ヤママユ(山繭)の繭(天蚕)
<ヤママユガ科>
信州の旧国鉄篠ノ井線の廃線跡を歩いた時、
久しぶりのヤママユに出会った。
たぶん、クヌ枝に3~4個、薄緑色の繭を見つけた。
中に蛹がいたかどうかは解らないが、
これを見つけてから、「天蚕センター」に見学に寄った。
これはもう蛾になって元気に飛び出た後と思いたい。
天蚕センターでは、卵のまま冬越しをさせ、
5月の初め頃、飼育林のクヌギの枝に
産み付けた卵(山付)の紙を巻き付け、
卵から生まれた幼虫はエノキの葉を食べて
4回の脱皮を繰り返して成長する。
葉っぱに糸をはいて繭を作り、その中で蛹になる。
成長したオスとメスを蝶籠に入れ籠に卵を産み付けさせる。
また、繭は生糸を取るために乾燥させお湯で煮て、
まゆ7~8個分で1本の糸にして、製品にするのだそうだ。
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