私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ロースクール 第12,13話

2021-06-03 20:42:09 | ロースクール(韓国ドラマ)

イェスルの裁判の弁護を受け持つヤン教授。
ただ、いきり立って弁護を行うような事はせず、検察がイェスルが今までの状況を特に強く訴えなかった事などを取り上げて「暴力ではなかった」という話で進めるのを静かに聞くだけの彼。
陪審員に選ばれたカン・ソルAの母は自分が再婚した夫から受けた暴力の事を思い出し、思わず声を挙げたりして裁判の進行を妨げたりするものの、裁判そのものは検察側がイェスルに対する暴力はなかったということと陪審員に訴えるスタイルで進んでいく。
そこにイェスルの恋人がベットに横たわったままやって来て、「僕が悪かった」などと思ってもいない謝罪をすることで、一気にイェスルに不利な雰囲気が生まれるのだが・・・・

ヤン教授が取った方法は、授業で行ったようにイェスル本人に自分自身の弁護をさせる事だった。「これが最後の授業になるかもしれない」と彼女に耳打ちし、裁判前に彼女に渡した資料の内容をなぞるように彼女に「恋人に暴力を振るわれてもそれを訴えないのはどんなケースがあるか?何が考えられるか」と彼女に答えさせるのだ。
結婚の約束までした恋人の行動に心が揺れ、他人から見たら一貫性のない行動を彼女の口から理論的に説明させ、「よって正当防衛を主張します」と彼女自身の口から言わせるようにリードするヤン教授。
***
勿論この裁判だけの話に終始しないのがこのドラマだ。隣の法廷では法律相談にやって来た女性が被告となった児童虐待の裁判が行われ、そこで養育費を支払わなかった男性が国会議員の息子の弁護をしていることが発覚。国会議員の思惑とは全く違ったイメージが作られてしまう。
そして、ジュニの手元に渡る事になった亡くなった教授の胸ポケットに入っていたペンに仕込まれた隠しカメラ・・誰がなんのためにカメラを仕込んだのか。

陪審員の全員一致の判断が出るまで待ちの体制になる裁判。
その間に自宅に戻ったヤン教授は、なんと部屋に忍び込み、教授の帰り待ち伏せていたイ・マノに襲われるのだ。

刑務所内で知り合った拘束機械を扱う会社に勤務していた男と結託し、自分が足首につけていた機械を外してもらい自由に動いていた彼。結局事件当日のアリバイも崩れ、彼が自由に街を歩いていた事が防犯ビデをで確認されるのだ。

その男と賠償金を山分けすることにしていた彼。今回仲間割れしてしまったのは、彼が隠し持っていた教授の遺品をその男が勝手にヤン教授に渡してしまったからなのだが・・・

イ・マノの後ろにいる本当の黒幕は一体だれなのか・・・・

カン・ソルAの母は予備陪審員だったのだが、一言多いその言動が陪審員の間に波風を立てる。

どこからどこまでが正当防衛なのかという話し合いに、カン・ソルAが投げかけた疑問を今一度陪審員に投げかけるカン・ソルAの母。結局カン・ソルA親子がイェスルを救う事になるのだ。

陪審員裁判に新規投入された検事の考え方を熟知していたヤン教授。
彼女は、裁判の場では鋭く追及するものの場外の取引は決してしない事。
陪審員の判決に控訴を出すような権利の濫用はしない検事だと知っていた彼は、過去の自分とのやり取りを持ち出したりして挑発するものの、彼女のやり方を信じていたのだ。

イェスルの裁判のために国会議員の下での実務研修を断られたカン・ソルA。そんな彼女は、ヤン教授の指示で弁護士事務所で研修を受けながらイ・マノの弁護をするようになるのだ。

****

このドラマ、教授にも学生にも皆自分の抱える問題がある。カン・ソルBの揺るぎない自信は、論文での受賞歴をアピールすることなく、入学していた事からくるものだったのだ。父親である憲法学者が「知識はあるけれども、資格はない」と言っていたのはそういう意味だったのだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