私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

スカーペッタ(上・下)

2010-01-07 21:26:27 | たまに読んだ本
いつからか年末に出版されるのが恒例になったケイ・スカーペッタ検屍官シリーズの最新刊。
(アメリカではもうこの続きが出版されている様子)
検屍官から始まり、業火あたりまでは毎回楽しみにしていたのだが、その後は自分の中で熱も冷め、毎回ある意味惰性で読んでいたシリーズ。惰性ならやめればいいのだが、読むのを止めてしまうほどの失速ではなかったため、結局ここまで読み続けることになってしまった。

殺人容疑者から、スカーペッタが逆指名される今回は、「読むのを止めなくて良かった」という思いがする作品だった。
前回までは登場人物がどんどん疲弊し続け、起こる出来事がどこまでも暗いという救いようのない状況だったと思う。今回は、前回の大きな出来事を契機に登場人物全員が何かをやり直さざる得ない状況になっており、それが新しい気持ちで読み進めることが出来た大きい要因だと思われる。
勿論、ネットで起こる誹謗中傷、寒い季節に起こる殺人事件は暗く、救いようのないものだ。しかし今回は初期の頃に感じた緊張感を感じる展開だった。
しかしメールを使ったトリックなど、初期の頃には考えられなかったものだ。同じシリーズなのに、本当に時の流れを感じる。

今回はタイトルが主人公の名前というかなり挑戦的なもの。ケイが誹謗中傷の中に放りこまれたことにより、読み手の私達も長いシリーズで語られてきた彼女のキャラクターや行動様式を再びなぞるような造りになっている。
キャリアを重ね、社会的な地位が上がっても、いつもいつくしみの気持ちを持ち、決して傲慢でないということが、ずっと語られるのだが、これは作者が読者に対して語っていることではないかとも思える。
ずっと読み続けてはいたが、主人公であるスカーペッタに対しては、仕事に対してプロフェッショナルであり、優しくはあっても理知的であり、自分に対しても他人に対しても厳しいというイメージしか持っていなかった。非常に興味深い人間だとは思っても、深い愛情と愛着を感じる人物であるとは言い難かった。
弱い者を助けるという仕事ではあっても、どこか強くなければ生きていく資格がないという、何か切り捨てられるようなイメージを彼女に対して持っていたことも確かだった。
今回は、作者が全力で彼女の魅力(主人公と著者を重ねてみる見方もあるようなので、そう考えたら自分自身ということになるだろうか)を再確認して欲しいと書いたような作品と思えてならない。
根底にあるそのパワーが、久しぶりにこの作品を面白くしていると思えてならない。

スカーペッタ〈下〉 (講談社文庫)
パトリシア コーンウェル
講談社

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パスタ 第1,2回

2010-01-06 21:21:54 | 韓国ドラマ は行
イタリアンレストランの厨房でパスタ補助(パスタの補助が中心らしいが、ゴミ捨てから買い物までなんでもやるアシスタントだ)として3年間働いているユギョン(演:コン・ヒョジン)。市場で「長生きする?」と確認しながら買った金魚を帰りの横断歩道で落としてしまったところを助けてくれた通りがかりの男性。
(さすがラブコメ。どこにでも出会いの偶然は転がっているのだ。)
親切にレストランまで送ってくれた男性が、自分のレストランで働くと知ったユギョン。てっきり自分のアシスタントになると思っていたら、なんとチーフシェフヒョンウクだと知りびっくり。
更に優しそうな声と穏やかな見掛けとは大違い。
「職場に女は要らない」という男性だったのだ。ちょっとしたことに難癖をつけ、「解雇だ!」という掛け声とともに女性スタッフを全員解雇。残った男性スタッフにも厳しい指導だ。
女性嫌いかと思いきや、「一度も恋愛したことないんだろう?一回俺と付き合ってみるか?」という冗談とも本気とも付かぬ態度をユギョンに見せるヒョンウク。

絶対パスタを作りたい!というユギョンは、徹底的に無視されつつも解雇されたレストランに毎日出勤。(というか、飲んだ勢いで家に帰らずに、そのまま泊り込みだ。)
何かと自分を構う常連客(演じるのはクラジのアレックスだ)の注文したパスタを作るところをヒョンウクに見咎められたユギョン。
「私の方が美味しかったら、勤めさせてください。」と無謀な挑戦をし、勿論簡単に敗退。
まぁこれで終わりでなく、これが始まり。という感じ。
ラブコメだから軽く見られる感じなのだが、イ・ソンギュンとコン・ヒョジンの台詞のやり取りが面白くついつい見入ってしまうのだ。
さらっと見られる感じなので、とりあえず来週も見続けようと思っているところ。

