新宿のショーパブで働くトランスジェンダーの凪沙。トラブルが絶えない親族の家から、中学生の少女を預かることになるも、凪沙の居る世界は、子どものいる世界とはかけ離れた生活スタイルだ。優しくは出来ないと宣言する凪沙と、母の暴力に悩まされた中学生の少女の接点はなかなかない。
ただ、中学生の少女の「バレエをやりたい」という思いを知り、それを応援したいと思う凪沙の思いが重なった時、二人は一緒に生活を送る家族になっていくのだ。
東京で少女を守る大人は凪沙一人だ。少女を守る感情が生まれたことで自分の中に生まれた愛情に驚くも、その愛情を少女に捧げることを選んだ凪沙。。。
*****
映画の感想を書く際には、役名を忘れてしまっていることが多いので、「〇〇をした男性」「〇〇の女性」などと形容詞と共に男性、女性という名詞を使うことが多いのだが、この映画の場合はそれが出来ない。男性、女性という顔の見えない言葉でなく、顔の見える名前で感想を書かねばならない。。。
なにかに属さないことは自由のようにも思えるが、何かに属さないということは一人で生きていく辛さを全部自分で受け止めなければならないということだ。そんな思いを感じながら、この感想を書いている・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます