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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第179話 『アカシャの天輪』 感想: 裏金星=魔界という設定の開示からUQH/ネギま!の最後がいろいろと想像できるオモシロ回だった!

2021-01-09 11:38:39 | UQH/ネギま!
なんか今回は、いろいろ突っ込んできたなぁ。

完全に物語が「新しいステージ」に入ったことを示すための、新設定の説明回w

てか、これ、わりとガチで世界観として「ネギま!」のときに丸投げして終わった設定の説明、ならびに伏線の回収に来てない?

まず、なんといっても大きいのは、火星/裏火星の話ではずっと謎だった「魔族」の正体が明らかにされたこと。

いやー、裏火星ならぬ「裏金星」ですかw

まぁ、火星の白、金星の黒、っていってたし、ザジが金星の姫っていってから、魔族の出自が金星であることはわかっていたけどw

ともあれ、ようやく魔族=裏金星人、ってことがわかった。

そうなると、実は、「ネギま!」の最初期にあった、ネギくんと魔族の爺さんの戦いのときに残していた言葉とか謎とかも、明らかになっていくのかな?

そもそもあの時、ネギ君が言ってた「9つの魔法?」だっけ?、の最後の魔法が、ヨルダを倒すための魔法だったし。


で、次にびっくりしたのは、今のインターネットの禁止されたUQHの未来世界をもたらした原因のネット風邪は、ヨルダが用意した「完全なる世界」の廉価版、って設定w

しかもその作成には、三太を作成した死霊術士の水無瀬小夜子が関わったものだった。

いや、小夜子ってそこまですごかったの?

となると、三太もマジで一級品の霊ってことにならない?

ともあれ、その小夜子の師匠兼共同研究者が裏火星の魔術師で、その小夜子の魔素技術とバアルの「完全なる世界」の廉価版をつかってネット風邪がつくられた。

この小夜子の師匠が誰だったか?というのも、この先、物語を進めるためのネタの一つになるのだろうな。

ともあれ、このネット風邪の由来の説明は、これ、完全のコロナが実は作られたものだった、っていう陰謀論の焼き直しじゃんw


これもそうだけど、今回の新展開の部分は、総じて、ネトウヨを揶揄し批判するような言い方が多いよね。

その最たるものが、敵方にまわった一空と、その一つ一つの言い回し。

最後に、UQHは進歩をかえりみず、科学を軽んじるところが大嫌いだった、ってわざわざ一空に言わせているあたり、完全に、老害死すべし!っていってるネトウヨと同じじゃんw

その老害の象徴が、本の虫のニキティスってことも含めて。

で、そのニキティスの再登場に合わせて紹介されたのが、次元の「狭間の世界」に浮かぶ移動図書館「アカシャの天輪」w

アカシャだよ、アカシャw 人類の英知の結集だよw

で、この超巨大図書館そのものは、ネギが発掘した1万2000年前の古代金星文明wの遺物だというのだから。

古代金星文明ってどんだけ?って話だし。

そんな文明がどうして滅んだんだよ?って疑問が生じるし、

もしかしてそのせいで裏金星ができた? とか

古代金星文明の消失に、もしかして火星も絡んでる? とかも思うよね。

そもそも、ザジが、麻帆良学園のネギ君のクラスに留学してたことも、そのことと絡んでいるように思えるし。

あるいは、龍宮隊長の魔族の方の親ってどんな経緯で地球に来たの?とか、

どんどん疑問は湧いてくる。


それはさておき、大図書館を手に入れたニチティスは、本すげぇ、紙すげぇ、という出版社の回し者wのような発言を繰り返して、やっぱりデジタルなんてクソじゃん、本だよ、本!という出版社の回し者のような発言を繰り返してるしw

で、そんなニキティスを、マジで、老害ウザ!って感じで、不死者の再生速度を上回るナノマシンを傷口から注入して、いつまでも再生できない状態にして、思い切りドヤ顔を見せる黒一空w

まさに影が薄かったロボ設定の恨みを晴らすかのような反乱ぶりが、またもやネトウヨっぽくてw

結構、作者?の恨みが重ねられているように見えて笑えるw


で、そうした黒一空がついたバウル側の魔の手で、キリヱ、カリン、三太、はすでに始末されていた。

もっとも、三太は甚兵衛が仏像に魂を封印したので、これ、多分、刀太の火星の白でキャンセルされてなんとかなっちゃうのだろう、と期待している。

で「火星の白」が、そうした「イマジンブレイカー」みたいな一種の「無効化能力」だとしたら、一空にかかった呪縛もリセットできそうな気がするけどね。

というか、そうして、一空を再度味方に引き入れたところで、逆に一空をUQH側のスパイとしてヨルダの側に戻す、って作戦じゃないのかな?

なんか、ネギま!の裏火星の最終決戦のときみたいな気がしてきたw

まぁ、裏金星だからねw

同じような展開が今後はしばらく続くような気がするw

だって、魔界業魔大陸十二諸侯wのフルーレティwだよw

まだ11人、諸侯が残ってるってことじゃんw

雑魚キャラを蹴散らしながら、本丸に攻め込んでいく、という感じかな。

てか、そもそもバウルはせいぜいが中ボスなんだから、とっとと駆逐して、ヨルダ討伐に向かうべし!

でも、魔界や裏金星ってことになったら、ここらでそろそろまた、ザジや龍宮隊長が再登場しないかな?

その方が、ネギま!を含めた大団円っぽいんだけどw


ともあれ、最後の一空vs十蔵の戦いに込められた、一空が明らかにした、不死者の進歩無視、歴史無視、というのはちょっと新鮮な発想。

確かにそういう意味では、一空が敵に回ったのは面白い。

てか、バウルが意外にも進歩派ってことだしw

そもそも小夜子の研究をパクるところがそれだし。

要は、同じ吸血鬼の真祖でも、ニキティスは保守派、バウルは進歩派、ってこと。

で、その進歩派のほうが実はネトウヨ予備軍なのだよ、というのは、現代日本の社会風刺としては結構辛辣だよな。

もっとも、きっとネギ君なら、科学の進歩も踏まえて世界の幸せを実現しようとするだろうから、ネギの孫の刀太なら、こういうニキティスとバウルの対立を含めてなんとか、保守でも進歩でもない「第3の道」を指し示してくれそうな気がするけど。

なんか、UQHの終幕がネギま!の大団円にもつながることが想像できるような回だったなw

ちょっとワクワクしてきたw

にしても、相変わらずニキティスがちょろすぎるw

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