私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

悲しき恋歌 後半

2022-05-18 21:50:32 | ソン・スンホン(宋承憲)

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

見た目がまったくイケていないが、仕方ない。

HTMLエディターで、表形式にしてテキストだけコピーして成形すればいいのかもしれないが、どれだけ作業時間がかかるかもわからない。文字制限もある。

1話ずつアップしてもいいのかもしれないが、膨大な記事数になる。現時点では、書いたテキストを残しておきたいという気持ちからの作業なので、見た目の事は二の次だ。

追記:

悲しき恋歌はクォン・サンウとソン・スンホンが共演するドラマとして撮影前から話題になっていたのだが、このドラマのミュージックビデオ撮影と前後して、スンホンの不法兵役忌避の疑いが浮上。その後再身体検査を受けて入隊した為、ドラマ出演はかなわなかった。スンホンの代役を務めたのは、ヨン・ジョンフン。(ドラマ撮影の関係から、アメリカVISAを取得していたことやスケジュールの都合などで彼が選ばれたと記憶している)

オンタイムで視聴と書いてあるのは、ドラマを放送していたMBCのサイトに苦労してアクセスし、オンタイムで視聴したことがうれしくて、毎回その事実を書いていたのだと思う。

韓国では何度もスンホンが入隊前に録音した挿入歌(いや主題歌と言ってもいいのか・・・)がドラマ内で流れたのだが、フジテレビで放送された際は、版権の関係からか、(それともスンホンがドラマを降板した経緯からか・・・)スンホンの歌がドラマ内で流れることはなかった・・・当時は韓国のサイトをリンクしていたのだが、今はもうそのサイトは残っていない。

 

2005・2・16
第11回
オンタイムで視聴
自分の作ったスタジオに皆を呼ぶコヌ。あの海辺の白い別荘にスタジオを作ったらしい。
(後半は大プロジェクトが進行するのだ。CD発売に合わせ、バスまで走っている。これ全てヘインの為なのだ。「愛さえあればお金なんて要らない」が綺麗事だということを、これでもかと見せ付けるコヌ。それは愛もお金もあったほうが言いに決まっている。私はお金も愛も沢山は要らない。ちょっとずつでいいのだが、誰もくれそうもないので、自ら頑張らないとと、ついついドラマとは何にも関係ないことを考えたりしてしまった。ああ私の話はどうでもいい。)
自ら音楽プロディユーサー稼業に乗り出すのかと思ったら、なんとオーナーだけで、プロデュースはチュニョンに任せるらしい。ヘインとオードリーに新しい部屋を見せ(夜景が綺麗なのはおしゃれだが、壁一杯にヘインの写真が飾ってあるあたりが韓国らしい)笑顔で「負担に感じることないよ」とヘインに語るコヌ。(いや~普通は負担に感じるだろう。でも本当に広くていい部屋だ。かなりヘインが羨ましい)

ギターで作曲中のチュニョンを見、やはり心が騒ぐヘインだ。片や自分が作った楽譜を差し出されても驚きは心に隠しどこまでも無視を貫こうとするチュニョン。無視しながらも「どうして僕の声を聞いてこんなに驚くの?」とヘインに対して挑発する態度をするチュニョン。(このあたりが泣かせる演出だ)「声が知っている人にそっくりで、話し方も似ているし・・・名前はソ・チュニョンなの」「それがどうした?」と言い放ちヘインが差し出す楽譜を破き、PD業に専念しようとする。
CD発売に向けあの思い出の白いピアノの前で暗くなるまで発声練習だ。「出来ない」と弱音を吐くヘインに向かって、急に体育会系の鬼PDになるチュニョン。(サラハンダミョンを歌うヘインにもなかなかOKサインを出さないのだ。かなり意地悪としか思えない。それに何時の間にそんなPD業のノウハウを身につけたのだ。数々の疑問は残るが、この際そんな細かいことは関係ない。ドラマはどんどん流れていく)

チュニョンが作った曲をピアノで弾くのも咎められ、コヌにPD変更を訴えるヘインだが、何も知らぬコヌに仲たがいを諌められる始末だ。(コヌの人の好さが又悲しかったりする)「お願いがあるの。その声でしゃべらないで」と涙ぐむヘインに「俺はそいつじゃない。コヌの友人のチェ・ジュンキュだ」と親友コヌのことを思いどこまでも冷たいチュニョン。ヘインのために作った歌の編曲をコヌから頼まれたのも結局受けることになってしまう。「この曲はヘインの初恋の人が(ああそれは俺のことだ・・・注)チュニョンの心の叫び)作ったんだ。でもヘインのためじゃない。結局は俺のためでもあるんだ」とどこまでも疑うことを知らないコヌ。二人が別荘のスタジオで一晩を過ごすことになっても、全然心配しないのだ。(この後の反動が怖い)

