イベントはソモカが舞台袖で歌ってくれたことで乗り切れたランジュ。事務所の代表にも言わずこっそり受けた喉の手術の回復が思わしくなく昔のように歌えなくなった彼女にとって、観客の前で再び歌が歌えた事は何よりもうれしい事だったのだが、夢のような時間はあっという間に終わってしまう。
ファンクラブの元会員から都合をつけて住んでいた半地下の家にも住めなくなり、ソウルに戻る足も無くなってしまった彼女は、ウハクの運転する車に乗り込み、結局ソモカ共々ウハク達家族の家に転がり込む事になるのだ。
手術の前は、彼女が自分で若い歌手をオーディションするなど、精力的に活動していた彼女。結局は当時のマネージャーだった今のイ代表に事務所が乗っ取られたと本気で怒るソモカと、ソモカがトラブルでソウルに来られなくなり無人島で15年過ごした事を知ると、自分の事のように彼女の境遇を残念がるランジュ。ランジュとソモカ、15年の時を経て愛にあふれたビジネスパートナーの誕生だ。ソモカが事務所のオーディションを受けられるように手配するランジュだが、イ代表は年齢を持ち出して彼女にランジュのマネージャーに付く事を提案。ソモクは、まずはマネージャーとしてランジュの手助けをしながら自分もギハを探し、更にデビューを目指すという驚く程前向きな道を選択。
ランジュが事務所の株の半分を持てるように彼女の売り上げをプッシュすることを目標に掲げるソモカ、ソモカがデビュー出来る事を望むランジュ、そんな二人の最初の仕事先は、ボゴルの勤める放送局。過去のスターが復活を目指すリアリティー番組に、ソモカの歌声で挑戦しようとするランジュ。田舎でのイベント同様、マイクを入れ替える事で乗り切る二人は、過去の自分と対決するというリアリティ番組で最高得点をたたき出し、番組も話題になるのだが、イ代表は店頭でもネットでもランジュの音源を購入できないように商品を回収。彼女が事務所の株を手に入れられないように裏で手を回していたのだ。彼女が作った事務所を自分の物にしたイ代表にとってそんな事位、朝飯前らしい。何も知らないソモカは、番組を目にしたギハから連絡を貰い彼に会いに出かけるのだが、待っていたのは息子ギハから児童虐待の告発を受けてたギハの父親。ウハクが現場に駆け付けるのは分かるが、何故ウハクの弟であるボゴルも現場に駆け付けるんだろうか・・・ウハクの中学時代の記憶がない事にも何か秘密がある様子。