トンバン・ミンの世話をしていた男性が、女性の髪を持って自首してくる。声を出せない彼は、紙に自首してきた理由を書き連ねるのだが、その唐突な出来事で警察では大騒ぎになる。
何故、今になって彼が自首してくるのか・・・トンバン・ミンがサーカスマンだと思っているデレク達には理解できない事ばかりなのだ。
警察はトンバン・ミンの家に向かい、部屋に倒れているトンバン・ミンを保護し、病院に入院させることになるのだが、それに不信感を示すのは彼の祖父。しかしそんな祖父の前で、とうとう別の人格を次々と見せることになるトンバン・ミン。「別の人間が乗り移っている・・・」と恐れおののく祖父。(どうやら過去の出来事になにか秘密があるようなのだが、祖父でさえ、その秘密のために孫の状態があんな風になった事の全貌はつかめていない様子。)
そして自首してきた男性は、取調室で何かを口にし、祈りを唱えるかのように何か口走り、まるで何かに取りつかれたかのように自殺を図るのだ。
そんな状況の中、病室のトンバン・ミンに対して「どういうつもりだ!」と恫喝するデレク・・(かなりな異常事態なのだ。病室の中でも、トンバン・ミンの中の多重人格を確認しようとするデレク。こんな風に捜査と言う名の駆け引きは行われるのだ・・・・)
そして当然のように病院から抜け出すトンバン・ミン・・・・
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孫の様子に驚く祖父は、なんとか孫を守ろうと教団のメンバー達に説教を行い、歩けない娘のために教団での教えに心酔するヤン課長の娘は捜査に当たる父の行動に怒りをぶつけるのだ。
ビモドでの土地勘と経験を買われて職場復帰することになったシム刑事は、殺されたスジの父親から捜査情報を横流しするように脅され、グォンジュの部屋のベットの上には鳥の死骸が置かれるなど、教団と警察の対立は深まるばかり・・・
自分達の様子が見はられている事に気づいたデレクとグォンジュは、森の中に入って捜査を続けるのだが、そんな二人を襲うのはドリンク剤に入っていたと思われる薬による幻覚だ・・・・
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ドリンク剤の差し入れは、韓国ではごくごく一般的な行為との事。親が子どもの担任の先生にドリンク剤の差し入れをするというのもよくある事なんだそうだ・・・
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11話の内容を取り上げた記事
ソン・スンホンとイ・ハナ イ・ギュヒョンの実体をはっきりさせられるか?