ドイツの敗戦が色濃くなってきた中、空想の友人アドルフに励まされつつ青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿に参加する10歳の少年ジョジョ。
軍服姿に憧れ、皆でナチスに忠誠を誓う団体活動に憧れながらも、気弱なジョジョはその活動になじむことが出来ない。怪我を負ったジョジョは、勇敢な母の援護射撃もあり、戦闘で片目を失った大尉の元で奉仕活動を行うことになる。そんな中、母が自宅にユダヤ人の少女を匿っていることに気づく彼。
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おとなしい少年ジョジョの空想の産物@アドルフのテンションの高さに驚きながらも、始終アドルフが横に居て自分を励ましてくれることで、精神のバランスを保っている彼の健気さや現実の辛さも伝わってくる。
現実を直視してあの時代の辛さを伝えることも大事だろうが、母親の勇敢さに涙し、サム・ロックウェル演じる大尉の存在が心強く思えるのは、ファンタジー的な描き方があってこそのものだろう。
映画『ジョジョ・ラビット』1月17日(金)公開!
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