あれから1ヵ月弱。
1本から育てた株立ちなら出る新根はそれなりのポジションを心得ていますが
寄せ植えとなれば話は別のようです。
それぞれが思い思いに根を伸ばしますし
特に今年は新根が良く出ましたので収拾が付かなくなる前にと
寄せ植えしていた羆覆輪をバラシて全部植え替えてみました。
新月殿を単独植えにしたのは実に十数年ぶり。
ちょうど花茎が伸びていましたのでそのままに。
花まで咲かせちゃって大丈夫かなとちょっと心配です。
新月殿を外した親木ですが昨年ようやく仔が出てくれました。
それまで十数年仔が出た形跡はありません。
新月殿が重荷だったのでしょう。
そういえばあの木はあれから2年弱。
寄せ植えの中から見つけましたが
こちらは若木だけあって仔吹きも良好です。
思えば芯痛の親木から出たアタリからの成長記録でしたが
これが最後の記念撮影です。
ところでそれなりのお値段だった頃は
こんなハデ仔の出ないタイプが好まれたものです。
しかし何かしら変化を求めるのであれば
ちょっと面白みのないタイプでしょう。
嗜好は時代とともに移り変わります。
近頃は植え替え三昧の日々を送っています。
新根が伸び放題ですからかなり気を使いますが
その新根が鉢の中に収まりコケや鉢が新調されれば蘭は上機嫌です。
また手に取って眺めることや写真撮影も自在に出来ますし・・・。
新根が伸び放題ですからかなり気を使いますが
その新根が鉢の中に収まりコケや鉢が新調されれば蘭は上機嫌です。
また手に取って眺めることや写真撮影も自在に出来ますし・・・。
そして植え替えが進めば使用済みの鉢が貯まります。
そこでまたあの窯に活躍してもらうこととなりました。
その窯は前回よりさらに1段コンクリートブロックが増えました。
使わない時は屋根をかけています。
窯の中はこんな感じ。
耐火レンガを四隅に配しその上に平板を乗せています。
そこに鉢を並べて積み上げ両サイドに今回は安く購入したオガ炭を投入しました。
そして外したブロックを元に戻します。
猫でもできる簡単な作業です。
焚きつけの木が燃えている間は煙も出ますが
その後は無煙となりました。
そして結果はと言えば手前の焚口付近と上部はススが残りましたね。
やはり煙は出ても薪を燃やした方が仕上がりは良いようです。
次回の課題にしたいと思います。
それでも百鉢中、70鉢ぐらいはきれいに焼けました。
あれから6年と8ヶ月。
その頃はキリッと引き締まった姿でしたが
今では先が見えない藪立ち状態になってしまいました。
それでも覆輪の固定度は高いらしく縞は出ていないようです。
ただ、萌黄柄にプラスして白縞は出てきました。
白縞の出た木にはルビー根が混じり
花径も白く伸び上がります。
日と風が良く当たるよう数本立ちくらいに分けて丁寧に育てれば
ちょっと貧相な大江丸縞ぐらいには葉幅引きますから
3色柄の木などはとても素敵な雰囲気に生まれ変わることでしょうね。
今はというかこれからもたぶんそこまでは手が回りませんが・・・。
あれから1ヶ月半。
天葉には付けが見えて次を待つばかりとなりました。
木勢は上々でしたが更にそれを長く持続させるために
新根にミズゴケを当てて植え替えてみました。
しかし気になるアタリはなかなか大きくなってくれません。
下の方から出てきた為でしょう。
そしてさらに気になる柄はどっかへ逃げちゃったかのよう。
前回は絶対入っているように見えましたからちょっとがっかりです。
そうこうしているうちに第二弾も生まれました。
まだまだ出ますから数の中には柄のある仔も期待できるでしょう。
楽しみは続きます。
あれから1年と9ヶ月。
その間、下葉がバラバラッと落ちたり中の根が傷んでいたりと散々。
もう盛りは過ぎて散るのみなのかなとあきらめムードでしたが
ばらすにはもったいないので気を取り直して植え替えてみました。
幸い新根はたくさん出ていましたのでまた盛り返してくれるかもしれません。
以前出ていたアタリ状態の仔は2作でこの程度。
確かにこの生育の遅さですから
いつも代わり映えしない姿なのも頷けるところです。
そして姿が激変するのは作落ちした時ぐらい。
そうならないよう努めたいものです。
あれから1ヶ月ちょっと。
長く伸びた下葉が2枚落ち、ちょっと引き締まった姿となりました。
それと共に・・・というわけじゃありませんが
次の天葉は柄の部分にも細い紺縞が入ってきました。
葉縁の太縞ベタ柄だと葉焼けを起こすようですから
どうやらそのリスクから解放されたかもしれません。
この仔は柄が満遍なく入っていますので大丈夫でしょう。
こちらも葉縁は紺地なので大丈夫そう。
上柄で無傷な3本立ちを目指したいものです。
あれから1ヶ月。
植え替えてみましたが長い枝のある泥根が1本と
短いルビー根はそれなりにたくさんありました。
でも本体の葉数からすればかなり頼りなさげです。
それでも天葉は内反り気味に出て
前の葉同様大きく伸びてくれそう。
新根は1本でしたが何故か黒っぽいチョコレート色になって
まだ伸び続けています。
(昨年はとっくに止まっていました)
これが泥根というものだったら超ラッキーかも。
(まだ新根で泥根というのを見たことが無いので)
仔はモロに紺地を纏っていますから
親木サイズになるのは意外に早いかも。
