れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ガガイモの花

2008-07-21 04:56:05 | 野の花日記
ガガイモの花

里山の草地などにはよく見かけるが、
東京では滅多に見つからない。

まだ蕾状態だが、すぐ引っこ抜かれてしまいそうなので、
写真に収めた。
ほったらかしの駐車場の空地のフエンスに絡まっていた。
見つけると嬉しい。

成長が旺盛なので、そのうち抜かれてしまう事が目に見えている。

花は、淡紅色の小さな花を総状花序に咲かせる。
多年生のつる草で、
よくヘクソカズラと一緒に、咲いていたりする。
葉は、対生し長卵状の心形。

今度会うまで咲いていてくれるといいのだが。
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ムクゲ

2008-07-20 06:47:58 | 野の花日記
ムクゲ(木槿)
アオイ科

よく知られた花だと思う。
私は、以前はあまり好みの花ではなかったので、
たぶん・・
此処に取り上げるのは初めてだと思う。
(槿の実は何回か取り上げたけれど。)

よくある花だったし、
いつでも見られる花だったということもあった。

一日花だが、次々に咲くので、
いつでも咲いている風に見えるのだ。

「槿花一朝の夢」などと儚いことの例えにもあるのだが、
次々咲くから、あまり儚いとも思えないのだが。

朝、槿の木の下にいると、
昨日咲いて萎んだ花の落ちる音がする。

今は、園芸品も多数あり、花の色も形も色々でている。


「俳句歳時記」秋
木槿(むくげ)
きはちす・もくげ・花木槿
白木槿・紅木槿・木槿垣(むくげがき)


    遠のべの木槿は馬に喰はれけり        芭蕉

    やすやすとあけてむらさきむくげかな   坂間晴子

    白むくげ朝の鶏卵落とすまじ       新間絢子




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センナリホウズキ

2008-07-19 07:23:38 | 野の花日記
センナリホウズキ
(ナス科)
私の図鑑にはないので、詳しいことは解からないのですが、
帰化植物らしい。

名前の通り、小さな青いホウズキの実が、
葉の下にたくさんつきます。

これは時間が経っても、赤くはなりません。
青いままで横に伸びた枝にたわわになるので、
センナリ(千生り?)の名前がついたと思われます。

丈が低く横に伸びるので葉の緑色と同じ色の実は、
座って覗かないと、見つけられません。

ホウズキと同じように、解熱薬として使用されるようです。

たまに遊びに行く、
近くの緑化地区に指定されている次郎さんの畑に、
毎年、でてきます。

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椿の実

2008-07-18 07:12:41 | 野の花日記
椿の実

椿の花を知らない人は少ないと思う。

でも、椿に実がなることは、あたりまえであっても、
見ていない人は知らないでしょ?