ヘインのために暖炉を準備し、食事を準備し、言葉とは裏腹に優しさを示すチュニョン。(ここでスンホンの@君を~が流れ、BGMでは@10年が経ってもが流れと泣かせる場面が続く。「ジュンキュさんの声を聴くとその人を思い出します」という言葉に我慢できなくなったように「ヘイン 上手く出来るよ。 パク・ヘイン頑張れ」(ヘイン チャラリスイッソ パク・ヘイン ヒンネ)「きっとその人だったらこんな風に言うだろうね」と涙目でヘインに声をかけるチュニョン。(しかしヘインは自分の悲しみに一杯一杯で、涙目のチュニョンに気が付かないのだ)ヘインに作った曲をピアノの弾き語りで披露するコヌ。(いや~本当に歌が上手い。)歌うコヌは何も知らず「チュンキュが編曲して詩もつけてくれたんだ」とどこまでも感謝の気持ちを示している。(更にこの反動が怖くなる)ヘインは本当に気づいていないのか。「何度別れてもチュンキュさんの恋は戻ってきますよ」と優しい言葉と一緒に、指輪をネックレスにしてあげたり、冷たい手をしているチュニョンに「手袋を買ってあげる必要がありますね。」とは、この間とは打って変わった無防備は態度ではないか。チュニョンはスキー場で涙目を毛糸の帽子で隠したりしているじゃないか。手袋もなく冷たい手を温めてくれる人もいないのだ。)寂しさに耐え切れなくなったチュニョン いよいよ我慢できず自分から告白か?

今日のイライラ
ハジョン 悪魔のような女(もう女の子ではない。これ以降は女と呼び捨てにしよう)は、とどまるところを知らぬらしい。ヘインにもそ知らぬ顔で挨拶し、得意のダンスでコヌにもとりいろうとしている。出て行けというチュニョンの言葉にも耳を貸そうとしない。あのチンピラと一緒にコヌに取り入ろうとしているのも、嫌らしい感じだ。今後は全てを知るチャーリーの奮起を望む。
2005・2・17
第12回
オンタイムで視聴
デビューの舞台はスキー場に併設のコンサート会場らしい。会場を誇らしげに見せ、人前でありながらありったけの親愛の情を示そうとするコヌ。(が今ひとつ雰囲気に無理ありか・・・そんな様子を見ながらチュニョンは打ち合わせどころではない)コヌがソウルへ急に帰ってしまったため、二人きりで食事を取るが、「コンサート上手く出来るよ。歌手パク・ヘインは最高だ」との言葉とは裏腹に、眼が見えるようになって三年目の記念日を祝うコヌの心遣いを間近に感じ、ますます落ち込むチュニョン。

がせっかくのコンサートが父の激怒に触れ中止に追い込まれてしまう。一晩中土下座して謝ろうとも父の怒りは収まらず、「コンサートはしてもいいがシニと結婚しろ」との一言に「コンサートは諦めてもヘインは諦めません」と言い返すコヌ。(いいのか コンサートを諦めて)コヌを信じきっていた2人はびっくりするが、こういう時は女性の方が思い切りがいいらしい。「コンサートなんだから私が出て行かなくちゃ。他に方法はないの?皆が一生懸命準備したんだし、歌を聴いてくれる人がいればコンサートは出来る」と今までのヘインからは想像も付かないような言葉が出てくる。(ちょっと調子がいいがこうでなくてはいけない。)

結婚式場から借りてきた白いグランドピアノ(!)をゲレンデに置き、コヌの用意した赤い舞台衣装を着て歌を披露するヘイン。うれしそうに二人を見つめるが、上手く行った事を喜び抱き合う二人を見て初めて一抹の不安を感じるコヌ。(ちょっと感じるのが遅かったと思うのだが・・・)ヘインはあれだけ体育会系に特訓させられたことも忘れたらしく、すっかりチュニョンに心を許すが、簡単に叔母ヘインの知るところとなり、チュニョンに「二人の事は秘密なのよ。ヘインはあんたの話ばっかり。早くヘインから離れて」ときつい忠告を与える。まぁ叔母さんにしてみれば、当然の心配である。というか韓国に戻ってきたのにこれを秘密にして置く方が無理というもの。チャーリーに、ヘインの居ないところへ行くと告げるチュニョン。(このチャーリー ヘインに逢いたいのにチュニョンを気遣ってヘインに逢いにいっていないのだ。本当にいい姉さん(!)である)
ヘインはすっかり人気新人歌手になり、ハジョンはかなり気に入らない様子だ。もう逆恨み、逆切れもここまでくると開いた口が塞がらない。「今からいいましょうか?チュニョンとチュンギュが同一人物だって」とオードリー叔母に毒づく始末だ。(見ているだけで本当にイライラしてくる(笑))

自分をチュニョンではないかと疑っているヘインに「女友達と旅行へ行くから」と別れをつげるチュニョン。そんなチュニョンを最後だからとあの小屋へ誘い、次々とチュニョンの思い出を語って聞かせるのだ。(本当に解っていないのか?無邪気なだけなのか、寂しいからなのか、気持ちはわかるような気もするし、わからないような気もするし、まぁチュニョンしてみたら、これこそ後ろ髪を引かれる思いだ。)
翌朝 一人で又小屋を訪れるチュニョン。そこで取り出されるあのカセット(驚)ヘインの歌う姿を見られたから幸せだったとか、ヘインの許を離れどこかへ行かなくちゃとか、辛い気持ちを語るチュニョン。コヌの父親からきついことを言われ(ヘインを目の前に「話はない。コヌには婚約者がいるんだ。」なんのためらいもなく、口にするコヌ父だ)コヌの許を立ち去る決意をし、やはり一人小屋へ向かうヘイン。あの曲をギターで弾いているのを見られても、ここになんで来たと詰問されても「別に意味はない」と立ち去るチュニョン。(そんな言い訳誰も信じるはずがない)窓に書いた点字(多分愛していると書いてある)を見つけ「言いたいことがあるから、窓に書いたんだ」という昔のチュニョンの言葉を思い出し、チュニョンに駆け寄るヘイン。ヘインの口にした「ナップンノム」(悪い人)は「愛している」と言い換えてもいいだろう。これにスンホンの歌う@10年が経ってもがずっと流れるのだ。

