人が亡くなる瞬間だけを透視出来る若い男性テピョン。
すぐにやってくるであろう息子の死を信じられない母親の願いで、その場に立ち会うことになるテピョン。
銃声が飛び交う中、突然死で亡くなる場に立ち会うため、拉致されたにも関わらず防弾チョッキを着ていたテピョンの様子に違和感を覚えるのは刑事のジュニョンだ。
更に誰よりも早く彼を迎えに来る弁護士女性の存在と目の不自由な男性の存在もどこか不思議なものだ。
まるでこれから起こる事が分かっているかのような彼の態度を不思議に感じるのは刑事たちも同意するもの。
事件現場で死亡した男の母から、彼が死亡するその瞬間を見ることが出来ると聞かされるものの、それが何を意味するのかまだ刑事のジュニョンにも分からず・・・
自分の死の瞬間さえも見られるテピョンだが、なぜかジュニョンの死の瞬間だけは見るこ事が出来ない。それが何を意味するのか・・・・
そして起こる女子高生拉致事件。
女子高生が拉致され地下深く埋められ、発見された時には死亡している様子を透視してしまうテピョンは、思わず彼女の後を追いかけるも、彼女は拉致された場所に母親の誕生日のために購入した誕生日ケーキと携帯電話を残したまま見つけることが出来ない。
娘の帰宅が遅いことを心配した母からの電話を取るものの詳しい説明など出来ないテピョン。
駆けつけたジュニョンは「最後の時を見たのね?」と追及するも、結局その場を立ち去ることに・・・
盗難車両でどこかに運び込まれ地中に埋められた女子高生は、盗難車両の持ち主の電話で警察に助けを求めるものの、電話番号が分からないため居場所を確定させることが出来ない。
警察に張り付いている記者は会社に捜査の進捗状況を報告してなんとかスクープをものにしようとするのだが、この時点ではこの記者の上司が拉致された女子高生の父親だとはまだ誰も気づかず・・・
20年前の連続殺人事件の模倣犯と思われているこの事件。被害者の父親はこの20年前の事件の担当記者だったのだ。そして20年前の事件には刑事のジュニョンも関係している様子。
テピョンがジュニョンの死の瞬間を透視出来ないのも、20年前の出来事に繋がる何かがあるかららしい・・・・
現場の様子をリアルタイムで放送すべくマスコミが乗り込んで、現場が混乱。報道の自由と被害者の保護・・・こうやって刑事の仕事が2倍にも3倍にもなり、捜査に遅れをきたすのだ。
死の瞬間の透視から女子高生が埋められている場所の手掛かりを得ようとするジュニョン。
街灯、聞こえるわずかな音、移動時間・・・・手掛かりなど何もないと思われても、これらの手掛かりによって女子高生は発見され、未来を変えることが出来たテピョンとジュニョン・・・
****
私は面白く見ているが、韓国サイトでは「テギョンの演技について」色々と意見交換が行われている様子。