カキツバタ(杜若・燕子花)
<アヤメ科アヤメ属>
カキツバタによく似たものにアヤメ、ヒオウギアヤメ、ノハナショウブがあり、
アヤメは名前の通り、花びらに綾目模様があるから区別がつきます。
ヒオウギアヤメは湿原を好み、花びらの奥の花被片が目立たないので
区別がつきます。ノハナショウブは山野の草原や湿原に咲きます。
本来は5月に咲くのだけれど、いつも写真を撮りっぱなしで、
掲載した覚えがないので、ちょうど手持ちの写真も無くなったことだし、
爽やかな紫が涼し気で、取り上げてみました。
特徴は、3枚ある外花被片に、白一文字が入ります。
茎は円柱形でまっすぐに立つ。
葉は剣状広線形で先がとがり、基部は鞘になって茎を囲む。
花茎の先に、青紫色または紫色の花を2~3個つける。
外花被片は3個、楕円形で垂れ、長さ5~7センチ、
中央から爪部にかけ、白から淡い黄色の斑紋がある。
内花被片は3個、倒披針形で直立する。
雄しべは3個、葯は外向きで白色。
花柱は3つに分かれ、先は2裂する。
蒴果は長楕円形で4~5センチ、3つの稜がある。
昔、花の汁を布にすりつけて染めたので、
「書きつけ花」と呼ばれたもので、
それがカキツバタに転嫁したのが名前の由来らしい。
紫色の花に目立つ白いすじは、昆虫に花粉や蜜の
アリかを教える目印。
ノハナショウブはここが黄色いので、区別をつけられます。