「多重人格の人間は、男性から女性に変わるとホルモンまで変わるんだ」とアメリカ時代の経験を語るデレク。
犯人が男性である可能性が高いと目星をつけ、もう一度容疑者を洗い出す事にするデレクたち。新たに二人に目をつけるも、一人はマッサージ店に行っていた事がはっきりし、もう一人は足の怪我があったせいで、「殺人現場から走って逃げることは出来ない」と判断するデレク。
そんな中で特殊メイクの仕事をしていた男性から話を聞いたデレク・・・「どんなにキッチリ変装したとしても、視線までは似せる事は出来ないんです」という彼の言葉。
正直、刑事相手にこんな言葉をいうなんて「自ら犯人に関係があるんですよ。」と明かしているような話ではないか。プロとしてのプライドの高さからくる言葉なのか。完璧な犯人でも自分の自己顕示欲はコントロール出来ないらしい。
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灯台のそばに荷物を残して姿を消したスジを探そうとするデレク達だが、地元警察のメンバー達がそれに立ちふさがる。
離島らしく独特の文化が残り、余所者を排除する雰囲気の残るビモド。彼女を探すために祈りを捧げ、スジが憑依したかのように今いる場所の手掛かりを語るシャーマン・・・・
当然デレクの行動を快く思わない地元警察のメンバー達なのだが、デレクの様子から昔の事を思い出す捜査部長・・・・
ビモドとはなんの関係もないと思っていたデレクが、ビモド出身で海外に養子に出ていた事をグォンジュに確認する彼。
過去の因縁が今後どんな風に捜査に関係していくんだろうか・・・ビモドに深く関係したドラマ的偶然がなにかあるようだ。
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すっかり連続殺人事件の犯人捜しだけでなく、現地ビモドの事件の捜査にも一緒に加わるデレクだが、調査協力には期間の限度もある。犯人が探し出せなければ、帰国を迫られるのは当然だ・・・・
そして、デレクに「視線までは似せる事が出来ない」と言っていたあの男性・・・彼がマスクを被った多重人格者なのか、彼一人だけがサーカスマンなのか・・・・
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