ファヨンがシンガポールで生きているのでは?と思っていたインジュの思いは砕け散り、「最初からあなたは死ぬ計画だった」と自分の人生も他人の人生も演出しコントロールしようとしていたヒョリンの母ソンア。チェ本部長に裏切られインジュは投身自殺という幕切れまで考えていたソンアだが、チェ本部長が駆け付け、更には夫のパク弁護士からもソウルからの携帯電話で暴走を止められるソンア。しかし、ソウルではパク弁護士から、自分が元職場で上司からコントロールされていたことを知り、奈落の底に突き落とされるインギョン。その上、インジュを助けるために裏帳簿も彼の手で燃やされてしまうが、ここで終わるような彼女ではない。残った手掛かりは精神病院に閉じ込められているソンアの兄、パク弁護士の義理の兄と目星をつけた彼女は「アルコール依存症の治療」と自ら精神病院に入り、ソンアの兄の元を訪れる事を計画していたのだ。(この精神病院も全て情蘭会のコントロールの元にあった。建設段階からかかわっていたチェ本部長の父親から中の情報を仕入れていたインギョン。閉鎖的な集団の情蘭会。情報が洩れないように全て内部でコントロールのしていたのだが、こんな風に内部にほころびが出ると盤石と思われていた情報管理が危うくなる。だからこそ、裏切り者を殺めるという悪循環のルールが出来上がるのだろう・・・)
病院に乗り込んだインジュ達が囮になっているうちに、インギョンとソンアの兄は病院を脱出。帳簿がなくともソンアの兄の証言があればパク弁護士を蜂の一刺しで仕留められると考えるインギョンだが、彼はパク弁護士との取引を考えるのだ。
姉二人が病院で脱出劇を演じている間、ヒョリンと国外逃亡を企てるイネだが、ヒョリンも知らない間にイネはパク弁護士の家の中にある隔離部屋に閉じ込められてしまうのだ。
部屋の中に残された手掛かりから、ソンアの母、将軍の妻が何年間もその部屋に閉じ込められていた事を知るイネ・・・
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ヒョリンの父、パク弁護士は、今の地位に来るまでに一体、どれだけ手を汚していたのか・・・