これでもかという、結構感動のエンディングだが、この後の展開は一体・・・・・ハジョンがどんな邪魔をするのか、そして二人の仲を知ることになるだろうコヌの怒りは・・・・
2005・2・23
第13回
オンタイムで視聴
そっとチュニョンの顔に触れるヘイン。
「ソ・チュニョン。ソ・チュニョン」じっと見つめ何度も名前を呼ぶヘイン。(そう 先週はまるで感動の最終回の如く終わったのだった。いきなり先週のテンションが続いたまま始まるとは、結構付いていくのが大変である。「名前が呼べてよかった」「顔が見られてよかった」と泣くヘイン。ドラマはどんどんテンションが高いまま進んでいく。遅れを取らないようにするのが大変である)
昔編んだ白いセーターをチュニョンに着せたりして、ヘインはテンションの高いままであるが、チュニョンはやはり我に返ったようで「帰ろう。コヌが待っている。ヘインはコヌの婚約者で歌手じゃないか」と口にする。嫌がるヘインに「生きていけるさ。これまでも生きてこれたんだから」と寂しげに告げるが、そんな言葉にヘインが同意するはずなどない。「私の事、世界の果てまで探しに来てくれるって言ったのに、忘れたの?」引き止めるチュニョンを振り切るように水辺に向かうヘイン。
(演じるキム・ヒソン号泣だ。よく幼い子が息もせず、この世の終わりのように泣いている時があるが、大人があんな風に泣くのを見たのは久しぶりのような気がする。勿論チュニョンも抱き合って一緒に泣くのだが・・・)ああ 泣いて解決するなら私も一緒に泣いてあげたい。@10年が経ってもが流れる中で、何か決心した様子のチュニョン「俺が全部受け止めるから・・・」と言っているようだが、一体なにをどんな風に解決するつもりなのだろう。何の疑い持たず、父の許を飛び出してまでヘインと行きようとするコヌの立場は・・・・
(この三人は誰も悪くないのに、そう悪いのはあの嘘つき女 ハジョンだ(笑))

コヌ義兄のたくらみによりヘインの新聞にデカデカと掲載されるスキャンダル。オードリーの許は勿論、コヌ父の許にまで訪れる記者達。そんなことが起きていることなど知らぬ二人は、変装などして街中を散策するが、狭い町故、簡単にあのチンピラの手下に見つかってしまう。(というかあの変装 は見てくださいといっているようなものだ。ヘインもあんな変装断ればいいのにと思うが(笑)チュニョンに買ってもらったものなら何でもうれしいのか。白いベレー帽も嬉々として被っている。二人で冷麺を食べる姿もほほえましく、つかの間の時間を楽しむ二人。)
二人の姿を見ながら「明日の昼食は@冷麺でもいいかな~冷麺は暖かいオンドルの部屋で食べる冬の食べ物のようだから丁度いいかもしれない。」などと思っていると、ドラマはどんどん進んでいる。チュニョンが薬を買いに席を外した隙に、探しにきたコヌたちに見つかり一人連れ戻されるヘイン。
ヘイン どうやら度胸が据わったようだ。「スキャンダルの一部は本当よ。私歌手を辞めたい。結婚も取りやめにしたい。」とコヌに告げるが、動揺するコヌは「父さんが反対するからか、それとも他の理由があるのか?」といいながらも問いただす勇気はなく、さらに集まった記者に暴力を振るう始末だ。陰からそれを見つめ、更にその後の自棄酒に付き合うチュニョン。何も知らずに、ヘインが分かれたがっていることを相談するコヌは、酔ってピアノを弾き、幼い頃の母親の思い出をチュニョンに語って聞かせる。
「俺の母さん 綺麗だろ・・・俺の母親のスキャンダル知っているだろ?皆が知っているのに、お前だけ知らないはずないよな。俺の誕生日に死んだんだ。(どんなスキャンダルだ?まぁそのあたりはいい。)母親からプレゼントされたペンダントを、愛している人にあげたいんだというようなことを切々とチュニョンに訴えている。(黙って聞くチュニョンの立場は・・・・こんなに心を開いているコヌに、この後どんな風に打ち明けるのか?それとも打ち明けないのか。チュニョンどうする?)オードリーにコヌと別れると告げ、チュニョンには「私がコヌに話すから・・・」と一人海辺の別荘を訪れるヘインだが、指輪を外すヘインの姿を見て、静かに話しを聞くというコヌに結局別れを切り出せない。

外は嵐、そして3人にも嵐が吹き荒れ、そしてネットワークも何故か嵐と、どこもかしこも大変な騒ぎだ。回線がプチプチと切れ、この辺りから3人の姿も何故かモザイク状態だ。勿論スンホンの歌う@君を も途切れ途切れだ。雪の中で立ちすくむチュニョンが「ケンチャナ。チャレッソ」と寂しそうに口にするのは、ヘインがコヌに別れを告げられないことを最初からわかっていたからだろうか?ああ画面がモザイクだ~と思っているうちに、あっという間に記者会見が開かれ、スキャンダル釈明会見かと思いきやどうらや二人の婚約会見?いや違うコヌが記者に向かって「助けてください。宜しくお願いします。」と何故か笑顔だ。釈明会見が何故こんなに穏やかになったのだ。(モザイクになってしまい詳細は不明。勝手に結婚を発表でもしたような感じだ。詳細は明日に持ち越しだ)黙って会見を見つめるチュニョンと静かに眼をあわすヘイン。

