トベラ(扉・海桐花)
<トベラ科トベラ属>
暖地の海外に多い、常緑低木。
主に枝の先に葉が集まってつく。
葉は倒卵形で互生し、主脈が白っぽい。
葉は艶のある緑色で、周辺部がやや内に巻くように、
葉全体が反っている。
5月頃、芳香のある白い5弁の花をつける。
果実は熟すと3裂し、赤い粘液が付着した種子を多数露出し、
これが鳥のくちばしにくっついて運ばれる。
雌雄異株。
枝葉は切ると悪臭を発するため、
節分にイワシの頭とともに魔除けとして戸口に飾られたため、
扉の木と呼ばれそれがなまってトベラとなった。