このような状況になってから、新聞と一緒に配達される市報は、紙面のかなりな部分がコロナ関連の記事になっている。
身近な人に感染させない為に注意すること、コロナ禍の今だからこその在宅在宅避難の備え、そしてワクチン接種状況。
市報には市内にある大学キャンパスでの集団接種の情報と併せて、集団接種会場までの送迎バスの時刻表が掲載されていた。
****(私が接種出来るのはまだ先の事になると思うが、接種の手順がどんな風になっているのかを確認してみる)*****
自宅から集団接種会場へ行くバスに乗るためには、15分程歩く駅まで行き、そこから1時間に1本程度の送迎バス(定員は30名弱との事)に乗り、40分程かかるとの事だった。定員一杯になった場合は、1時間後の次の送迎バスに乗る事になる。
勿論個別接種もある。そちらの個別接種会場情報はどんどん更新されているようだったが、一番最近ポストに入っていたチラシでは、インターネットで予約できる医療機関は15か所程、直接予約を受け付ける医療機関は20か所程だった。ただ、個別接種は基本的にかかりつけであることが条件のようで、直接予約を受ける医療機関で新規の人を受け付けている場所は2か所だけだ。(インターネットで予約可能な医療医療機関で新規の人を受け付けているところは半分程度だった)
かかりつけの病院がない人は集団接種会場での接種が現実的な事を確認する。
少し驚いたのは、個別接種を行う医療機関で自宅から歩いていける場所にある医療機関が1か所だけだったことだ。残りの医療機関は自宅から最寄りの駅まで行き、そこから3駅ないしは4駅程電車に乗る必要がある場所が中心だった。(学生時代、年賀状仕分けのアルバイトをやっていたせいで、行った事はなくとも市内の地理は把握している。)
県境と言う言葉があるけれど、私が住んでいる場所は市境というような場所で、自宅から歩いて3,4分で隣接する別の市になり、反対方向に15分程歩くとまた別の市になる。地図で確認しても市の端であることははっきりしていて、亡くなった両親は「普段の生活では感じないけれど、役所に行かなければならない手続きは不便だ。市内のサービスなども、どうしても中心から離れていると手薄だ。」と言っていた。若い頃は「それが何?」と思っていたのだが、今になってその意味をやっと理解する。
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市の端っこ故、かかりつけ医があっても、それが市内の医療機関でない人も沢山いるはずだ。「市内のかかりつけ医・・・」という縛りがあるとは・・・・気が付きもしなかった・・・
こんな状況になり、普段考えた事も無い事が自分の生活に色々関係がある事に気づかされる。