ヘイン。いいのか。あんな風に見つめる相手がいるのに、コヌとひな壇に並んでいる場合か?・・・そして何も知らないコヌの立場は・・・
明日モザイクにならないことを期待しつつ・・・13回目の視聴はこれで終了
2005・2・24
第14回
オンタイムで視聴
記者会見場で「結婚する意志はありますか?」と質問され答えを躊躇するが、遠くからチュニョンが静かに頷くのを見て「あります」と返事をするヘイン。いいのかヘイン。いいのかチュニョン。いいのかコヌ。
漢江に向かって「本当に俺の女だ!」と叫ぶコヌ。(こんな風に叫ぶのがどうも韓国らしい。日本だったらせいぜい嬌声を上げるくらいだと思うのだが・・・漢江の美しい夜景をバックに何も知らぬコヌが哀れだ・・・)そして夜の街を一人歩くチュニョン。こちらは何故かうっすら笑顔だ。この笑顔も哀れだ。謝るヘインに向かって「運命だよ。泣くな。明日からはチェ・ジュンキュだ。ソ・ジュニョンは忘れてコヌと幸せに」そんな風に別れを告げたかと思いきや、ヘインをこっそり陰から見つめていたりするのだ。(柱の陰から「パク・ヘインに送る 最後の手紙~(愛を語るチュニョン)世界で一番可愛いパク・ヘイン 愛してる」こんな風に言っているのに、諦められるのか?チュニョン・・・)

「毎日 心の中で殺してやるわ」(多分そんな風に言っているのだと勝手に推測)とハジョンにキツイ言葉を投げつけるヘインだが(これは当然)何故か俄然ヘインに憎しみを燃やすハジョン。(この女が何でこんなに強気なのか意味不明だ。これは私の韓国語の理解が不十分だからではないだろう。言葉の問題でなく、彼女の精神構造が理解不能なせいだ。誰がどう考えても彼女が悪い。自分が手に入れたいものは何をやってもいいのか。書けば書くほど腹が立つのでこのあたりで止めて置く。)ハジョンと同じオーディションを受けることになるヘイン。勿論ハジョンは敵対心むき出しだ。

パートナーがいないシネに誘われパーティに出席するチュニョン。コヌにお似合いのカップルと言われ、引くに引けなくなりカップルのふりをする二人。酔っ払ったチュニョンはホテルで前後不覚になり、翌朝二人一緒のところをヘインに見つかってしまうし、そしてシネは偶然ヘインとチュニョンのことを知ってしまっても、黙っているのだ。ヘインにはコヌと幸せにとまで言っている。コヌを思う女心が言わせる台詞か?更に、チュニョンが自暴自棄になっているのではとのヘインの心配にも「今日はもう明日だ。(昨日、明日からはソ・ジュニョンじゃないと言ったことを指しているらしい)さあ練習しましょう!」とオーディションの練習を何事もなかったかのように始めようとするチュニョン。ハジョンとヘインの間にも火花が飛び散り、とても収集がつくとは思えない人間関係が広がっていく。

どうしてもヘインに勝ちたいハジョンの指示で、チンピラに連れ去られ、昔拉致された同じ倉庫に監禁されるヘイン。(このチンピラ イ・ミノ 精神構造は前と全然変わっていないらしい。チュニョンとの関係をばらすとヘインを脅している。ハジョン同様こちらもどうしようもない。)勿論そこにヘインが拉致されたのを知ったチュニョンが駆け付けるのだ。とび蹴り、回し蹴りでヘインを守るが、(とび蹴りのきれはチンピラ五人組より遥かにいいが、劣勢なことに変わりはない)イ・ミノに切り付けられ、血まみれになりながらもヘインを連れ出すチュニョン。車でヘインをオーディション会場へ送り届けようとするチュニョンだが、それ所ではない。(運転さえしている場合ではないのだ)動揺するヘインはチュニョンを連れ病院へ向かうが、病室の前で泣き叫ぶ姿を携帯の動画で撮影され、その姿をネットに流されてしまう。(この辺りがすごい展開だ。)
病院へ向かったコヌに「ヘインさんは一人じゃなくて男性といらっしゃいましたが」と受付での冷たい一言。そして病室にかけられたネームプレイトの「ソ・ジュニョン」という名前を見て固まるコヌ。ちびまる子ちゃんの漫画だったら、顔に縦線の場面だろう。いやそんな暢気なたとえ話をしたらコヌが可哀想だ(笑)

ヘインの居ないオーディション会場では、勿論ハジョンが合格だ。そんなにまでして勝ちたいか、ハジョン。以前冬季オリンピックのフィギュアスケートで醜い女の争いを見せてくれたナンシー・ケリガンとトーニャ・ハーディングの二人を思い出してしまった。勿論ハジョンがトーニャ・ハーディングである。
2005・3・2
第15回
オンタイムで視聴
チャーリーの車で退院した二人とすれ違いになってしまうコヌ。オードリーの「オーディションで偶然昔の知り合いにあって。勿論女の友達よ。」しどろもどろの言い訳ではNYで聞いたテープの相手(ソ・チュニョン)の出現の動揺を消せないコヌ。そんな動揺を抱え一人バーで飲むコヌに近づくハジョン。(弱味につけこむとはまさしくこのことだ)

