シキミ(樒)の花
<モクレン科シキミ属>
暖地の山地に自生する常緑小高木。
葉は互生し長さ4~10センチの倒卵状広披針形で、
厚く滑らか。
伊豆にて。
本来は3~4月に咲くものだ。
葉腋に淡黄白色で直径約3センチの花を咲かす。
花弁と萼片は線状披針形で12個。
雄しべは約20個。
下はシキミの実で8~12個の袋果が星型に並ぶ。
熟すと裂け有毒の種子を出す。
「悪しき実」からシキミという名になったと言われる。
↓はトウシキミの実。
中華料理で香辛料に使う八角。
同じような木の実が、片や薬に、片や毒になる。