こんな感じで遊んでいると葉元に隙間のあるのを発見。
一つは根、もう一つは仔のようです。
また楽しみが増えました。
あれから2ヶ月。
この手の針葉品種からすれば生育はイマイチなのでしょうが
柄が全体の半分ですからまずまずとしたものでしょう。
ハデ仔なりの懸命さも伝わってきます。
アタリも付いたようです。
本体にもアタリが・・・。
柄はありそう。
もう1個。
さすが朝鮮鉄。
知らない間に着々と増えていきます。
そのうち上柄の仔も出てくれることでしょう。
汚れた鉢を新品状態にしてみようと窯を製作してみました。
窯といっても特に焼き物をするわけじゃなく
素焼き鉢に付いた有機物が灰になってくれるだけで十分ですから
コンクリートブロックと耐火レンガを組み合わせた簡単な作りです。
まだ試作の段階ですからすぐに解体撤収ができるよう
ブロックを積み上げただけですがそのままではぐらぐらして倒壊の恐れもあります。
そこで何か所か針金を回して縛ってみたら動かなくなりました。
もしかしたらこのままで良いような気もします。
窯といっても特に焼き物をするわけじゃなく
素焼き鉢に付いた有機物が灰になってくれるだけで十分ですから
コンクリートブロックと耐火レンガを組み合わせた簡単な作りです。
まだ試作の段階ですからすぐに解体撤収ができるよう
ブロックを積み上げただけですがそのままではぐらぐらして倒壊の恐れもあります。
そこで何か所か針金を回して縛ってみたら動かなくなりました。
もしかしたらこのままで良いような気もします。
当然ながら作ったら使ってみたくなりますので
中に百個程鉢を入れ両側に廃材やら使用済みの木炭などを投入して点火。
最初はかなり煙が出ますから通報されないよう早朝から作業を始めました。
火が消え中の温度が下がった夕方頃に見てみたら
最初にしては上手に出来ましたっという感じです。
窯の全景です。
コンクリートブロック30個に耐火レンガ6個など購入。
かかった費用は1万ちょっとくらいでした。
コスト的にはハイターの方が安いかも。
でも作業が面白いし鉢も新品気分で使えます。
それにハイターに付け込んだり洗ったりすすいだり乾かしたりする必要がありませんから
しばらくはこっちを採用しようかと思っています。
あれから5ヶ月。
過去画像を見比べると親木の成長はちょっとゆっくりになったかも。
養分を仔に食われている為なのでしょう。
その仔はといえばグングンと成長しています。
紺地もしっかりとあって良くなってくれそう。
こんな仔がもっと出てほしいのですが親木はずっと上まで花芽跡。
しばらくは恵まれそうにありません。
派手な仔2本はたぶんだめだろうと思いつつもうしばらく様子見です。
そういえば昨年の今頃に植え替えてまだそのままですが
ミズゴケや鉢の汚れも少なくまだ大丈夫そうです。
やはり新品の鉢と殺菌洗浄した鉢とでは1年後に違いが出てきます。
汚れた鉢を新品状態にしようと窯を作りましたが試運転はこれから。
火を入れてうまく焼けたら紹介したいと思います。
あれから1ヶ月ちょっと。
次の天葉は更に紺地が増えるかも~という予想を見事に覆し
前の葉よりも白柄が多くなっています。
この調子で何とか踏みとどまってもらいたいものです。
アタリが付いていますがこの仔はわずかな紺覆輪以外紺地の形跡はないようです。
真っ白な葉で成長してくれるのかとっても楽しみです。
こちらの仔は有り余るほどの元気さですがとうとう天葉で柄がなくなりました。
展開の早さは見事というほかありません。
それに引き換えこちらはようやく次の天葉が見えてきましたがまだ真っ白のまま。
片方の仔の運がすべてこっちに注入されているかのようです。
黄味掛かった白じゃなく青光りするような白さ。
柄が完全に暗むまで4~5年掛かりますから
その間、天から下葉まで柄を堪能できるというものです。
白牡丹は柄が無くなるとすこぶる元気に大きく育ち、
ちょっとだら~んとした姿になってそれは好みじゃないのですが
全斑になれば話は別。
程良い大きさで木勢の良さだけが受け継がれます。
でも、このタイプで全斑ってなかなかお目にかかれませんから大事にしたいと思っています。
羆B
2019年06月01日 | 羆
さて、6月。
気候は初夏。
富貴蘭の成育が一番活発な時です。
今年の全国大会は直前に事情があって行けませんでした。
新たな刺激を頂く機会をなくし残念でしたが次の上野を楽しみにしています。
気候は初夏。
富貴蘭の成育が一番活発な時です。
今年の全国大会は直前に事情があって行けませんでした。
新たな刺激を頂く機会をなくし残念でしたが次の上野を楽しみにしています。
羆はあれから1ヶ月。
新根にミズゴケを当てるべくまた植え替えたら下根が2本落ちていました。
新根と入れ替わりですからそれは良いとしても
下葉が1枚連動して黄ばんでいます。
めげずに頑張りましょう。
ところで何年か育てていますと気遣いにも遠慮がなくなり
割と日の当たる所に置いているせいか柄が明るくなってきました。
こちらの葉には紅隈まで出て彩を添えています。
とはいえ日の取り加減としては
木がしっかりしてくるのか木勢を落とすのかギリギリの所かも。
仔には次の天葉が出てきました。
今度は紺覆輪もちゃんと巻いていそう。
仔は今まで1勝2敗ですがとりあえず5分に戻したいところです。