ちゃっかり隣に座りコヌと同じ物を注文し、「ヘインのことを諦められる?」と挑発するハジョン。ハジョンの挑発で更に動揺するコヌは屋台で暴れ留置場に入れられる始末だ。(しかし演じるヨン・ジョンフンの雰囲気が本当にソフトなので、暴れる場面もどうも今ひとつ迫力にかける。暴れれば暴れるほどに、逆に彼のソフトな雰囲気を目立たせてしまうという皮肉な事になる)

チャーリーの叔母さんの家に身を寄せるヘインとチュニョン。(チャーリー ヘインの着替えのことまで気遣っている。いいお姉さん(!)だ)チュニョンの吹き込んだカセットテープを聴き、チュニョンの手を握り締め涙ぐむヘイン。(勿論バックに流れるのは@10年が経ってもだ)
ヘインは今度こそチュニョンのそばを離れないと決心したようで、いやがるチュニョンを献身的に看病する。そんなヘインの姿を陰から盗み見るチュニョン。(チュニョンの盗み見は本当に印象的だ。高校生の時も、そして大人になった今も ・・・いつになったら正面からキチンと見守ることが出来るのか?それともやっぱり見守るだけに終わるのか?)
チュンピルからコヌが留置場に入ったと聞き、別れを告げるためににコヌの許へ向かうヘイン。チャーリーからヘインが愛しているのはチュニョンだけといわれるチュニョンだが、帰らぬヘインを探しにソウルへ向かう。そこで別れ話をするヘインとコヌの姿を見(これも盗み見の一種か?)ヘインの許を去ろうとするチュニョン。
ヘインの別れ話の切り出し方が凄い。公園でいきなり土下座して「私を許さないで・・・私を捨ててください。戻らないから、待たないで」だ。(日本語にするとなんだか演歌っぽいが、ドラマのでは涙涙の場面だ)そんなヘインに「分かってるよ。でも戻ってこい。待っているから」(こちらもかなり演歌っぽい台詞になってしまう。)こういう台詞は日本語の日常会話に合わないのだろうか。私が演歌っぽいな~などと関心しているうちに、チュニョンはそんなやり取りを聞かず、二人の姿を見て一人立ち去ってしまうのだ。チュニョンも「痛いよ。ヘイン。まだ直っていないんだよ」と言いながら道に倒れこんでしまうのだ。
(これも演歌っぽいよな~?余計な独り言はこの辺で止めておく)病院に運び込まれ緊急手術を受けるチュニョン。
連絡を聞いて病院に駆け付けるヘインに「誰のせいでチュニョンが傷ついたと思ってるの?あんたのせいよ!あんたが責任持ってよ」と自分のことはすっかり棚にあげヘインを責めるハジョン。(どこまでもヘインのせいにするとは、悪女もここまでくれば天晴れということにしておく)
ハジョンから貰ったソ・チュニョンの正体を書いた書類を漢江に捨てるコヌだが、ハジョンからの呼び出しでチュニョンが入院する病院に向かう。(もちろんヘインとチュニョンが一緒のところをコヌに見せようというのだ。どこまでも悪知恵は続く・・・)
病室を覗き、ヘインが「チュニョン」と呼びかける相手が自分の友人「チェ・ジュンキュ」だと気がつき凍りつくコヌ。(顔をなでながら「私のせいで傷つかないで」などという場面を見て、心穏やかでいられるはずなどない。おまけに相手が自分の友人なのだ。身近であればあるほど憎しみも増すというものだ)

やっとミージックビデオ版の予告編のところまでたどり着いたが、もうドラマも15回。終盤もいいところだ。引き伸ばしすぎとも思うが、MTV作成後の紆余曲折を考えればこれも致し方ないというところか。
これからはハジョンの頑張りに期待したい。見ているとイライラするが、ドラマの面白さを考えたらハジョンの頑張りは欠かせない。ただ今まで見ている限りでは、ハジョンの固執するものが何なのか今ひとつはっきりしないのが、ドラマがもう一つ盛り上がりにかける要因のような気がする。もちろんチュニョンの愛を手に入れたいのだろうが、その辺の場面が少ないせいで、どうも焦点がぼやけるような気がするのだ。これからはコヌの苦しみに焦点が移るのだろうし、もう少しハジョンの気持ちが見ている側に伝わる(イライラするが仕方ない)多いほうがドラマも盛り上がるというものだろう。
2005・3・3
第16回
オンタイムで視聴
「元気な姿を見せてくれなきゃ」とチュニョンの側に語りかけるヘインの姿を見、嘔吐してしまうほどの衝撃を受けるコヌ。あれもこれもと今まで何気なく見ていた二人の姿が、今この一瞬で全て繋がってしまうのだ。(多分疑う必要のないことまでどんどん疑っているはずである。恐るべし猜疑心・・・)
酒におぼれるコヌだが(分かりやすい展開ともいえる)勿論ヘインを諦めるなどということは出来ず「音楽業界からは身を引きます。ヘインと結婚することだけ許してください」と父親に頭を下げるのだ。とここでコヌ父案外あっさり結婚を許してしまうのだ。ヘインとの仲を反対していたのは、事業の跡継ぎのことだけだけを心配していたらしい。(それ故事業の乗っ取りをたくらむコヌの義兄の策略は、どんどん水面下で進むことになるのである。)
チュニョンの心の箍は外れてしまったようで、「ヘインに会いたいんだ。連絡してくれ。ヘインに会えないことより辛いことなんてない」と今までからは想像も出来ない態度に、身の回りの世話をするチャーリーもびっくりする。(チャーリーだけでなく私もびっくりだ)ここでヘインがチュニョンの許に駆けつける訳はなく (ヘインはやっぱりコヌを捨てることが出来ないらしい。チュニョンも夜の公園に再びヘインを呼び出し「コヌと上手くやって幸せにな。顔が見られただけでよかった」などとあっさり諦めるのだ。いいのか。本当に。駆け落ちでもしなくていいのか?)
婚約話はどんどん進み、静かにコヌの復讐が始まるのだ。

