BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダーウィンズゲーム 第91話 感想: もしかしてダーウィンズゲームって、本気の進化ゲームなのかね?

2021-01-23 16:51:44 | ダーウィンズゲーム
前回、敵の首領たるグリードDを発見して、その追跡に移ったスズネ。

今回の話は、突き詰めると、このスズネとグリードDの間で交わされた、人間はダーウィンズゲームのことを理解していない、ということが全てかな。

あとのカナメたちの描写はただの状況描写でしかないから。

で、このスズネに投げかけられた言葉だけど、これって、シギルは、単にダーウィンズゲームというアプリが与えた異能なのではなく、もっと根本的にその人の能力を発言させている、とかいうことなのかな?

その意味で、ちゃんと人は進化している。

つまり、スズネの獣人のような姿は、単にアプリが付与してくれた能力ではなく、スズネ自体が「進化」した姿だと。

これ、多分、スズネの立場からすれば、何言ってんだ?ってことにしかならないだろうけど、カナメやシュカの能力の由来の話とかを思い出せば、むしろ、眠っていた才能の発芽を早めた、というのが近いようにも思えるし。

87話でジスラン博士が言っていた「ミーム」のことを思い出せば、ゲームという文化事象を通じて会得したような気になっている能力も、まさに「ミーム」として人の身体に影響を与えて、結果として、本当にシギルを体が身につけてしまった、ということなのかね。

そういう意味では、シギルは、その人が進化した結果の能力、ということで。

ゲームという形で学習したミームが、そのまま、身体まで変えていく、ということなのかもしれない。

ともあれ、物語としては、このスズネの危機にカナメたちが間に合うのかどうか、だね、次に気になるのは。

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