オニタビラコ(鬼田平子)
<キク科オニタビラコ属>
名前の割にはちっとも怖そうではなくて
かえってやさしそうに見える。
コオニタビラコに対して、大形だからと言うのでこの名がある。
空き地や公園、庭にまで生え、ほっておくと草丈1メートルにもなる。
全体に細かい毛があり、茎や葉を切ると
白い乳液が出る。
根生葉は大きく放射状に広がり、
葉は深く切れ込む。
まっすぐな茎の先に7~8ミリの黄色い頭花を多数つける。
花期は長い。
花後は白い綿毛が飛び、あちこちに広がる。
冬も葉は枯れず、地面に放射状に広がったロゼットで冬を越す。
オニタビラコはコオニタビラコに似るが、
オニタビラコの根生葉の先端は尖り、
コオニタビラコの葉は尖らない。