私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

新宿アルタの思い出

2025-02-28 20:43:11 | なんということはない日常

今朝、知人から「そういえば今日があのアルタの最終日だよね?」というLineが送られてきたので、最後にと思い、会社帰りにちょっと回り道をしてアルタ前を通って帰宅する事にした。

新宿の駅ビルを背にして、アルタビジョンを映している私と同年代の人が多数。更に携帯をアルタビジョンに向けて一人で話をしている人を何人も見かける。時々、最終日という事感じさせる映像が流れている以外はいつも通りのCMやヒット曲紹介が行われているのを紹介しつつ「それでは向こう側に渡ってみましょう!きっと報道陣もいる事でしょう」と携帯に語りかけている。ライブ配信をしているようだった。

社会人になりたてで職場が新宿だった当時、まだ白黒だったアルタビジョンでは毎日のようにマイケル・ジャクソンのスリラーのMTVが流れていたし、グリコ森永事件で「森永製菓」が窮地に追い込まれた時は、アルタ前で社員の人達が自社製品の販売を行っており、私も会社帰りに2セット程購入した。

友人との待ち合わせもアルタ前が定番だった。携帯が無い頃だったから、「高野フルールパラー寄りのアルタ前」「西口に向かう地下道寄りのアルタ前」と人が多いアルタ前で混乱しないように事前に打ち合わせしたり、約束の時間になっても現れない友人を文庫本を読みながら1時間以上待ったりしたのもアルタ前だった。

人込みの多さを避け、少しでも早く西武新宿方面から東口に抜ける為に、地上でなくアルタの中を通り抜けるのも定番のルートだった。

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私と同年代の人で、新宿近辺で遊んだり仕事をしていたりした人は、皆それぞれアルタに関連する思い出を持っていると思う。

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久しぶりに伊勢丹あたりから西武新宿方面に向かって歩いたのだが、耳に入って来る外国語の多さに驚く。大袈裟でなく、聞こえて来る会話の4割程は日本語でない言葉だったように感じた。

アルタがある東口一帯の思い出は語りだしたら止まらない。私の知らない言葉が飛び交う新宿の街中で、アルタ繋がりの色々な思い出が蘇ってくる。

カラーのビジョンを見ながら白黒だった頃を思い出そうとしてみる。