***
歌で甘い声を聞かせるアレックスと、普段の声がラジオヴォイスなイ・ソンギュン。アレックスの彼女(イタリア料理研究家?)がなんとイ・ソンギュン演じるシェフの元彼女だったという設定。


はちみつしょうが茶

2010-01-05 21:09:05 | なんということはない日常
「冷え性」に悩む女性は多いと思う。
足腰が冷える。病気ではないとは思うが、どうも今ひとつ調子が出ない。
そんな話をすると、夏だったら「やっぱり冷房が。。。」となるし、冬だったら「やっぱり血の巡りが良くないのでは。。。」と、大して親しくない者同士でも、お天気の話と一緒で15分いや30分は話が持つと思う。
これが親しい仲だったら留まるところなしだ。

同僚二人が、最近のコンビニに並んでいる生姜入り飲み物についてあまりにも熱く語っているので、「そんなに生姜入りの飲み物に興味があるんだったら、今度はちみつしょうが茶を持ってくるね。」と軽く話すと、二人の目がキラリとひかり、その後は質問攻撃にあうことになった。

形状はティーパック形式なのか、フリーズドライなのかから始まり、お茶の色、生姜の量、辛さ、飲み口、効能等等・・・軽い気持ちで言っただけなのに、あまりの質問の多さにびっくりである。
瓶入りのジャムのようなものだと言葉少なに答えると、「パンに塗っても食べられるか?」と、これまた予想もしない質問が返ってきた。
健康と美容に対し、あくなき追求という熱意が感じられる。
これだけの熱意があれば、冷え性もどこかに吹き飛ぶのではないかと思われる位だ。
はちみつしょうが茶は韓国食料品店で購入したもの。韓国食材を扱っている店ならどんな小さい店でも必ず棚に並んでいるポピュラーなものだ。
今度同僚用に2本買っていこうと思う。

***
パンに塗ったことはないが、生姜が結構辛目なので、ジャム代わりにパンに塗るには適さないと思う。

500グラム入りで800円位だった。1杯当たり20グラムでと書いてあるが、量はお好みで全然問題ないと思う。



純情漫画

2010-01-04 21:06:16 | 韓国ドラマ・映画
インターネット漫画が原作の可愛らしい物語だ。

役所に勤めるちょっと内気だが優しい30歳の男性(演:ユ・ジテ)と母親と暮らす女子高生(演:イ・ヨニ)と、どこか寂しそうな影のある長い髪が綺麗な女性(演:チェ・ジョンアン)と彼女に一目ぼれした公益軍人のスク(スーパージュニアのカンイン)の二組の恋の物語。

可愛らしい物語にしている一番のポイントは4人のキャスティングがぴったりなことだろう。
原作のイメージは分からないが、無理がないキャスティングというのは見ていても伝わってくる。

特に、優しいけれど内気な感じが伝わってくるユ・ジテのキャスティングが見ていて微笑ましい。
18歳の女子高生に、親しげで、でも丁寧に話す感じが好感度大だ。
(普通なら高校生に対しては呼び捨てでいいはずなのに、最後までスヨンっしとキチンと呼びかけている)
18歳の女子高生と恋に落ちるという、描き方一つでは清潔感のない話になりそうなのに、それが微笑ましく見ていられるのは、まだ高校生な彼女が少しずつ大人になろうとしているのを優しく見守る温かい感じがあるからだろう。

人を信じたくなる優しい話だった。
折畳み傘のエピソードがあるのだが、傘を売る店の人が漫画の作者だとか。

カンインとイ・ヨニも若々しい感じで好感が持てる。
エデンの東では背伸びした感じが痛々しくも見えたが、この映画ではのびのびと演じているようだった。
やっぱり年相応のキャスティングは重要だ。



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ジェネラル・ルージュの凱旋

2010-01-03 18:28:37 | なんということはない日常
映画館に行く前に@ゴールデンスランバーというコーナーが出来ており、堺雅人が出演しているDVDが何本も並んでいた。
その中から未見だったのでレンタルした1本。

