あれから 4年。
たくさんの仔に恵まれましたが
よ~~く見ると紺中通しのある木は
親木と仔1本のみ。
よくある建国覆輪と違って大冠 のような大覆輪系ですから
固定性はこんなものなのかも。
そういえば方や羆覆輪から出た大冠とよく似ていますが
ルビー根が混在する大冠と違いこちらは泥根しか出ません。
ええ、ユウレイになっても泥根です。
建国系も変化種が出すぎるとややこしくなってきますね。
あれから 3年。
ルビー根の出ない建国殿です。
柄は紺覆輪黄中透けで建国殿と瓜二つですが冴えがイマイチ。
そこで今年は思い切って日をを強く採ってみました。
結果、上々の冴えです。
1か月ぐらいでこの冴えですから夏を通り越して秋まで置いとけば
葉裏まで透き通るような柄になってくれそうです。
丈夫な泥根建国殿ですから葉焼けもしなさそうですし・・・。
外していた仔の方も同じような柄で推移しています。
固定性も良さそうですのでこれで柄が真っ黄々に冴えてくれたら
泥根系建国のトップクラスくらいには君臨しそうかも。
あれから 2年9か月。
柄は覆輪調で推移しています。
青に近い仔、2本は外し次に期待していましたが
ついに期待以上の柄の仔が出ていることに先ほど気が付きました。
下葉が1枚だけ中透け状になっていたのが幸いしたのでしょう。
まさにワンチャンスしかありませんでした。
少し紺を含んだ青白い柄が目に涼やかです。
元々は本芸の羆の柄抜けから出た縞ですが親木からルビー根は出ないようです。
この仔からも多分ルビー根は出ないでしょうが
それはそれとしてこの斑色ですくすくと育ってくれたら大満足です。
それにしても欲しいと熱望していたタイプの柄ではありました。
もう1個アタリが付きましたがこちらの柄はどうでしょうか。
ところでこれについていた柄の少ない仔、2本が見当たりません。
どこかに紛れてしまったようで失敗しました。
それでもどこかにあるでしょう。
柄のない木でもわずか 6年でここまで進展しますから
(この木の物語はここから始まっています。)
改めて大事にしなくちゃと思っています。
あれから1年。
また下葉が2枚ほど落ちたような気がします。
いつまで経っても調子が悪いのはやはり派手仔が付きすぎたせいなのか。
でもその派手仔もいつの間にか紺地が乗って来ましたし自根も出ています。
仔が一人前になれば親木の機嫌は直ってくれるでしょうか。
と、言いつつまた派手な仔が二つ発生しています。
さすがにこれは先を見ずに欠いた方がよいのでしょうね。
あれから 5年。
入手して から7年。
長らく源平覆輪を維持していましたが
ついに派手になってしまいました。
もう少ししたらでしょう。
仔はずいぶん生んでくれましたが全部ユウレイ。
安物買いのなんとやらのそしりはやはり免れませんでしたがそれも結果論。
良い仔が1本でも出ていたらがらりと状況は変わりますし
ちゃんとした木と比べてお値段は丸一つ違いますから
楽しく遊んでもらったということで満足しましょう。
因みにちゃんとした木もずいぶん前から置いてあります。
さすがにこういう木ですと仔にもしっかりと紺地があって先々よくなりそうです。