・・・まだまだ修行の日々が続く・・・・
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韓国人の同僚に『「美容院でどこかお痒いところがありますか?」と言われても、ほとんどの日本人は「大丈夫です。」と言うと思うよ。』と話すと、「お客さんとしてのマナーを守った上での不平不満であれば、悪いことでないのだから、キチンと言うべきだ。誰も文句を言わないのだから、このサービスでいいと思ったら、サービスの向上はない。」という言葉が返ってきた。
正直、「痒い所がない」と返事をすることサービスの向上について関連付けて考える彼女の思考にびっくりしてしまったのだが、彼女は冗談でなく至極まじめにこの話をしていた。
こういう所に異文化交流の醍醐味があるんだろう。
「お痒いところがありますか?」は暗にシャンプー終了のお知らせだし、「ないです」というのは暗に「大丈夫です。ありがとうございます」という風に自然に解釈している人が大多数だと思うのだが、それを説明しようとしてもなかなかうまくいかない。
私の韓国語が拙いせいもあるが、「終わりますけれど、何か問題がありますか?」と直接聞いた方が誤解がないという回答が返ってくるだけだと思い、
このようなサイトを探して、彼女に送ってみたのだが、どうも私の意図するようには話は伝わらなかったようである。
押しが足りなかったらしい・・・・
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仕事の際、会社から支給されたノートパソコンやタブレットを使うのが一般的だと思う。私の勤務先もそうなのだが、ある同僚のノートパソコンのアダプターが見当たらないことがあったらしい。
勤務形態が不規則な同僚は、自分の不在中に使って返すのを忘れただけだろう・・・と大事にしたくなかったらしいのだが、それでもないと仕事にならない。結局周りの人みんなで探すことになりそれなりに大騒ぎになってしまった。
結局同僚の中国人女性が、自分のノートパソコンのアダプターが見当たらないので、彼のアダプターを無断拝借したことが分かった。
「黙って持っていくのは良くない。本人に了解を求めるなり、隣席の人に伝言するなり、メモを残すなり方法はいくらでもあったはず。何故黙って勝手に持って行ったのか?」と注意された彼女は「●●さん しばらく出勤しないと思ったので、借りてもいいと思いました。」と言っていたらしい。
(しばらく出勤しないというのは、彼女の独自の判断らしい。その独自の判断が外れたので、思いのほか大騒ぎになったのだ・・・)
「居ない間に使っても特に問題ないだろう。ずっと使うわけじゃないし、使い終わったらそっと返しておけばいい」ということらしい。
更に彼女はやっぱり自分のノートパソコンのアダプターが見つからないらしく、非常に困っているようだった。
その後も、まわりに使っていないアダプターがあったりするとも、黙って借りようとしたりして、同僚の無言の攻防が繰り広げられたりしたらしい。
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勤務先は、帰宅時に机上を空にするシステムではないので、どうしても電卓やパソコンを置いて帰ることになる。
中国勤務が長かった先輩同僚は「同じことを3回やったらペナルティだ。」とすれば、そんなことはなくなる。とアドバイスしてくれたようだが、「この間の件は、そんな注意を受けるまえのことだったから、ノーカウントだ。とか、昨日の事は、緊急事態だったら、ノーカウントだとか、きっといろいろびっくりするような言い訳が出てくるだろう・・・」と私たちはあまり効果があるとは思っていない。
押しが弱いながらもクールに対応しようとしているのだが、まだまだ押しが足りないようで、なかなか厳しい毎日だ。
押しが弱くても国際社会で生き抜いていけるんだろうか・・・・まだまだ修行の日々が続く・・・・
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