れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ムクロジの実

2010-11-20 06:44:03 | 野の花日記
ムクロジ(無患子)の実
<ムクロジ科・ムクロジ属>
山地に生える
(画像は、去年のものだ。)

葉は偶数羽状複葉で、互生する。
6月頃、
枝先に大形の円錐花序をだし、
淡緑色の花を多数咲かせる。

雌雄同株で、
果実は球形で、中に黒い種子が1個ある。
種子は、羽つきの玉になる。



毎年、次郎さんのムクロジの実を楽しみにしているのだが、
今年は
高い所になっていて・
私のカメラでは残念ながら呆けてしまう。

今年は実を拾って写した。
お寺などによく植えてある。




「俳句歳時記」秋
 無患子(むくろじ)
<木患子(むくろじ)無患子の実)

 

 無患子の落ちて音無き菩提寺よ  上野丑之助

 無患子のしぐれし空にみなぎる美 皆吉爽雨

 無患子の空あはあはと雲ゆけり  平山美代子

 無患子の風に寺の子在家の子   佐藤竹二

 無患子や子の路ゆかば母の墓   佐藤明日香

 

 
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ヒマラヤ杉の雄花

2010-11-19 05:23:39 | 野の花日記
ヒマラヤ杉の雄花
<マツ科・ヒマラヤスギ属>

別名ヒマラヤシーダー

常緑高木
原産地では、高さ50メートル、直径3メートルにもなる。
枝が水平に広がるのが特徴で樹冠は円錐形、
樹皮は灰白色で麟片状にはがれる。

葉は針状で多数束生する。

雄花は円錐形で淡緑色から、褐色になる。
球果は卵形で、翌年の秋に成熟すると果鱗が落ち、
果軸だけが残る。




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マユミの実

2010-11-18 06:37:46 | 野の花日記
マユミの実
<ニシキギ科・ニシキギ属>

山野に生える。
樹皮は灰白色で、老木になると縦に少し裂ける。

若枝は緑色で白い筋があるものが多い。
葉は、
楕円形または、倒卵状楕円形で先はとがりふちに細かい鋸歯がある。
裏は淡緑色で、脈がめだつ。

5,6月、前年の枝から8ミリほどの淡緑色の集散花序をまばらに咲かす。

秋に実は、四角形に熟して4つに深く割れて、
赤い種子が現れる。



葉が落ちても、初雪のころまで種子はまだ残っている。
弓をつくるのに(枝がよくしなる)使われたので、
真弓と言う名がついた。



「俳句歳時記」秋
 檀(まゆみ)の実
<真弓の実・山錦木の実>

 日は沼の沖をねむらせ檀の実  佐藤鬼房

 檀の実割れて山脈光り出す   福田甲子雄

 山湖澄む空と檀の実と映り   岡田日郎

 まゆみの実みじかく笑う笑い損 永末恵子
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ナンキンハゼの実

2010-11-15 06:50:15 | 野の花日記
ナンキンハゼ(南京黄櫨)の実
<トウダイグサ科・シラキ属>

公園などによく植えられている。
樹皮は灰褐色。
葉は互生し、菱形状広卵形で先がとがる。

6~7月、
枝先や葉脈に細長い総状花序をだし、
芳香のある黄色い花穂をつける。

果は、
白い蝋質に包まれた種からロウや油がとれる。



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センリョウ

2010-11-14 05:30:35 | 野の花日記
センリョウ
<センリョウ科センリョウ属>

暖地の林内に生える。
高さは50~80センチ位になる。

葉は互生し長楕円形で先はとがり、
ふちに粗い鋸葉がある。
6~7月頃、
茎の先に2,3個の短い穂状花序をだす。

果実は球形で赤く、
お正月用の活け花に使われる。

「俳句歳時記」冬
 千両(せんりやう)
実千両

 名は千両といふ明るくて寂しくて  有働 亮

 山より日ほとぼしりきぬ実千両   永田耕一郎

 千両の一粒づつに弥陀の雨     篠原二歩

 いくたび病みいくたび癒えき実千両 石田波郷

 千両や腫れまぶたなる六地蔵    高井北杜


 


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ネズミモチの実

2010-11-13 06:13:49 | 野の花日記
ネズミモチの実
<モクセイ科・イボタノキ属>

暖地の山地にはえる常緑小低木

葉は対生して、卵型で先がとがり艶がある。

6月頃、本年度の枝先に円錐花序をだし、
白い花を多数つける。

果実は、
楕円形で、黒紫色に熟す。

庭木や公園樹によく植えられている。


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イイギリ

2010-11-12 06:07:22 | 野の花日記
イイギリ(飯桐)
<イイギリ科・イイギリ属>

山地に生える落葉高木。
太い枝を車輪状に広げる。

樹皮は灰褐色。

葉は互生し、卵円形で裏面は白っぽい。

春に薄黄色い円錐花序の花を咲かす。

ナンテンの実に似た赤い球形の実をたくさんつける。

高い枝の上になっていると見逃してしまいそうだが、
真っ赤な実が美しく、遠くからよく目立つ。



公園にて、
見上げたら
木々の間の上の方に見つけた。

赤い実が落ちていなかったら
見逃していたと思う。

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ソヨゴ

2010-11-11 05:50:59 | 野の花日記
ソヨゴ(冬青)
<モチノキ科・モチノキ属>
別名はフrクラシバ

山地に生えるが、
庭木としても人気がある。

花は目立たないが、
果実が愛らしい。

長い柄の先に垂れさがってつき、
球形で赤く熟す。
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合歓(ネム)の木の実

2010-11-10 05:47:08 | 野の花日記
合歓(ネム)の木の実
<マメ科・ネムノキ属>

山地や原野、川岸等に生える落葉高木。

樹皮は灰褐色で褐色の皮目が目立ち滑らか。

葉は互生し二回羽状複葉で、
多数の小葉からなる。

夜間、小葉が閉じて眠るので、
この名がある。

春に枝先に頭状花序を房状につけ、
薄暮前に花開く。

雄蕊の花糸が淡紅色で長く、
美しい。

豆果は、長さ10~13センチの広線形で、
10~15個の種子が入っている。

種子は、楕円形で褐色。




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サザンカ(山茶花)

2010-11-09 03:46:50 | 野の花日記
サザンカ(山茶花)
<ツバキ科・ツバキ属>

暖地の山地に生える常緑小高木。

葉は互生し、楕円形でやや厚みがあり光沢があり
ふちには細い鋸歯がある。

冬、枝先に白い花を咲かせる。
花弁は5個で平らに開く。

園芸種には桃色や鮮赤、八重咲きなどがある。


「俳句歳時記」冬
山茶花(さざんくわ)
(姫椿)

 庫裡(くり)の簷(のき)しぬぐ山茶花しぐれけり  加藤風信子

 山茶花の白より昏るる埴輪群            つじ加代子

 さざんかはくもり日の芯擦過傷            塩野谷仁

 白さざんか微風となっている夫です          尾田明子






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