ヘインをつれ病室を訪れ、ヘインとシネを呼び4人での食事の席を設け、わざと初恋の話をするように仕向け、更に会社に呼びつけておきながら、ないがしろな態度を取る。ソ・チュニョンの正体を知っていることを明かし屋上での殴りあいの後には「明日の婚約式には必ず来い」の捨て台詞付きだ。
見せ付けることが仕返しとは、かなり子どもっぽいのだが、お坊ちゃまコヌにはこんな態度を取るのが精一杯のようである。またないがしろにされながらも婚約式に出席するチュニョンが泣かせるのだ。
ヘインもそんなチュニョンの姿を見ながら二人の過ごした時間を思い出すのだから、一体なんのための婚約式なのかといった感じだ。

チュンピルからチュニョンと連絡が取れないことを知り、一人思い出の小屋へ向かうヘイン。(勿論コヌに見つかり、後を付けられてしまうのだ)
皆心配しているから一緒に帰ろうとチュニョンを促すヘインの姿を見つけ、逆上するコヌ。今までチュニョンではなく自分と婚約してくれたということでヘインが自分を選んだと思っていたはず(いや思い込みたかったはずのコヌ)だが、ヘインの気持ちが自分に無いことをまざまざと見せ付けられ、とうとうヘインにまで声を荒げるのだ。小屋からヘインを連れ出そうとしヘインの右手を掴むコヌとそれを止めようとヘインの左手を掴むチュニョン。
大人の女性の両手を両側から引っ張る男性二人。それをロングショットで見せるのだから、もうびっくりだ。韓国ドラマは本当に直球勝負だと思う。
来週はこのテンションの高い場面から始まるのかと思うと更にびっくりである。

コヌの苦悩が今回の目玉だったはずなのに、、ソフトな雰囲気がドラマの展開としっくりこない。演技の上手い下手の問題でないのが辛いところだ。男らしい感じがもっとあれば、自信満々な男の苦悩も現実味を帯びてくるのだろうが、無理している感じが分かってしまうので、どうも興ざめしてしまう。自分の手に入れたものに固執し、見せびらかす子どもっぽい態度がどうしても嘘っぽく感じられてしまうのだ。
掴んだヘインの右手をどのようにするか、来週に期待。
2005・3・9
第17回
オンタイムで視聴
ヘインを海辺の別荘へ連れ帰るコヌ。壜から酒をラッパ飲みし、「いつからだ?」と詰問し、結局ヘインを別荘から追い出すコヌ。
一人帰るヘインに、最後だからと「コヌと一緒で本当に幸せか」と問いただすチュニョン。ヘインの凄いところはここで「コヌと一緒で幸せ」とチュニョンに言えるところだ。そんな風に全然見えない。大丈夫だったらそんな顔しないというチュニョンにも「大丈夫」と言い続けるのだ。片やコヌは、会社を辞する挨拶をするチュニョンに残るようにと言っている。(二人の仲をチュニョンに見せ付けることで自分の憎しみを解消しようとするようだが、不毛な行動だ。勿論ヘインの行動も不毛であることに変わりなし)

会社で偶然にもチュニョンに会ってしまったことをコヌに見咎められるヘイン。
再び海岸の別荘へヘインを連れて行き問いただすが、ヘインの言い訳など聞きもせず、ヘインを寒い戸外へ追いやり自分は部屋の中で酒びたりという体たらくだ。お酒に逃げるのはいいが、夜中にヘインを戸外へ追い出すとは呆れたお坊ちゃまである。
(チュニョンがシネに連絡を取り、ドラマの作曲を一夜で仕上げ、ギャラの他にインセンティブまで受け取る約束を取り付けるのとは大違いである)仕事が終わってから別荘に立ち寄り、ヘインが外に放り出されているのを助けるチュニョン。「止めて。このまま帰って。私のことを捨てて(放っておいてとかそんな意味だろう)というヘインの言葉など聞かず、チャーリーの許へヘインを連れ帰るチュニョン。しかしヘインがチュニョンの許に留まる訳はなく、叔母オードリーに「どんなに努力しても、コヌと上手く出来ない。どんなに努力してもチュニョンを忘れられない。もう嘘はつかない。結局はコヌを傷つけるし・・・・感謝の気持ちを示したかったの。でも・・・・もう誰の許にも行かない。全部忘れて全部捨てて、お金はないけれど、楽になりたいの」と言い残し、なんと旅立ってしまうヘイン。
(努力という言葉が出てくる時点で、コヌとの仲が続かないことはよくわかる。そしてさすが韓国ドラマだ。別れに、こんなにも言葉が必要だとは・・・)

オードリーからヘインの最後の手紙を受け取り(生まれ変わったら絶対会おうね・・・誰も傷つけずずっと愛し合おうね・・・とかそんな手紙のようだ。)「世界で一番可愛いヘイン。逢いたいよ」と自分も旅立ってしまうチュニョン。そして偶然立ち寄った海岸でヘインと偶然に出会ってしまうチュニョン。

