ユーチューバーによって拉致された女子生徒と、彼女を助けようとした教師。そもそも両親の虐待を指摘したのは教師だったのに、こんな風に追い込まれ、ネットのライブ放送で彼女に暴力を振るう場面が流されるような状況に追い込まれるのだ・・・
グォンジュからの指示に従ってモーテルに突入するデレク達はユーチューバーを追いつめるも、彼から麻薬の匂いがしないことから、彼がただ誰からか指示を受けて仕事を請け負っていただけの事が分かる。
女子高生を助けたパク・ウンスは部屋の中に地下に繋がる通路を発見。拉致された高校教師のストーカーだった歯科医が、彼を拘束しているところだったのだ。
高校教師の優しい態度を誤解し、彼が自分の運命の人だと信じ込んだ彼女。自分の行動が犯罪とは思わずにのめり込んでいった彼女は、彼が自分の愛情に答えてくれないと知ると、結局彼を自分の物にするためにユーチューバーを使って彼を手に入れようとしたのだ。彼女の暴走する彼女の愛情は、乗り込んできたデレクにも注射針で襲い掛かるという常軌を逸した物・・・
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しかし、高校教師を助け、女子高生を助けても、彼女の養父母を恐れる高校生の気持ちは一緒だ。デレクにとって彼女の悩みは幼い頃の自分を、アメリカ時代の自分を思い出させるものだ。
グォンジュも、パートナーに対して僅かな誤解があっても捜査に支障をきたすという思いから、養父の暴力から裁判にまでなったデレクの過去を知るのだが・・・(このデレクの過去が、今後の捜査にも大きな影を落としていくんだろう・・・)
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デレクは、多重人格者の情報から(女子高生からは、ビモドで団体生活を営む集団との関係を示す話も聴き)、グォンジュはIPアドレスの情報から、サーカスマンの謎に迫っていく。
デレクよりも一足早くサーカスマンと対峙することになるグォンジュ。更にグォンジュとデレクが自分の正体に近づいていることをデレクからの電話の内容で知ってしまったサーカスマン。
サーカスマンはグォンジュにゆがんだシンパシーを感じているようで、自分を探していることに妙な快感を覚えているようにも見える。。。。
9話の内容を取り上げた記事。