私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

男たちの挽歌 4Kリマスター版

2022-04-21 21:27:47 | 香港(香港映画&中華明星)

学生時代から映画を見るのが好きだったが、「(チョウ・ユンファも)香港ノワール映画が好きだ」とはっきりと自分で自覚をしたのは、映画館で「男たちの挽歌」を見た時だった。それまでも映画が好きだったけれど、一つ好きなジャンルが出来ると、自分の中で好きだと思う基準がはっきりし、色々な映画を見る際の判断基準がぶれなくなったような気がした。一つのジャンルを突き詰めるのも楽しいが、私は香港ノワール映画を中心にして色々なジャンルを楽しむようになり、益々映画を見るのが楽しくなった。

今、韓国ドラマや韓国映画が好きなのも、香港映画の情報などを知りたくて、香港芸能情報などをチェックしているうちに「最近、中華圏では韓国ドラマが大流行りらしい」というのを知った事がきっかけだった。

この「男たちの挽歌」は私の趣味の世界を広げるきっかけをくれた大事な映画だ。

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アップした写真は、1992年の秋、「ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌」が公開中だった頃に発売された雑誌オリーブに掲載された記事に使用されていた写真。映画専門雑誌等にはもっとそれらしい写真もたくさん掲載されていたが、私はこの写真が好きで、30年前からこの写真が掲載されているページを切り取って会社の机の中に隠し持っていた。何度か転職したが、今の勤務先の机の中にもこの写真はキチンと残っている。折り畳んだ後やピンで刺した後も残っているがそれも思い出になっており、捨てられない。

コロナが世の中を席巻し、自由に行き来することさえなんとなく躊躇するようになってから、自分の好きな事を今までに増して色々考えるようになった。

旅行に行けない事は残念だが、「ああ絶対に●●に行きたい」と強く思う事がない事を考えると、私の中では旅がそれほど重要な出来事でない事が発覚した事。
居酒屋に行けない事が最初は寂しかったが、配信サービスのドラマや見ながら、スーパーで購入した刺身と好きな缶ビールを飲む事で十分楽しい事が分かった事。
緊急事態宣言中には「退屈だった」という話も色々耳にしたが、私は普段から好きな片付け等を更にヒートアップさせたりして、退屈だと思う暇もなかった事。

逆に非常に寂しかった事は、映画館に行くことがままならなかった一番最初の緊急事態宣言中だった。

配信サービスの映画等を何本も見たが、やっぱり暗い映画館の中で集中しながら画面を見るのと、明るい自分の部屋で生活雑貨に囲まれながら見るのとではやっぱり集中度が何倍も違う。
巻き戻しが出来ると思うと、どうしてもいい加減に見てしまったりする。更に「ちょっとトイレでも・・・」などと画面の前を離れてしまうと一気に映画への興味が薄れてしまう事も分かった。

好きな映画を暗い映画館の中で見る事を大事にしようと改めて思ったコロナ禍だった。

1987年4月の公開から35年経ち、この映画を4Kリマスター版で映画館で見られるとは・・・本当にうれしい・・・

 

『男たちの挽歌 4Kリマスター版』予告



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