今回は別荘に閉じ込めるのでなく、追い出すのかとか、努力して好きになろうとしたけど、出来なかっただとか、逃げようと思っても結局出会ってしまうとか、いつかどこかで見たような場面が、あちこちに見られて吃驚である。(とどめは海岸で偶然にも出会ってしまうことだろうか)私としてはチュニョンの男らしさも十分解ったし、これで最終回でも満足なのだが、ドラマはあと3回続くのだ。この後どうする?コヌあんなになってもまだ諦めないのか。勿論諦める訳はない。それが韓国ドラマなのだから。
2005・3・10
第18回
オンタイムで視聴
再会した海辺で「二人の運命は俺が作るよ。ヘインの横にいるよ。俺たちは昔の二人に戻ったんだ」とヘインに語るチュニョン。非常に男らしいチュニョンだ。
(コヌのことなど何も解決していないけれど、ここでドラマが終わってもいいのに・・・と思う。究極のご都合主義かもしれないが、コヌの惨めな姿をこれ以上見るのは辛いし、私が脚本家ならここで終了。ハッピーエンドで終わりにする(笑)でもそんなことはなくドラマは続く)
家には帰らず海辺の民宿に留まる二人。(韓国ドラマらしく直接的な描写もなく、非常に微笑ましい描写のみ)
「世界で一番愛する人と一番信じていた友達が駆け落ちしたんだ」とシネには悩みを打ち明けるが、ヘインが居なくなり連絡が取れぬことを義兄にも父にも打ち明けられず悩むコヌ。結局オードリーに頼み込みヘインの部屋で一晩過ごす。
シネから契約の事で揉めていることを聞き、コヌの許を訪ねるチュニョン。勿論殴り合いの喧嘩になり、そのせいで義兄にヘインが居なくなったことを知られてしまうコヌ。もうこうなったら義兄の思うつぼである。チンピラに指示してヘインのスキャンダルを新聞に載せ、虎視眈々と会社乗っ取りを策略する義兄。そんなことは全然知らず、二人の小屋でひとり暴れるお坊ちゃまのコヌ。(無理だとは分かっているが、今までのチュニョン、ヘインの苦悩にちょっとは思いをはせて欲しいもの。その悲しみを分かった上で物にあたるのは仕方ないが、お坊ちゃまコヌにそんな余裕があるわけがなく、ただただ世界で一番不幸なのは自分だと思い込んでいるようだ。)
チュニョンは作った曲を次々とメディアに持ち込むが、そんなに簡単に契約が出来るわけもない。そんなチュニョンを黙って見つめ続けるヘイン。ヘインに仕事の悩みなど打ち明けるわけでもなく、帰りたがらないヘインを「いつかは戻らなきゃ。皆にヘインを紹介しなればならないし、コヌにも説明しなくちゃならない」と静かに諭し、ここでも大変男らしい。(もうこの時点でコヌの負けだ・・・恋愛に勝ち負けはないけれど、コヌ本人が勝ち負けにこだわっているようなので、あえて負けといってみる)
なんと作った曲が歌手のチョ・ソンモの目に留まり契約がまとまるチュニョンは、ヘインへのプレゼントのドレスを手に海辺の民宿に戻るが、ヘインは迎えに来たコヌにミリやり連れ去られてしまうのだ。男らしく負けを認めないのか。コヌ・・・
2005・3・16
第19回
オンタイムで視聴
「チュニョンの許に行かなと言ったのに、ヘインが居ないと生きていけない」といわれても「コヌのお陰でデビューできたのは感謝しているけれど、どうしたらいいの?チュニョンを愛しているの」と訴えるヘイン。そんな姿をみてとうとう諦めるコヌ。(辛いのは分かるけれど、どうしてもっと早くに諦められなかったのか・・・などというのはいってもせん無いことか・・・)
婚約式まで行ったのに婚約破棄など出来るかと怒り心頭のコヌ父だが、時期同じくして、身柄を拘束されるコヌの義理の兄(勿論悪巧みの一貫としてすでに織り込み済みのことらしく、腹の中では笑っているものと思われる)プライベートも仕事も窮地に立たされるコヌ。(どうやらライバル会社にデザインが流出し、同じモデルの製品が発売されたとかそんなトラブルらしい。このトラブルをコヌのせいにするつもりなのか?)

チュニョンとヘインはオードリーから結婚の許しも得、新居も二人で内装をし、(ピンクと白のクロスの、ヘインにはぴったりな乙女チックな内装である)更にチュニョンがヘイン用に編曲した歌の練習を水入らずでスタジオ録音と、穏やかな日々を過ごしている。
オードリーはコヌの許を訪れて、コヌへこれまでの感謝を口にしている。オードリーの感謝の言葉を受け入れたコヌの笑顔(このドラマの中で一番の笑顔を見せているジョンフン。もっと早くこういう笑顔を見せて欲しかったものだ。多分ジョンフンファンの人はそんなドラマを期待していただろうに。)更にヘインとチュニョンが幸せな日々を過ごしているのを(一緒に暮らし始めたのかと思ったらまだ別々に住んでいるのだ。さすが韓国ドラマだ。こんなに盛り上がっていてもお行儀がいい。別れ難いなら、一緒に住めばいいのに、と思うが余計なお世話か。)電信柱の陰からそっと覗き、ここでも悲しそうな笑顔を見せるコヌ。(この笑顔もいいのだ。こういう笑顔をもっと見せられるドラマだったら良かったのに・・・とかなり同情してしまう。)しかしそんな笑顔をみせるコヌであるが、勿論傷は癒されるはずもない。更に父親が心労で倒れ、手術をすることにまでなってしまう。

