胸の傷を触った事で前世の記憶のが蘇り、思わずハサミを手に取りファルに襲い掛かるサンミン。
彼女の突然の豹変に驚くファルだが、自分でも意図しない行動に驚くサンミン。(前世の記憶がそうさせるのだ・・・仕方ない・・・)
ファルの記憶では人々が殺された中央に立つのはサンミンであり、サンミンの記憶ではその場所に立つのはファルなのだ)
何故、二人の記憶が違っているのか、すべてを知っているオク・ウルテは何を二人に隠しており、ファルのどんな行動を裏切りだと思っているのか、二人には何も分からないのだ。
傷が癒えるスピードが遅くなった事に恐怖を覚えるオク・ウルテ。過去も権力者を巻き込んでサンミンを自分の物にしようとしてきた彼は、最後の力を振り絞り、クォン元刑事と因縁がある刑事を巻き込み、ファルとサンミンを自分の元に呼び寄せようとする。
殺人容疑で確保する予定の二人をおびき寄せるために警察に連行されるのはサンミンの妹シホとドユン、そしてファル世話してきたヘソクだ。
自分で手を下す事のないウルテは殺人鬼を利用するも、その騒ぎの中で命を落とすヘソク。
自分の家族が危うい目にあわされる事で一線を越えてしまったファルの様子に驚くサンミン。しかしファルの怒りは収まらないのだ。邪鬼だけでなく人間にも手をかけようとするファルを何とかして止めようとするサンミン。
そんなファルを助けようとするクォン元刑事に近づき、元刑事の父親の正体(いわゆる邪鬼だったのだ・・・)を明かし、クォン刑事の父を殺めたのはファルだと明かす彼。
ウルテの胸の傷はファルが彼から魂を取り去った傷跡なのだが、何故ファルはウルテら魂を奪い、自分は人間に生まれ変わろうしたのか・・・・多分恨み恨まれ、振り振られ・・的な因縁がぐるぐる渦巻いているだろう。どこかで誰かが辞めない限り、終わる事のない悪縁、因縁だ。。。