まるで、恥らっているような・・
小さなリンゴのような丸い実だ。

今、青い実にほんのり紅をさしている。

残念ながら、硬くて食べられないけれど、
暑い果皮が割れると、
暗褐色の種があり、それから油がとれるのだ。

こんな硬い種をどうやって絞って油にするのかは?
私は知らない。

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シキミの実

2008-07-17 05:57:23 | 野の花日記
シキミ(樒・梻)の実
   別名・ハナノキ・ハナシバ
<モクレン科シキミ属>

確かに、シキミは、お墓などによく植えられている。
先日のお墓参りの際に、撮った画像です。

葉を切ると抹香の匂いがするのだ。
春に淡い黄緑色の線状の針形の集合花をつける。

今は、実が星型になって、これが熟すと裂けて、
中から茶色の実が覗く。

この実は、有毒なのだそうだ。

樒(しきみ)の花は、
「俳句歳時記」に、「春」の項目で出てくる。

木偏に密か・で「シキミ」と読ませるのは、
なにか秘密めいている感じがする。



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カラスウリの花

2008-07-16 05:46:52 | 野の花日記
カラスウリの花
<ウリ科カラスウリ属>

秋の里山で藪に絡まる、真っ赤な実を見つけるのが楽しい。

花は、
滅多にみられない。
これは、たぶんもう5,6年になる我が家のカラスウリの花です。
去年から、咲き始めました。

夕方から咲き出します。
夕方の4時に見た時は、まだレースのふちが開いていませんでした。

夜の8時に見たときに、
咲ききっていました。

朝の5時には、もう閉じています。

我が家の西の窓に絡ませてあるものです。

花を撮るとき、
部屋の電気を消してから撮ったものです。

「俳句歳時記」
烏瓜の花
  知らぬ間の散り際いかにからすうり  松本たかし

  からす瓜咲きつぐ闇へ帰り着く    安田くにえ

  烏瓜咲ききはまってもつれなし    深見けん二


                烏瓜咲ききってゐる自尊心  れんげ
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ミズキの花

2008-07-14 06:29:56 | 野の花日記
ミズキの花
別名クルマミズキ
(ミズキ科・ミズキ属>

枝を扇状にひろげて階段状の樹形になる・と、
図鑑に在る。
全体の樹形をじっくり眺めれば、間違えないだろうが、
里山に大急ぎで出かけて、
写真を撮って、
家であとから調べるものだから・・
時々、何の木の花かわからないものがある。

図鑑で見ていると、似たような花がたくさんあるので、
いつも迷っているのが本当の話です。

秋に黒い実に熟す。
秋に又、あいたい実です。

和名のミズキは、特に春先に枝を折ると、
水のような樹液がしたたるからだそうだ。
よく見ているのに、よく解からなかった花でした。

「俳句歳時記」の夏に、
水木の花(花水木)があり、
こちらは本来の山地に自生する水木を取り上げている。

   みづき咲く旅の夜を冷え女の手   佐野壽ゝ

   はなみづき神に積む石みな平ら   広瀬とし

   水木咲き枝先にすぐ夕蛙      森 澄男

「現代歳時記」で水木の花をひくと、
☆日本の山野に咲く水木とは別種の
アメリカハナミズキを揚げている。
いまや、ハナミズキを詠うには、こちらの方が一般的でしょうね。


 


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サルトリイバラのまだ青い実

2008-07-13 05:29:51 | 野の花日記
サルトリイバラ
(ユリ科シオデ属)
サルトリイバラは、見ないわけではない。
春の小さな黄緑色の花も愛らしい。

・・が、
なんと言っても秋に真っ赤な実を球形につける風情がたまらない。
秋に里山に出かけてまづ出会いたいと思うのは、
この真っ赤なサルトリイバラの実だ。

雌雄異株とある。

葉っぱは丸くてちょっと分厚い感じで、
よく見つけるのだが、
実がなっているものはいつもなかなか見つからない。

葉の裏に隠れている事が多いが、
それだって私はさがす。

やっとみつけたサルトリイバラの実。

まだ青いけれど・・
やったね!って言う気分でした。
赤くなるまで、待っててね♪

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チガヤ

2008-07-12 06:24:18 | 野の花日記
チガヤ
(イネ科・チガヤ属)
河原や畑などの日当たりのよい乾いた草地に生える。
晩春、葉にさきだって、花穂をつけるらしい。

私が見るのは、いつも茎が伸びて白い毛を密生した姿だ。
群生して風に揺れる姿は美しい。
若い花穂のことをツバナ(茅花)と呼ぶ。

今は、
だいぶ花穂も乾燥してきて絮が今にも飛んでいきそうだった。

「俳句歳時記」夏
  茅花流し(つばなながし)
茅花の白い絮が、ほぐれている頃。
(「現代歳時記」には、「茅花流し」の季語は見られない)

 茅花流し顔に憂きこと胸に秘め   高田堅舟

 茅花流し妻の眠りは深眠り     小枝秀穂女



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オカトラノオ

2008-07-11 07:29:19 | 野の花日記
オカトラノオ
(サクラソウ科オカトラノオ属)

野や山の日当たりのよい草地に多い・と、図鑑にはあるが、
私が見つける限りでは、
やはり少し湿った木陰に咲いている場合が多い。
里山で、出会いたかった花でした。

花穂が、虎の尾のようだからこの名前がついたそうだ。
白い虎の尾っぽだね。

「俳句歳時記」夏
虎尾草(とらのをそう)
<とらのを・おかとらのお>

  虎尾草や日の通りみち子が通る 磯貝碧蹄館
   
  虎の尾の花や夕闇地より咲く  吉谷実喜夫

  青年の後ろ虎の尾草の朝なり  加藤青女

  


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