ドギョンと同乗した車で爆発事故を起こしたテピョンは、所轄の警察から調査を受けることに・・・
弁護士からは「計画的でないといえばいい」とアドバイスされるものの、ドギョンが警察での式典で爆発事故を起こし、皆を殺す事を透視しているテピョンにとっては事故は何をしても、自分がどうなっても阻止したい出来事だ。
「計画的に車を爆破したのか?ドギョンを殺すつもりだったのか?」という問いに「そうだ」と答え、拘束されることになるテピョン。
しかし、ドギョンが死ぬことはなく、別荘のスタッフを殺害後は警察で爆破事件を起こすべく行動していることが予測されるのだ。
ドギョンを殺せなかった事で、逆に彼に復讐するチャンスを与えることになってしまったテピョン。
運命を変えようとしても、状況は変わることがないのだ。
テピョンが爆弾を手配した男からドギョンも爆弾を手配していることを知った警察のメンバーはなんとかして事件を防ごうと、身体に爆弾を巻き付けられるであろう記者を警察で確保し、ドギョンの元に爆弾が届かないように捜査を続けるのだが・・・
阻止しようとする意に反して、警察のメンバー達の死に際を透視できなくなるテピョン。
これは彼の行動が皆を殺してしまうという、まったく別の方向に運命が進んでいる証拠だ。
死を目の前にしながらも、何とか爆弾テロを阻止しようとするテピョンと警察のメンバー達。
そんな警察の動きをあざ笑うかのように記者の部下に近づき、記者を警察からおびき出すドギョン。
20年前の出来事にずっと捕らわれているドギョン。そんな中ただ一つの明るい思い出がソ刑事の存在だったのだ。
そんなソ刑事を自分が殺すことになるとは思えないドギョン。。。とにかくそんな運命を変える事、さらには自分の運命を変えてしまった20年前の事件。そしてテピョンとの再会。
「自分の周りの人間が自分のせいで死に、自分だけが生き残る苦しみを味わえ!」とテピョンを挑発するドギョン・・・
そしてそんなドギョンを止めるために自分がおとりになること申し出るソ刑事。
皆が見守っている中、警察の目を欺きソ刑事に近づくドギョンは、なんとソ刑事を棺桶に入れて地中に埋めるのだ・・・
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ドギョンが20年前の事に捕らわれているのは十分理解できるのだが、テピョンに対する怒りがどうも今一つ理解できない。
それが私の言葉の壁による理解不足なのか、それ以外の要因なのかも今一つ理解出来ない・・・
人の最後の瞬間が透視出来るというテピョンの置かれた状況は非常に面白いと思うだが、その面白さが今一つ生かされていないような気もするし・・・