私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ヘリオス 赤い諜報戦

2016-01-10 19:16:52 | 映画鑑賞
韓国で開発された核兵器が盗まれる。それを取り戻すために香港に向かうのは韓国政府から派遣された二人。
香港警察の面々とともに犯罪組織から核兵器を取り戻すものの、そこに口を挟んでくるのは中国政府。

誰が指揮を執るのか、手柄は誰のモノで、失敗は誰の責任なのか。同じ国の中でも組織が違えは意思疎通は指南の技なのに、そこに国の違いだの言語の壁が立ちはだかる。
皆安全を望むのは一緒だが、誰かの安全は、みんなの安全とは限らないのだ。

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香港警察、中国政府、韓国政府そして犯罪組織。
関係者が多いせいか、諍いも多い。諍いが多ければ、使われる銃弾も火薬もそれに比例して倍増だ。
気持ちいいくらいの火薬が使われているが、火薬が使われる割には問題は解決しない。火薬の量でなく結局は人間同士の駆け引きで主導権があっちにいったりこっちにいったりするのだ。

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現実に北朝鮮の核実験が話題になってはいるが、この映画は現実にリンクするというより、あくまでもアクション映画。
リンクしているとするなら、どちらもまだ解決していないということだろうか。

現実も映画も事件は解決しておらず、まだまだ続く・・・・・

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以前なら言葉の壁がある場合は、二か国語を操れる若手俳優が何人か出て話をまとめたりしていたものだが、最近は中国対香港は通訳もなし、それ以外は翻訳機などという設定が不思議ではなくなった。
その代わり韓国語で「バカ野郎!」的なせりふの際には、翻訳機のイヤホンをさりげなくはずし、広東語に通訳されないようにするなどという、細かいことをやっている場面もあった。


映画『ヘリオス 赤い諜報戦』予告編