救命センターのセンター長をしている堺雅人演じる医師。
キャパを超えた患者を受け入れるため同僚医師からはすこぶる評判が悪い。
しかし彼を献身的に支えている看護師長。
そんな彼が製薬会社から賄賂を貰っているとの告発文章が病院宛に送られてきた。
そしてその製薬会社の社員の死。

チュッパチャプスを舐め、病院の経営にはわれ冠せずという医師の行動には何か裏があるということが見ていてすぐに分る。それを支える看護師長とのキズナも見ていてすぐに分る。
そういうことがすぐに分るため、次に何が起こるのか、この先なにがあるのか、どんどん見進めることが出来るのだ。


私は前作よりも面白く鑑賞。まぁそれはひとえに堺雅人演じるセンター長のキャラクター、そしてあくは強くないのにどこか心にひっかかる堺雅人の演技者としての力に因るものだと思う。
レンタルショップの仕組んだ映画宣伝にまんまと引っかかった形になってしまうようだが、それでもいい。
今月末公開のゴールデンスランバーは必ず見たいと思う






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社風

2010-01-02 18:52:47 | 韓国ドラマ・映画
昨日の晩はVODでSBSの演技大賞を見ながらビールを飲んだりして過ごす。
韓国では大晦日の放送なので、番組中に年越し、年越し後も1時間近く放送が続く。日本なら全国の年明け風景、全世界の年明け風景が中継されるところだろうが、カウントダウンが終わると、すぐに受賞式に戻るのだ。
年明けはイベントではあるが、あっさりしたものだ。

人気=観客の声援の大きさ、話題のドラマの出演者が司会をするというのはMBCの演技大賞と一緒だが、MBCの放送と一番違ったのは番組中に社名が何度も連呼されたことだろう。
SBSのドラマをよろしくお願いしますという雰囲気が番組全体に流れ、司会者からも受賞者からも何度と無く社名が連呼される。
出席者が受賞者中心なのはこちらも一緒だが、特別企画ドラマ、スペシャルドラマ、連続ドラマとカテゴリーが細かく分かれて満遍なくスポットが当たるようになっている。

同じような流れでも、ちょっとしたところで社風の違いが出るものらしい。

***
シティホール、カインとアベル、スタイル等等、リアルタイムで見たドラマが多かったからそれなりに面白く鑑賞。
シティホールで演技賞を受賞したチャ・スンウォンが「チャン・グンソクファンの皆様申し訳ありません。」という挨拶をしていたが、チャン・グンソクの名前が呼ばれるたびに黄色い声援が客席から上がっていた。チャン・グンソクは昨年の大賞受賞者のムン・グニョンとアナウンサーと一緒に司会。本業のアナウンサーの方がやや緊張気味だったのと比べ、非常に落ち着いた司会ぶりだった。
今まで特に興味がない俳優さんだったのだが、ドラマを見てもいいかなと思う位の落ち着いた司会運び。



シティホール 主演の二人が演技賞を受賞していた。


スターの恋人 やっぱり視聴率がよくないと、受賞式では寂しいもの。

カインとアベル 悪役を演じた方が受賞。やっぱり悪役が輝いてこそ、ドラマが面白くなる。


スタイル 会長を演じた女優さんが受賞。一番最初に神に感謝の言葉が出るのはキリスト教徒が多い韓国ならではなんだろう。



雑煮

2010-01-01 17:29:19 | どうでもいいメニュー
だし汁の中に鶏肉を入れる。(煮えたら)味付け。
味付け後入れる野菜は里芋、大根、人参、小松菜。

*****
醤油、みりんで味付け。ちょっと味が今ひとつという不評により、その後塩と酒で再度味を調える。
塩分控えめという注文に答えたつもりだったのだが、答えすぎだったらしい。

一年の計は元旦に。。。

2010-01-01 17:28:35 | なんということはない日常
一年の計は元旦にあり。

今日は年内に片付けられなかった自分の部屋の中を片付けながら過ごす。

これがどんな一年の計になるのかは不明。
ずっと何かを片付け続ける1年になるということか。

お雑煮を作る前に小腹が空いてしまったので、一人こっそりうどんを作って食べる。純白で清楚なうどんは縁起がいいらしい。初うどんで何かいいことがあるといいのだが。。。