父親が倒れたことでここぞとばかり様々な画策をする義兄だが、なんとあのチンピラに密会の録音テープを取られてしまうのだ。飼い犬に手を噛まれるとはまさにこのこと。しかしこのチンピラ、一体どこまで腹をくくってこんなことをやっているのだろうか。ただ単にハジョンに気に入られたいがためにやっているだとしたら、このチンピラもいつか誰かに足をすくわれるに違いない。そしてこのテープをネタにチュニョンに迫るハジョン。
本当にこのチンピラとハジョンのコンビはどうしようもない。特にこの期に及んでまだチュニョンを色仕掛けで自分のものにしようとしているハジョンには呆れてものもいえず。そんなハジョンに「愛せなくてごめん」などと謝っているチュニョンは人が良すぎる。
チンピラ(ミヌという名前だったはず)とハジョンは逆切れするタイプのようだから、明日の展開がかなり心配である。
チュニョンから貰ったテープで義兄の企みを知るコヌを、チンピラ ミヌの手下たちが襲う。(義兄の悪巧みとチンピラミヌの会話は雰囲気しか分からず、詳細は不明。しかし分かったところで、どうせ大した内容ではないはず。悪巧みに変わりはない。)飼い犬に手を噛まれた間抜けな義兄の反撃は?そしてプライドをずたずたにされたハジョンは・・・もうあと残すところ明日の最終回のみだ。
2005・3・17
第20回
オンタイムで視聴
チンピラとやりあうコヌとチュニョン。助けてくれた礼を言いながら笑うコヌの吹っ切れた感じの顔がとてもいいのだ。この笑顔をもっと前から見たかった。姉から妊娠したことを打ち明けられ、義兄の事を打ち明けられなくなってしまうコヌ。コヌに土下座をして謝る義兄だが、これで解決するとはとても思えない。案の定義兄はあのチンピラミヌを呼び出している。この二人まだ騙し合いをしているのか。そして何故かミヌはコヌを呼び出し「秘密は守れよ。もう会うこともない」などと言っているし、義兄は左遷されることになってしまう。コヌに全てを知られ、どうすることも出来ない義兄だが、自業自得なのだ。もう悪あがきは止めて欲しいのだが、そんなことがあるわけがない。

チュニョンとヘインの許に激励に訪れるコヌ。いや~お坊ちゃまも大人になった。(ここでのコヌの笑顔もいいのだ。演じるヨン・ジョンフンは、やっぱり持っている雰囲気が大人しい感じなのだ)携帯でヘインの歌を着メロにする話や本当のソロコンサートの話などが出て、もうこれ以上ない幸せな感じだ。
そしてスキー場でこれ以上ないロマンティックなプロポーズをするチュニョン。(スキー場に花火はロマンティックだが、寒いよな~などと思っている私はこのドラマを楽しむ資格なしだろうか。)
スキー場でのコンサートの準備に専念するチュニョン達。そんな中コヌの姉から妊娠を告げられびっくりする義兄。コヌが自分の罪を姉に黙っていたことに驚き、更にあのミヌにコヌの暗殺を告げていたことを激しく後悔するのだ。今更遅い。これこそ後悔先に立たずだ。結局コヌではなく止めに入ったチュニョンが銃弾に倒れてしまうのだ。
病院で助けることが難しいと医師にも匙を投げられたチュニョンは、コヌにつれられヘインのコンサート会場へ向かうのだが・・・・・・「俺をヘインのところへ連れていってくれ。ヘインの横で死にたくない。ヘインの舞台をヘインの姿を見たいんだ。舞台で歌う姿とっても綺麗だ。俺が居なくても幸せに・・・それから愛してる」そんな・・・・悲しき恋歌だと分かってはいても、こうなるだろうとなんとなく予想はしていてもヘインはチュニョンが居なくてどうやって生きていけばいいのか?

ソン・スンホン(宋承憲)の@10年が経ってもが流れる中、あの小屋を息子と一緒に訪れるヘイン。
「幸せです。残してくれた愛を守るから。又会えるのを楽しみにしています」これこそ本当の10年が経ってもだろう。

♪10年が経っても 100年が経っても 1000年が経っても私はあなたを忘れない。10年が経っても100年が経っても あなたを待つことが私には一番易しいことだから
最後に 途中で何度も息切れしかけながら、最後までたどり着く。
クォン・サンウ 本当によく頑張ったと思う。天国の階段でも悪くはないが、彼自身が持っている雰囲気はこちらの役の方があっているだろう。勿論敏腕音楽プロディユーサーらしいかは疑問だが、ヘインを想い、黙って耐えるところなどなかなかだったと思う。
残念なのは悪役と思われる面々の活躍が途中で細切れになってしまったことだろうか。確かにハジョンの逆切れには呆れたが、何を望んでハジョン、義兄、そしてチンピラ(ミヌ)らが悪巧みをするのかが、今ひとつ分からないまま終わってしまったようで、かなり残念だ。この辺りがもっと盛り上がっていれば、ドラマの流れも随分違ったのにと思う。

最後にコヌ役のヨン・ジョンフンにも労いの言葉を送りたい。


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